口元のたるみを筋トレで何とかしたいと思っていますか?
実は、結論から言うと、筋トレで改善をするのはとても大変です。
世の中の多くの方が試行錯誤した結論として、グッズや体操で口元のたるみを何とかするのは、ほぼ不可能といってもよいです。
仮にわずかな効果が得られたとしても、ずっと継続する覚悟がいりますし、間違った方法では悪化してしまいます。
ここでは、以下を検証したいと思います。
- 口周りのたるみに対する筋トレは実際に効果があるのか?
- 口周りのたるみ対策グッズは有効か?
ぜひ参考にしてみて下さい。
目次
口周りのたるみに対する顔の筋トレの原理
口周りには、口輪筋や笑筋、頬骨筋などの多くの筋肉があります。
また、皮膚と筋肉は比較的口周りだと強固にくっついているため、筋肉にほどよい緊張を得ることで、皮膚も引き上がるという原理です。
特に笑った時には、口元の皮膚が上がります。
これを常に実現するというのが顔の筋トレの目的です。
PAOによる口周りのたるみに対する効果の検証
PAOという器具が市販されています。
板状の器具の中心部を口にくわえて、振動させるというものです。
google検索で、[PAO 口周りのたるみ ビフォーアフター]などで検索してみると、実際の画像が出てきます。
PAO公式サイトのビフォーアフターは、口周りのたるみが多少改善されている写真が出てきます。
ただし、たしかに口周りの皮下組織のボリュームは減っているものの、マリオネットラインは変わっていなかったり、一方、同時に目の上のくぼみが悪化していたり、目の下のクマが悪化したり、ただ単に顔の水分量が減っているまたは皮下脂肪が減っているだけでは?と考えられるような結果だったりします。
そういった結果を計測して、統計学的に「効果がある」ということは可能であるかもしれません。
なお、もし効果があるとすれば、PAOにより筋肉を動かすことで、リンパの流れが良くなり、むくみが改善したことが考えられます。
「舌回し」もリンパの流れが良くなっている可能性
舌回しはどうでしょうか?
舌は筋肉の塊です。
動かすことで、やはりリンパの流れが良くなる可能性はあります。
「舌回しのビフォーアフター」を検索してもこれといった結果を示す写真はなかなか出てきませんが、むくみを取るという効果は期待できるかもしれません。
ただし、むくみは一晩寝たら元に戻ります。
例えば、大事な写真を撮る前などに集中的に行うというのはよいかもしれません。
一般の方がPAOを使ってみた結果は?
一方、google検索で、実際のユーザーの方々が投稿したPAOのビフォーアフターの写真はほとんど出てきません。
あったとしても、ビフォーアフターの光の加減が違っていたり、改善したとは認め難いものがほとんどです。
PAOの代わりに割りばしを使った口周りのたるみ改善方法を検索しても同様の結果
PAOの代わりに割りばしを使ったエクササイズでgoogle検索しても、改善したという結果は見つかりません。
PAOですら難しいのに、それよりも負荷の少ない割りばしでは、当然の結果と言えるかもしれません。
エクササイズ・体操による口周りのたるみ改善効果の検証
では、自力でエクササイズや体操をした場合の効果はどうでしょうか?
同じくgoogle検索で [口周りのたるみ エクササイズ ビフォーアフター]、[口周りのたるみ 体操 ビフォーアフター]で検索してみます。
やはり、光りの当たり加減がビフォーアフターで異なるものを除けば、口周りのたるみが再現性をもって改善するといった方法はないようです。
これでは逆効果!口周りの筋トレを行う際の注意点
口周りの筋肉を収縮させる際に、シワができないように注意する必要があります。
シワを作ると、それが深くなってしまう可能性があるためです。
表情筋トレーニングで、顔に思い切り力を入れたりする方法がありますが、強く動かし過ぎるとシワがどんどん深くなるというデメリットがあります。
「表情筋トレーニング」の効果を証明できた医学研究はほとんどない
海外でも表情筋トレーニングはさかんに行われています。
なお、医学論文でもその効果を実証しようとしているものが多くあります。
しかし、きちんとした方法で再現性をもって実証できた例はほとんどないという実情があります。
そのため、ネットで検索しても再現性のある画像が出てこないことが考えられます。
筋トレにより口周りのたるみの改善が難しい理由
そもそも、口周りのたるみには、皮膚のコラーゲンの減少や骨・皮下組織の萎縮など、複雑な要素が絡んでます。(詳細はこちら>>)
また、口周りは、お顔の中でも一番下の方に位置するため、一番重みがかかるところです。
そのため、特に皮下脂肪が多めの方は、改善が難しいと言えます。
筋トレで口周りの改善が難しい5つの理由
結論として、筋トレで口周りの改善が難しい理由は以下の通りです。
- 継続が必要で、やめると元の木阿弥になる
- 皮膚のコラーゲンは表情筋トレーニングで増えることがない
- 口周りは一番重力がかかる場所で、そもそも治りづらい場所
- 表情筋トレーニングではくすみの影響を除去できない(くすみは変わらないので、深く見える原因となり続ける)
- 医学的に可能であるという証明がほとんどない(もちろんネット上でビフォーアフターの写真もほとんど出てこない)
「口周りの筋トレ情報のビフォーアフター写真」を見る時の注意点
ネット検索で「口周りの筋トレ」を調べると、多くの方法が出てきます。
ビフォーアフターを掲載していないものも多いですが、中にはビフォーアフター写真が載っているものもあります。
しかし、それをそのまま鵜呑みにする前に、以下の点を注意して見ることが必要です。
なぜなら、例えば撮影条件が違うと、あたかもよくなったように見せることが可能になります。
ビフォーアフターの光の加減は同じか?
光の当たり加減が違うと、同じタイミングで撮っても、全く異なって見えます。
これはなぜでしょうか?
実は、口周りはくすみがたまりやすいという理由があります。
特にマリオネットラインのところは、色素沈着が起こりやすいです。
これは、口元はよく動く場所であることが考えられます。
その他、唾液の蛋白分解酵素により繰り返しわずかな肌荒れが起こることで、炎症後の色素沈着が起こることが考えられます。
ビフォーアフターで顔の向き・角度は同じか?
口元の筋トレのビフォーアフターの写真において、アフターの画像で顔を下げて撮ると、引きしまって見えたりします。
また、顔の向き・角度が違うと、正確な比較ができません。
同じカメラ・設定で撮られているか?
カメラが異なると、全く違う感じになったりします。
特に、口元の筋トレを長期間行った場合、カメラとその設定方が違うと、正しく比較できないので、注意が必要です。
よろしければ診断ツールをご利用ください
質問に答えていくタイプのツールです。
あなたのお顔のシワ・たるみの種類や状態、さらに適切な治療法が分かります。
次をクリックしていただくと、セルフチェックのページに移動します。
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