1. グロースファクターのほうが脂肪注入よりもが優れていると考える理由
・グロースファクターは脂肪吸引のように体の他の部位を傷つける必要がない。
・当院のグロースファクターは治療結果に再現性がある(脂肪注入は、脂肪自体が人によって異なり、定着率にばらつきがあります。)
・グロースファクターは再治療が容易(脂肪注入だと、その都度脂肪吸引が必要です。)
・当院のグロースファクターは、正しい方法で行えば、明らかな塊になったりしないことが経験上分かっている。
・グロースファクターの仕上がりは、触った感じが自然(脂肪注入だと何かが入っているような感触がある場合があります。)
・グロースファクターは笑ったときにシワが寄りにくい。(グロースファクターでは皮膚そのものが改善しますが、脂肪注入では改善しません。)
・グロースファクターは体重の増減の影響を受けない。(脂肪注入は、皮下脂肪なので、太ったときにふくらみが増す可能性があります。)
・グロースファクターは施術直後が腫れがほとんどゼロに近く、その後も内出血さえなければ腫れは目立つことは滅多にない。(脂肪注入は比較的腫れが出やすいですが、グロースファクターは腫れはほとんどありません。)
・グロースファクターはかなり細い針で注射できる。(脂肪注入は固体ですので、太い針になります。注入部位のキズ跡が残ることもあり、痛みや内出血のリスクが比較的高いと言えます。)
・グロースファクターは液体なので、周りとなじみやすく、笑った時も自然。(脂肪注入は固体なので、笑った時に脂肪の輪郭が浮き出ることもあります。)
グロースファクター | 脂肪注入 | |
形状 | 液体 | 固体 |
針の太さ | 極細 | 太め |
痛み・内出血 | わずかな痛みのみ(個人差あり)。内出血が目立つ可能性はゼロではないが、針穴程度の内出血で済むことも多い。 | 針が太い分の痛みはそれ相応にあり、また内出血が目立つこともある。 |
腫れ | 注射による水分と針の刺激によるごくわずかな腫れはあり得るが、目立たないことがほとんど。 | 比較的腫れやすい |
しこり・硬くなるか? | 正しい方法で行えば、当院では経験上しこりにならないと言える | しこりになる可能性がゼロではない |
量の調整 | 容易(1年以上のノウハウ、当院独自の配合・濃度設定による。) | 比較的困難(追加は再度脂肪採取が必要) |
効果の持続性 | 長期的 | 長期的 |
肌質の改善 | あり | なし |
失明・皮膚壊死のリスク | なし | あり |
2.当院のグロースファクターは、結果に再現性がある
当院のグロースファクターは、薬学部でも学んだことのある前院長が開発したものです。
当院独自の配合・濃度設定を行っており、注射方法もオリジナルの方法となっています。
このような治療は、中でも注射手技的な部分が非常に重要で、打ち方によっても仕上がりが左右されると考えます。
他院様では、1回のグロースファクターの効果が予測がつかないことが多く、少ない量で複数回行うところがほとんどだと思います。
1回のグロースファクターの治療結果で予測が付けられるかどうかは、1回で改善させるノウハウがあるかどうかによって違ってきます。
結論としては、薬剤、濃度設定、注射方法の違いが結果の違いになっていると考えます。
当院の脱脂+グロースファクターの症例写真やグロースファクターの施術の症例写真をご覧いただくと、治療直後と最終結果がほぼ同じになっていると思います。
つまり、直後の状態で問題なければ、仕上がりも問題ないことが予測でき、これにより結果に一定の再現性があると言えます。
3.経験上、正しい方法で行えば、グロースファクターは安全に施術できる
前述の通り、これまで当院のグロースファクターを正しい方法で行った場合で明らかな塊になったりしたことは経験上ありません。
当院の前身である玉川田島クリニック開設以来、20年以上のノウハウがあり、最終的な仕上がりをきれいにできる技術の蓄積があります。
一方、脂肪注入は、どれだけ生着するかは、入れてみないと分からないという側面があります。
通常は、入れた分のある程度は吸収され、最終的には、入れた当初よりボリュームダウンします。
そのため、脂肪注入では、吸収をあらかじめ見越して多めに入れることもあります。
しかしそれは裏目に出ることもあります。
つまり、脂肪が意外と多く生着した場合、ふくらみすぎになってしまうケースがあるのです。
その場合、ケナコルト(ステロイドの注射)などでボリュームダウンさせる治療を追加で行う必要があることもあり得ますが、それもどれだけ溶けるか分かりません。
逆に吸収され過ぎた場合は、再注入をするためには、再度太ももから脂肪吸引を行う必要があります。
4.肌質が変わるかどうかが一番の違い
グロースファクターの最大のメリットとして、皮膚そのもののハリが出るといった肌質の改善が可能です。
一方、脂肪注入は、皮下に入れてボリュームを出して膨らませているだけなので、当然薄く伸びた皮膚自体は変化しません。
また、笑った時に注入した脂肪の輪郭が浮き出ることがあります。
その他、脂肪注入は、涙袋の立ち上がりのところには凹凸が透けて出やすいため入れられません。
そのため、特に皮膚の薄い涙袋付近は小ジワが寄りやすく、涙袋の立ち上がりの辺りが多少くぼんだ印象になることがあります。
症例写真:
30代女性 グロースファクターによるクマ治療(他院治療後の修正)
上記の症例写真を見て頂くと、左は笑った時に固くなった脂肪が浮き出たり、右側の皮膚はシワが寄っています。
脂肪注入は、しこりになったり、皮膚そのものは改善していないため、シワが寄りやすかったりします。
そのため、脱脂+脂肪注入の症例写真で、笑った状態の写真は、検索してもあまり出てこないと思います。
これから手術を検討されている方は、症例写真を見られる際には、笑った時の状態もしっかりとチェックした方がよいかもしれません。
脂肪注入は以前は当院でも行っていましたが、これらの理由から、現在は行っていません。
5.グロースファクターは修正治療も容易
当院では他院様で「脱脂+脂肪注入」を受けられた方の修正治療も多く行っています。
ただし、一般的に、修正治療は大変なことが多く、また時間や費用が余計にかかってしまいます。
最初にきちんとした治療を受けられるにこしたことはありません。
そのため、症例写真をよく比較検討されて決められたらよいと思います。
特に笑った状態まで細かくチェックしてみて下さい。
それは、脂肪注入の場合、笑った時にシワが寄りやすかったり、注入した脂肪の輪郭が浮き出ることもあるためです。
グロースファクターでは容易に修正が可能です。
脂肪注入で修正する場合、再度太ももから脂肪吸引をしないといけません。
5.一番の判断基準は症例写真
なお、クリニックによって治療方法は異なることが多いです。
また、他院様でグロースファクターと似たような治療法を行っているところもいくつかあります。
最終的には、症例写真をよく比較検討された後に決断していただくのがよいと思います。
関連するよくあるご質問です。よろしければご覧ください。
手術を受けるクリニックを決めるために症例写真を正確に見る方法はありますか?
脂肪注入vsグロースファクター注入・・・違いは何でしょうか?
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