ヒアルロン酸による壊死の初期症状について解説いたします。
ヒアルロン酸による皮膚壊死は、まれな副作用・リスクですが、一旦起こってしまうと不可逆的なので注意が必要です。
ぜひ参考にして下さい。
ヒアルロン酸が血管内に詰まった時に見られる初期症状は以下の通りです。
ヒアルロン酸による皮膚壊死の初期症状
ヒアルロン酸の皮膚壊死が起こる前兆として、以下のものがあります。
ただし、症状が見られないこともあるので、注意が必要です。
色が白くなる
注入と同時から直後に白色に皮膚の色が変化します。
この変化は、ごくわずかな時間にしか見られません。
注入した部位をしっかりと観察しておくことが重要です。
その後、日を追うごとに、赤⇒紫⇒黒へと色が悪くなってきます。
特に最初の白・赤といった色の変化が「まだら」であることが特徴です。
なお、内出血予防のために、ヒアルロン酸にエピネフリン入りの麻酔を入れている場合は、皮膚変化が分かりづらくなることがあり、皮膚壊死の徴候を見逃すことがあり得るので、注意が必要です。
腫れ
腫れが起こることがあります。
痛み
痛みがあるケースも見られますが、まれに痛みがないこともあります。
痛みは、血管内に注入された場合に特徴的な症状です。
ヒアルロン酸による皮膚壊死の初期症状が見られたら
注射を即時停止の上、マッサージ、温湿布、局所ニトログリセリンペーストおよびヒアルロニダーゼなどによる早期の治療が必要になります。
一刻も早く治療することが大事なので、もし上記のような初期症状が現れたら、皮膚壊死を疑うことが重要です。
失明と並んで、ヒアルロン酸による血管塞栓による副作用として、「失明」があります。
失明と皮膚壊死は同時に起こることがあります。
失明の初期症状については、以下をご覧下さい。
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