目の下の皮膚の血流を坐位(座った状態)と仰臥位(仰向けに寝た状態)で測定しました。
赤外線皮膚血流計です。
脂肪の量は中等度の方を測定しました。(脂肪の量について)
目の下には赤みがあり、脂肪により皮膚が圧迫されている状態です。
坐位と仰臥位でそれぞれ目の下の皮膚(内側、中央、外側の3カ所)を3回測定し、その平均値を比較しました。
あくまでも1例のみの結果ですが、仰臥位、つまり上を見た状態で皮膚の血流が改善しています。
したがって、目の下の脂肪の量が多い場合は皮膚の色自体も悪くなっている可能性があると言えます。
この理由に関して、以下のことが考えられます。
上を見た状態では、目の下の脂肪は少し後ろに移動して、突出が軽減されます。
その時、座った状態と比較して皮膚と眼輪筋(皮膚の直下にある筋肉)の圧迫が弱まります。
そのため、うっ血が改善します。
目の下の脂肪を取ると赤み(赤クマ)が改善する例が多く見られます。
赤みがある方は、飛び出している脂肪の量が比較的多めであることが多いです。
その他、皮下の静脈のうっ血も改善される可能性があります。
以下、赤クマがある方で、脱脂+グロースファクターにより赤みが改善した例を示します。
例1.
術前・・・脂肪の量は中等度です。
目の下にはふくらみがあり、赤みを伴っています。(赤クマ)
1週間後・・・腫れも目立たず、順調な経過です。
赤みが改善しています。
例2.
術前・・・目の下にふくらみ(脂肪)とくぼみ(皮膚のたるみが原因)があります。
目の下の皮膚に赤みがあります。
1週間後・・・目の下の赤みは改善しています。
例3.
術前・・・目の下のふくらみ(脂肪)は比較的多めです。
その下のくぼみもくっきりとあります。
1ヵ月後・・・順調な経過です。
赤みは改善しています。
よろしければ診断ツールをご利用ください
質問に答えていくタイプのツールです。
あなたの目の下のたるみ・クマの種類や状態、さらに適切な治療法が分かります。
次をクリックしていただくと、セルフチェックのページに移動します。