手の若返り・老化防止方法を探していらっしゃいますか?
手元は体の中でも最も過酷な環境にあるため、顔以上に老化が出やすい場所です。
ここではきれいな手を取り戻す5つのステップについて解説いたします。
全てを行うのは大変ですが、少しでも行うことで、手の若返り・老化改善の第一歩を踏み出すことができます。
ここでは、次のような方のお悩みを解決します。
ぜひ参考にしてみて下さい。
手の老化の3つの要素
手の老化には3つの要素があります。
手の皮膚の老化
まずは、皮膚の老化があります。
皮膚には、表皮・真皮があります。
手の表皮の老化・・・紫外線や乾燥の影響を受けます。
加齢とともに代謝が落ちるため、表皮は古い角層がたまっていきます。
さらに、表皮にメラニンが増えることで、シミ・くすみによる問題も起きます。
手の真皮の老化・・・紫外線や加齢の影響を受けます。
真皮のコラーゲンが減少することで、薄くなり、血管が浮き出る(ハンドベイン)、動かした時などのシワの原因となります。
手の脂肪組織の減少
皮膚の下には、腱や筋肉があります。
その間には脂肪組織があります。
加齢とともに手の脂肪組織は減っていきます。
手の血管の老化
血管が老化するとはどういうことでしょうか?
血管には複数の層があり、構造を維持する層が形を保っています。
血管はコラーゲンでできていますが、こちらも減ることで、血管が広がり、手の甲の浮き出ることが原因の一つです。
手の若返り・老化改善のポイントは?
前述の手の老化の3要素を改善することで、手の若返り・老化防止を行うことができます。
表皮の改善・保護
乾燥を防ぐ
- 水仕事の際は手袋をする。
- 保湿クリームでまめに保湿する。
シミ・くすみの改善
- トレチノイン・ハイドロキノン軟膏
- レーザー
表皮の代謝改善
ケミカルピーリングの施術またはトレチノインを塗る
真皮の若返り
グロースファクター注入療法で皮膚のコラーゲンを増やす
血管の若返り
血管内レーザーで血管を縮小する
脂肪組織の若返り
脂肪組織を増やすことは、体重を増やす以外には難しいです。
脂肪注入やヒアルロン酸注入という方法がありますが、血管塞栓のリスクがあるため、よほどの場合を除いては、あまりお勧めいたしません。
手の若返り・老化改善の5ステップ
上記の治療法のうち、リスクの少なく、効果が期待できるものを抽出すると、以下のようになります。
ステップ1 手荒れを防ぐ
水仕事の際は手袋をして、表皮が荒れて小ジワができるのを防ぎます。
しかし、肌荒れが起こったとしても、これは老化というよりは、一時的は皮膚表面の状態の悪化と言えます。
ステップ2 保湿
保湿をすることで、小ジワを防ぎます。
こちらも根本的な手の老化防止・若返りというよりは、表面をきれいに保つのが目的です。
市販の保湿クリームでコラーゲンを増やして手の若返り・老化防止効果を得ることは難しいと言えます。
その理由として、規制により皮膚の若返り効果がはっきりと出るものは入れられないためです。
ステップ3 シミ・くすみの改善
境界がはっきりとしたシミであれば、YAGレーザー・ルビーレーザーなどが向いていますが、手の甲はレーザー治療後の色素沈着が起こりやすい場所なので、注意が必要です。
また、ハイドロノン軟膏単独では、手の甲の皮膚は代謝が低いため、シミはなかなか改善しません。
できれば、トレチノイン軟膏も併用した方が、スムーズにシミがきれいになり、さらに小ジワも改善します。
ステップ4 グロースファクターによる真皮の若返り
施術前/9か月後の比較
詳細な経過>>
グロースファクター注入療法は、手の甲の皮膚のコラーゲンを増やすことで、以下の2つの若返り・老化防止効果が期待できます。
- 手の甲のシワの改善
- 手の甲の血管が浮き出るのが目立たなくなる
施術名:グロースファクター注入療法
ステップ5 血管内レーザーで血管を縮小する
血管内レーザーは、手の甲や腕の血管を目立たなくさせる効果があります。
ただし、皮膚の若返り・シワ改善の効果はありません。
手の血管が目立たなくなることで、かなり若返った印象になります。