二重まぶたの手術をご検討中ですか?
当院では、埋没法は行っておらず、切開法による二重瞼の手術のみを行っています。
その理由は、埋没法は、①糸が外れる可能性があることと、②糸が角膜を傷つける可能性があるからです。
全切開法による二重手術の手順
局所麻酔をまぶたの皮膚に注射後、二重のラインで皮膚を切開します。
内部を糸で固定して表面に糸が出ないように二重の癖を作った後に、表面を糸で縫います。
痛みについて
麻酔は冷やしながら行いますが、多少チクチクする程度です。
手術中は麻酔が効いているので、痛みはありません。手術時間は片側15分~20分程度です。
抜糸について
1週間後から10日後くらいに抜糸に当院へご来院いただきます。
糸は1週間くらいで自然に取れるようにゆるめに縫うので、抜糸の頃には、糸がいくつか取れていることもあります。
抜糸は痛みはなく、すぐに終わります。
起こりうるリスク・危険性・副作用
- 腫れ・・・二重が幅広く見える。傷の周囲の腫れが1週間程度(むくみやすい方は数週間程度わずかなむくみが続くことも)。特に瞼が厚い方は腫れやすい傾向があります。
- 内出血・・・青アザが出る可能性。通常は1週間から10日くらい。(期間には個人差あり)
- 感覚が鈍い・違和感・・・徐々に改善(1~3カ月程度かかることがあります。)
- 軽度の痛み・違和感・かゆみ・・・1週間~数週間くらいある可能性があります。
- 3重瞼になる・・・ごくまれに二重の線の上にもう一本シワが増えることがあり得ます
- 傷が開く・・・こすらないように気を付けていただきます。もし傷が開いた場合、再縫合を行います。
- 感染・・・赤み・痛み・腫れの症状が出ます。その場合、抗生剤の追加が必要になります。
- キズ跡・・・体質により赤みが1週間~数ヶ月残る可能性。微妙な白いキズ跡が気になる可能性。
- 左右差が出る・・・わずかな左右差が生じ得ます(0.5mm以内なら問題ないと考えます)
- 微妙なたるみが残る可能性
過ごし方の注意点
・腫れは個人差がありますが、1週間~数週間で落ち着きます。(元々のむくみやすさによります)
腫れは左右対称ではございませんので、落ち着くまでは1ヶ月は様子を見て下さい。
・手術後の日常生活では、コンタクトレンズのご使用は約7日後(抜糸後)からになります。
・洗顔・シャワーは翌日より可能です。こすらないように気をつけて下さい。
・アイメイクは抜糸後より可能ですが、刺激により傷が開くことがありますので、気をつけて下さい。
・手術後、内出血が出る場合がありますが、1週間~4週間でなくなります。
・飲酒・喫煙・刺激物は腫れ、むくみ、内出血、痛みのある間はお控え下さい(最低1週間)。飲酒と刺激物(特に辛いもの)は傷口からの出血を誘発し、喫煙は血行を悪くする為傷の治りが遅くなります。特に手術前日・直後の飲酒は、出血や腫れの原因になりますのでご注意下さい。
・1週間は力を入れないようにお過ごし下さい。うつむき姿勢も(読書・スマホは可)1週間は極力お控え下さい。
・術後はご自宅で1日保冷材または氷をビニール袋に入れたもので冷やしていただきます⇒腫れが早く引くため
・痛み止めの内服により炎症が軽減しますのできちんと内服して下さい。
・洗顔後に1週間程度塗っていただく軟膏と抗生剤の飲み薬をお出しします。ガーゼは翌朝外していただき、それ以降は洗顔後・入浴後に軟膏を塗るだけになります。
費用
費用についてはこちらをご覧下さい。
当日について
当日は、上まぶたにガーゼを貼った状態で帰っていただきますので、帽子またはサングラスのようなものをご持参していただくことをお勧めいたします。当日の術前術後に食事の制限などはありません。
二重の線について
奥二重の場合は、二重のラインをまつ毛寄り(3㎜程度)にいたします。
通常の二重は5~7㎜程度です。
目の上のたるみがおありの方は、皮膚のたるみを取ることもできます。
たるみを取る幅は、あまりピーンとなり過ぎないように、年齢相応を考えた控えめの仕上がりを目指します。
取り足りない場合に取るのは後でもできますが、取り過ぎた場合に後から足すことはできないというのも理由の一つです。
症例写真
※眼瞼下垂の治療も同時に行っています。
※眼瞼下垂の治療も同時に行っています。
治療法の選択について
以下、上まぶたの各種治療の選び方になります。
・目の上のくぼみのみを治療⇒目の上のグロースファクター
・目の上の皮膚のたるみのみを治療⇒上まぶたのたるみ取り手術または眉下切開
・眼瞼下垂手術は上まぶたのたるみ取り手術も同時に行えます。(上まぶたのたるみ取り手術も込みの料金となります)
・二重の線を作る⇒二重手術、上まぶたのたるみ取り手術、眼瞼下垂手術