これまで、当院で経結膜脱脂を受けられた方で、脂肪が数年で出てくるというようなことはありませんでした。
しかし、脂肪を取り残すということはまれにあり得る話です。
ただしこれは、丁寧に手術を行えば、本来は十分防げるはずです。
1度脱脂を受けられた方は、目の下の脂肪(眼窩脂肪)を包んでいる膜が、手術の影響で硬くなるため、その後は脂肪は飛び出しにくくなります。
そのため、2回手術される方はまずいらっしゃいません。
ただし、10年単位で見ると、経結膜脱脂手術により一旦きれいになった後でも、術後、加齢により徐々に脂肪が出てくるということはあり得ます。
その場合、グロースファクターを追加し、修正をすることが可能です。
しかし、10年単位で考えた場合、紫外線や加齢の影響による皮膚のたるみは、起こり得ます。
目の下の脂肪が出てくることよりも、皮膚のシワ・たるみの方が先に気になって来られるかもしれません。
仮に、数十年後に目の下のふくらみが再発し、それが目の下の脂肪の突出による場合は、再度手術を行うことも可能です。
ただし、前述の通り、当院は開院依頼20年近く経っていますが、目の下の脂肪の再発が原因で2回目の脱脂を受けられた方はいらっしゃいません。
したがって、以下の2つを初回治療で行うことが大事だと考えます。
- 1回目の治療で取り残しなく、きれいに脱脂をする
- 皮膚のハリをグロースファクターで出して、将来起こり得る皮膚のたるみに備える
『では、どのようにすれば、取り残しなく、また取りすぎることなく脱脂できるのか?』
そう疑問に思われる方は、以下をご覧下さい。
【目の下の脱脂】取りすぎ・取り残しを防ぐ5つのステップ
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