顔のたるみが起こる原因を知りたいですか?
顔のたるみは、主に紫外線や加齢による皮膚の主成分であるコラーゲンの減少により起こります。
その他、骨や皮下脂肪の加齢による変化なども影響します。
ここでは、次のようなお悩みにお答えします。
このページの内容
- 顔のたるみの原因は、紫外線や生活習慣(食事・睡眠・運動)などが関わっている。
- 生まれつきたるみが起こりやすい骨格がある。
- 原因に対する治療を行い、生活習慣を正すことで、顔のたるみは改善・維持できる。
顔のたるみの原因
顔のたるみの主な原因は皮膚の主成分であるコラーゲンが減ることにあります。
その証拠に、グロースファクター(コラーゲンを増やす効果がある)による治療を行うと、顔のたるみが改善して、たるみが起こる前の印象に戻ります。(グロースファクター注入療法の詳細>>)
頬のリフトアップ治療の詳細>>
フェイスラインのリフトアップ治療の詳細>>
ほうれい線のリフトアップ治療の詳細>>
マリオネットライン治療の詳細>>
顔の脂肪が減ることによるたるみへの影響は?
年齢とともに顔の脂肪も減ることが多いです。
たしかに脂肪注入やヒアルロン酸注入のような皮膚の下に「詰め物」するような治療を行うと顔のたるみが改善したように見えることもあります。
しかしある程度皮膚の弾力が低下してる場合は、このような詰め物をしてふくらませるような治療では改善が難しいケースも出てきます。
中に詰め物をすると、詰め物自体の重みにより下がることがあります。
それを解消しようとさらに詰め物をすると、顔がパンパンになることがあります。
特に顔の脂肪が多めの方は、たるみを詰め物により改善しようとすると、余計に顔が大きくなってしまいます。
明らかに頬のこけがある場合は脂肪注入やヒアルロン酸注入が有効ですが、そうでなければ皮膚のコラーゲンを増やす治療(グロースファクターやPRPなど)の方が仕上がりが自然です。
つまり、顔のたるみの主な原因は、皮膚のコラーゲン減少にあると考えられます。
「じん帯」が伸びることによる顔のたるみへの影響は?
顔の「じん帯」が伸びることも顔のたるみの原因になると言われています。
顔のじん帯は、脂肪や皮膚を骨につなぎとめ、下に落ちるのを防止する役割があります。
しかし、じん帯は、皮膚に比べてはるかに強固なものです。
加齢とともにそれほど伸びるわけではありません。
例えば、体のじん帯も加齢によりそれほど伸びません。
それは、加齢とともに体が柔らかくならないことから明らかです。
指が反対側に簡単には曲がらないのも、じん帯の支えがあるためです。
加齢による顔のたるみは、どちらかと言うと、皮膚が伸びるのに伴って脂肪も下がっているのがメインであって、じん帯は、その結果、下がろうとする皮膚・脂肪に引っ張られてわずかに伸びている状態だと言えます。
紫外線や加齢による皮膚の変化は?
皮膚がダメージを受けると、皮膚のコラーゲンやエラスチンなどのタンパク質に変化が起こります。
簡単に言うと、皮膚のメインとなる層である真皮が薄くなり、弾力が低下します。(詳細な説明>>)
顔のたるみの原因となる生活習慣
生活習慣により顔のたるみは影響を受けます。
では、どのような生活習慣がたるみの原因となるのでしょうか?
顔のたるみの原因となる要因は、一つではなく、複数が重なっています。
次の項目が多く当てはまる方は、顔のたるみが起こりやすいと考えます。(半分以上当てはまる方は要注意です。)
- 子供のころから含めて、これまで外でスポーツをしていた。(テニス、水泳、ゴルフなど)
- 喫煙歴がある
- 普段日焼け止めを塗らない
- 紫外線の多い地域に住んでいた
- 甘い物が好き
- 日ごろ運動をあまりしない
- 平均睡眠時間が6時間未満
- 昼夜逆転した生活をしている
- 日ごろストレスを感じることが多い
甘い物が顔のたるみの原因となるのはなぜ?
