目次
ヒアルロン酸が入っている場合は事前に溶かしていただく
グロースファクターは、ヒアルロン酸がない状態で受けることが望ましい
ヒアルロン酸が残っていると考えられる場合には事前にヒアルロニダーゼ(ヒアルロン酸溶解注射)で溶かしていただく必要があります。
ヒアルロン酸が入っている所は、本来の状態ではないため、どうしてもグロースファクターの注入量が控えめになってしまいます。
残っているヒアルロン酸が後で溶けると、その分くぼみやシワが後で出ることがあるためです。
その他、グロースファクターとヒアルロン酸で思わぬ反応が出ないとも限りません。
溶かしてもらうのは、入れてもらったクリニックが一番よい
溶かす場合は、入れてもらったクリニックが治療部位を把握しているためよいのですが、その他のクリニックでも可能な場合もあります。
なお、当院では溶かす治療はあいにく行っておりません。
溶かしてもらうクリニックが分からない場合は、ご紹介いたします。
ヒアルロン酸溶解後、グロースファクターまでの間隔は1週間以上必要
溶かすのはグロースファクターの施術を受けられる最低1週間前にお願いいたします。
溶解注射による水分が完全に引いてからがグロースファクターを行ったほうがよいためです。
もしヒアルロン酸溶解注射で内出血が出た場合、完全に引いてから治療を受けられたほうがよいです。
こちらに参考記事がありますので、よろしければご覧下さい。
https://www.ft-bc.jp/12068402377-2/
ヒアルロン酸を以前入れたが、元に戻っていると考えられる場合の対処法
残っている可能性があれば、念のため溶かしていただく
すでに完全に吸収されて、元に戻っていると考えられる場合でも、特に光沢が不自然なところや不自然な凹凸が見られる場合、ヒアルロン酸が残っている可能性もあります。
上述の通り、ヒアルロン酸が残っていると考えられる場合には、事前に溶かしていただく必要があります。
残っているか分かりづらい場合であっても、できれば溶かせるだけ溶かして来ていただいた方がよいです。
その場合、入れてもらったクリニックにお願いすると断られることもありますが、「ダメ元でもお願いします」と何とかお願いすれば溶かしてもらえたりします。
ヒアルロン酸は、ダマになって何年も残ることがある
ヒアルロン酸は、何年も残ることもあります。
何年も前に他院でヒアルロン酸を目の下に入れられた方です。
目の下に脂肪によるふくらみがありますが、その下がわずかに青白く見えます。
当院での目の下のクマ治療を希望されたため、溶かして来ていただきました。
ヒアルロン酸溶解注射後・・・ふくらみとくぼみが明瞭になりました。
本来の凹凸です。
これでしっかりとした治療がしやすくなります。
ヒアルロン酸溶解注射(ヒアルロニダーゼ)の危険性・リスク・副作用について
溶かす注射は、ヒアルロニダーゼと呼ばれ、羊由来のものとヒト由来のものがあり、羊由来のものは比較的安価ですが、アレルギーやアナフィラキーショックという副作用が報告されています。
アレルギーの可能性が低いヒト由来の方が安全です。
もし可能ならそちらを希望された方がよいと言えます。
ちなみに、アナフィラキシーショックとは、血圧低下、呼吸困難、意識がなくなるなどの症状があり、場合により呼吸停止・心停止などの重篤な症状も起こり得る危険な症状です。
無理に溶かしてまで当院で治療を受けなくてもよい場合もある
ヒアルロン酸が入っていると、前述のように、目の下が青白く見えることがあります。
ただし、ヒアルロン酸がきれいに入っていれば、青白い色はメイクで隠せるレベルですので、何もしないという選択肢もあります。
症例写真をご覧の上、じっくりと検討していただければ幸いです。
よろしければ診断ツールをご利用ください
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