①目の下のたるみ・クマ治療(経結膜脱脂+グロースファクター)、
②シミ・くすみ治療(メラフェード)
を受けられたモニターの方です。
遺伝的に目の下のたるみがおありだとおっしゃっていました。
また、出産後に悪化されたとのことでした。
メイクで隠すには、お化粧品に高額な費用がかかってしまうそうです。
以前、他院様でもカウンセリングを受けられた際には、レディエッセやヒアルロン酸治療を勧められたとのことでした。
術前・・・診察上の所見・色で分類したクマの種類としては、以下の通りです。
1.涙袋 は目の下の脂肪(眼窩脂肪)の突出により左右ともにほとんど不明瞭になっています。
2.ふくらみ(目袋)のところには赤み (赤クマ)はほとんど見られません。
3.脂肪の量(進行度) としては中等度です。
4.ふくらみの下にはハの字状にくぼみがあります。(影クマ・黒クマ)
5.脂肪によるふくらみには左右差がごくわずかに見られます。(右<左)
6.くぼみの位置のシミ(茶クマ)がわずかに見られます。
7.一部、わずかに青みがかっているところもあります。(青クマ)
術直後・・・グロースファクターによる注射の跡がポツポツとあります。
術中に一瞬痛みを感じられたことがあったそうですが、麻酔の追加により痛みに関しては特に問題なかったのことでした。
1週間後・・・まだ腫れがわずかに残っています。
周りから気づかれない程度の腫れが出たそうです。
内出血は、最初は赤く出て、途中で黄色に変わったそうです。
1か月後・・・目の下のくぼみがまだ残っています。
グロースファクターの最終結果が出るまで半年程度かかります。
そのため、しばらく様子を見ていただき追加投与を行うか検討していきます。
なお、3か月後の時点で、「目の下のくぼみが気になる」とおっしゃっていましたが、シミ・くすみの影響でそのように見えているようでした。
6か月後・・・この時点で、左目の下のくぼみや右目の下の小ジワがまだ残っています。
それらに対して、グロースファクターの追加投与を両側の目の下にごく少量受けられました。
なお、メラフェードは、1セット全てご使用され、目の下のくすみが目立たなくなったとのことでした。
また、皮膚をこすらないように気を付けられていらっしゃいました。
1年1か月後・・・きれいになっていますね。
目の下の凹凸は解消されています。
皮膚が厚くなることで、青クマも透けて見えづらくなりました。
また、メラフェードによりシミ・くすみが改善することで、目の下の皮膚も明るくなっています。
術前・・・斜めから見た状態の比較です。
1年1か月後・・・目の下の凹凸とシミ・くすみが取れています。
術前・・・反対側です。
1年1か月後・・・自然な仕上がりですね。
術前・・・笑った状態の比較です。
1年1か月後・・・笑っても違和感はありません。
ただし、この時点で、右の目の下にシミ・くすみが見られています。
また、エレベーターの鏡で右頬を見られた時に、ゴルゴ線が気になられたことがあったそうです。
こちらは肝斑が原因と考えます。
いずれも肌をこすらないように注意が必要です。
もしメラフェード使用中に皮膚が黒ずむことがあったとしたら、こすりすぎが原因の可能性があります。
メラフェードは、古い皮膚を外に出して、新しい肌に入れ替える効果があります。
新しい生まれたての肌は、刺激を受けやすいです。
そのため、ちょっとした摩擦が炎症後色素沈着や肝斑が悪化する原因となります。
クレンジングの際の摩擦がシミ・シミを悪化させることがあります。
泡をふわふわにして、指が皮膚に触れないようにするとよいです。
ジェル・シートによるクレンジングは、意外と刺激になります。
なお、治療前の話に戻りますが、今回の方は、お仕事の関係で、内出血や腫れの目立つ期間についてご不安がおありでした。
「何日くらい休めば人前に出ても違和感ないでしょうか?そもそも内出血はどのくらいの割合で起こるのでしょうか?」とご質問をいただきました。
経結膜脱脂の術後に一番問題になるのは、内出血と腫れです。(痛みはほとんどありません)
内出血は最初の24時間で起きやすいです。
そのため、術後24時間、特に最初の12時間はゆっくり過ごされた方がよいです。
術直後は、しっかりと止血していますので、内出血はゼロの状態です。
内出血が起こる確率は、約30%~40%です(目の下の皮膚がうっすらと赤くなる程度)。
内出血が起きてしまった方々は、ご自宅に帰られてから起きています。
これはほとんどが、力を入れてしまったことや、くしゃみ・咳など顔に一瞬血圧が上がることが原因です。
まれに、お子さんの手が当たってしまったことによるものもありました。
いずれにしても、翌日までゆっくり過ごしていただければほとんど問題ありません。
そのため、デスクワークなどは翌日から可能です。
なお、次の日に大したことがなければ、そのあとは、たいしたことなく経過します。
ただし、翌日大丈夫な場合でも、数日後にあまり無理をしすぎると、その後内出血の可能性がゼロではありません。
仮に内出血が出てしまった場合は7~10日ほどで引きます。(多少個人差があります)
内出血が消えるまでの間は、コンシーラーやマスクなどを使用して過ごしていただきます。
腫れは、周りの方はほとんど気づかれないレベルのことが多いです。
腫れの原因は、水分(浸出液)が脂肪の切ったところから漏れ出ることによって起きます。
そのため、元々肌の色が白い方は浸出液の薄黄色が皮膚に透けて見えることがあります。
腫れは1週間~数週間で消えます。
術後数日の時点で、もしご心配な場合は、お写真を送っていただいてご相談いただくことも可能です。
1週間後には特に問題ない状態になっていることが多いです。
ただし、数は少ないですが、中には1週間後でもうっすらと内出血の跡が残っている方もいらっしゃいます。(ただし、メイクで隠せるレベルのことが多いです)
今回のモニターの方は、症例写真をご覧いただき、「1週間後でも腫れがあまり目立たない方が多く、内出血の経過もよく分かり、少し気持ちが楽になりました。」とおっしゃっていました。
その他、メラフェードをご使用中に、お肌が少しピリピリすることがおありだったそうです。
メラフェードの使い始めの最初の1週間で、赤み・乾燥・ヒリヒリ感・かゆみ・皮むけ(皮膚がポロポロ落ちる)・ニキビ悪化といった症状が出ることがあります。
これは、効いているという証拠ですが、辛ければ使用頻度を減らすことで対処可能です。
また、部分的に塗布範囲を避けることで継続するという方法もあります。
これらの症状があっても、辛くなければ、ご使用を継続されても構いません。
通常は1週間くらいでこのような症状は落ち着くことがほとんどで、挫折される方の割合は非常に少ないです。
なお、これらの初期症状が仮になくても、徐々に効いてきますのでご安心下さい。
実際にメラフェードで改善が見られた方の中には、赤み・乾燥などが出ない方も多いです。
メラフェードの副作用について>>
最後に、今回のモニターの方は、当院をご家族の方にご紹介して下さったそうで、大変ありがたく思います。
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