タンパク質に糖が結合する反応を糖化といいます。
最終的には、糖質はAGEs(最終糖化産物)という物質に変化します。
コラーゲンは糖化反応によりAGEsに変化し、コラーゲン線維間で結合することにより弾力が低下し、シワ・たるみの原因となります。
睡眠不足がたるみの原因となるのはなぜ?
睡眠の質が悪いと内因性の老化(小ジワ、シミ、顔のたるみ)の原因となります。
また、肌の修復能力が低下します。
精神的なストレスがたるみの原因となるのはなぜ?
精神的ストレスを感じた時にコルチゾールなどのストレスホルモンが分泌されます。
それによりコラーゲンの減少などを特徴とした皮膚の老化(=シワ・たるみ)が促進されます。
喫煙はどのようにして顔のたるみの原因となり得るのか?
タバコは、特に真皮の弾性線維と呼ばれるバネの役割をするタンパク質に影響が大きいです。
つまり、たるみの原因となります。
さらにMMPs呼ばれるコラーゲンを分解する酵素を活性化します。
喫煙者に特徴的な顔貌は「スモーカーズフェイス」と呼ばれます。
目尻や口周りの深いシワが特徴です。
頬のたるみの原因
頬の皮膚は、紫外線や加齢により主成分であるコラーゲンが減ることで支えが失われ、下に落ちるようになります。
頬の皮膚がたるんで落ちる際に、頬の中央にある“じん帯”でせき止められることでゴルゴ線が生じます。
じん帯の強さは個人差があり、じん帯が強固な方、つまり深部と皮膚が強く結びついている方はゴルゴ線ができやすいです。
フェイスラインのたるみの原因
フェイスラインのたるみの原因は何でしょうか?
主な原因は、やはり」皮膚の老化です。
紫外線や加齢により、皮膚の主成分であるコラーゲンが減ってきます。
コラーゲンが減ると、皮膚は薄くなり、徐々に下に落ちてきます。
逆にコラーゲンを増やすことで、元の状態に回復することが期待できます。
以下の治療を受けられたモニターの方です。
なお、フェイスライン下の方にむくみによる水分がたまることでたるみが起こる場合があります。
そのため、マッサージなどににより水分を移動させることがフェイスラインのリフトアップに有効なこともあります。
口元のたるみの原因
口元のたるみが起こる原因について解説いたします。
口元のたるみには、具体的には、以下の症状があります。
口元のたるみの主な原因は皮膚の老化(コラーゲンの減少)
口元のたるみの主な原因も、小ジワを除いては、皮膚のコラーゲンが減ることで、支えを失ってたるんだ皮膚が落ちてくるということがほとんどです。
つまり、皮膚のコラーゲンが減るというのが、口元のたるみのほとんどの原因です。
その他、じん帯のゆるみ、脂肪組織や骨の萎縮も関与しています。
その他、歯列矯正や抜歯を行うと、骨格が変わり、口元のたるみが悪化することがあります。
その理由としては、上アゴまたは下アゴが小さくなることで、皮膚が余るためです。
しかし、歯列矯正で実際に起こる口元の変化は、ごくわずかです。
その他、以下も口元のたるみの原因となり得ます。
- 体脂肪増加
- 急激なダイエット、脂肪溶解注射、脂肪吸引
たるみやシワが起こりやすい骨格の特徴について
骨格によってはたるみやシワが起こりやすくなる原因となることもあります。
- 頬中央が骨格的に低いと頬のたるみが起こりやすい
- 頬骨の外側が骨格的に高いと頬中央・フェイスラインのたるみが起こりにくい
- アゴの骨がシャープだとアゴのシワができやすい
- エラがシャープだとマリオネットラインができやすい
上記の例として、以下の赤丸で囲った部分が低いと、頬のたるみが起こりやすくなります。
その理由は、頬の皮膚と脂肪が落ちてくることで、ほうれい線部分の皮膚に負荷がかかるからです。
たるみやシワが起こりやすい骨格・起こりにくい骨格の特徴の詳細>>
よろしければ診断ツールをご利用ください
質問に答えていくタイプのツールです。
あなたのお顔のシワ・たるみの種類や状態、さらに適切な治療法が分かります。
次をクリックしていただくと、セルフチェックのページに移動します。
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