ここでは、QスイッチYAGレーザーについて解説いたします。
QスイッチYAGレーザーの効果
老人性色素斑(いわゆる日光によるシミ)に効果が期待できます。
老人性色素斑の治療経過
QスイッチYAGレーザーの場合、照射後は軟膏を塗ってから絆創膏で覆い、約7~10日後に絆創膏を取ります。
【頬】しみ取りレーザー照射前、以下は経過の写真です。
照射 直後 (本来テープ固定) |
照射 6時間後 (本来テープ固定) |
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照射 7日後 (本来テープ固定) |
照射 1ヵ月後 | ||
照射 3ヵ月後 | 照射 6ヵ月後 |
症例写真
10日間のテープ固定を続けると照射後の色素沈着は少なくて済むことが多いようです。
大きさによって回数が必要な場合などがあります。
QスイッチYAGレーザーの効果が期待できない種類のシミ
肝斑・・・効果がなく、場合によっては悪化します。
もし治療するとしたら、弱めのレーザートーニングで治療します。
炎症後色素沈着・・・かえって悪化してシミが濃くなる原因となります。
もし治療するとしたら、弱めのレーザートーニングで治療します。
ADM・・・根の深いところまでメラニンがあるため、波長を長めにしないと効果が期待できません。
副作用
赤み
比較的短期間で治まることが多いです。
炎症後色素沈着
数か月単位で続くこともあります。
肝斑の悪化
事前の診断が必要です。
肝斑がある場合は、メラフェードなどの肝斑も同時に効果がある治療をお勧めいたします。
痛みについて
レーザーを照射する時に、輪ゴムではじかれるような痛みがありますが、氷で冷やしたり、麻酔クリームを併用することで痛みは減ります。
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