0120-735-538
03-5491-5588

電話受付: 休止中(メールのみ)

診療時間:10〜19時(完全予約制)

  • 顔のシワ・たるみ

目尻のシワ|原因・治療法・自宅ケア【形成外科専門医解説】

 執筆者: 加治佐 卓也
医学博士・形成外科専門医

目尻のシワに悩んでいますか?

目尻のシワは年齢を感じさせますよね。

目尻のシワは、最初は乾燥や肌荒れによる小ジワから始まります。

繰り返し動く場所なので、だんだん深くなると、真皮レベルの深いシワが固定されます。

また、この場所は目の上のたるみも関与しています。

これらを見極めて治療することで、きれいな目元を手に入れることができます。

目尻のシワの3つの原因

目の周りには眼輪筋という目を閉じる時にはたらく筋肉があります。
この筋肉が動くときに目の周りが収縮します。
紫外線などの影響で皮膚が薄くなり、小ジワから始まり、やがて目尻にシワが完成してしまいます。
その他、上まぶたがたるむにつれて、重力の影響で目尻にかぶさってくることで目尻にシワが発生することもあります。

乾燥・肌荒れ

こちらはまず浅い表皮に小ジワ・ちりめんジワと呼ばれるシワができます。
ごく浅いものなので、表皮に働きかける治療で十分対応できます。

また、保湿も有効です。

その他、洗いすぎ、こすり過ぎによる肌荒れ(表皮が傷つく)を避けるようにしましょう。

表情ジワ(真皮レベルのダメージ)

真皮とは、皮膚のコラーゲン層のことです。

こちらは、繰り返し動かすことで、折り目が付いたり、紫外線や加齢によりコラーゲンが減ることで、シワが寄りやすくなります。

目尻は眼輪筋という筋肉により常に動きがある場所なので、こちらのシワは表情ジワに分類されます。

目の上のたるみ・上まぶたのたるみ

目の上の皮膚が伸びて下に落ちてくると、目尻に負担がかかり、折り目が付きます。

こちらは、真皮レベルのシワになります。

上まぶたのたるみジワが目尻に乗ることで、垂れ目に見えることもあります。

目尻のシワに効く方法・効かない治療法・自宅ケア

ネットで「目尻のシワ」を検索すると様々な治療法やセルフケア方法が出てきます。

しかし、その効果の真偽はなかなか見分けがつきにくいことと思います。

そこで、ネット検索上でも比較的頻繁に見られる方法とその効果についてまとめました。

目尻のシワ効く方法とは

以下の方法は、目尻のはっきりとしたシワに比較的効果的な方法です。
ただし、それぞれメリット・デメリットがあります。

なお、シワが伸びることで、小ジワも改善することがありますが、基本的にはこれらは深いところ(真皮)に作用するので、小ジワは後述の方法が良いと考えます。

◎ボトックス注入

こちらは、筋肉をブロックする注射を打つ方法です。
効果は4~6か月程度で切れます。
しかし、最も効果的に目尻のシワを改善します。

多少表情が作りにくくなるというデメリットがあります。

ボトックスの詳細はこちらをご覧下さい≫

〇ヒアルロン酸注入

ジェル状の物質を注入して、シワを持ち上げる方法です。

効果は半年~数年くらいです。

ヒアルロン酸注入の詳細はこちらをご覧下さい≫

〇コラーゲン注入

ベビーコラーゲンなどの方法があります。

コラーゲンはアレルギーのリスクがあります。

一般的な相場は5万円~15万円くらいです。

〇グロースファクター注入

グロースファクターは、注入することで、皮膚のハリを出します。

筋肉の動きは妨げることはないので、動かした時には多少シワが残ります。

目尻のグロースファクターの詳細はこちらをご覧下さい≫

△サーマクール

サーマクールは高周波による治療法です。

数か月は腫れにより改善したような印象が続きますが、熱による一時的な効果です。

コラーゲンは熱の刺激により多少は増えますが、わずかです。

料金の相場は、1回5万~20万円くらいです。

△マドンナアイリフト(フラクショナルレーザー)

こちらは、レーザーで細かい無数の穴を空けて、それが再生する際にコラーゲンが増えるというものです。

ただし、それほどコラーゲンが増えるというわけではありません。

目尻の「小ジワ」に効く方法とは

ここでは、小ジワに対する治療法についてのまとめです。

〇トレチノイン

古い表皮を外に出して、新しい表皮に入れ替えます。
それにともない、浅いところのコラーゲンが増えて、小ジワが改善します。

なお、トレチノインは赤み・乾燥などの副作用がありますが、当院のメラフェードは、副作用が最小限ですみます。

効果が高い分、医薬品の扱いとなっています。

レチノール美容液

こちらは、トレチノインの100分の1の効果しかありませんが、市販品でも取り扱いがあります。

×~△目元専用クリーム

有効成分にそれほど皮膚表面のコラーゲンを増やす効果はありません。

保湿がメインだとお考え下さい。

×~△ニベア

こちらも保湿がメインですが、保湿のみで十分と考えるのであれば、コスパは十分です。

×~△

医薬部外

色々な「小ジワに効く」とされる成分、「認められた」成分を含む商品が出ていますが、かなり小ジワを拡大して評価した結果であることがほとんどです。

実際に、その元となった文献を調べてみたりすると、肉眼レベルではほとんど分からないような改善だったりします。

そもそもが、それほど強い成分は規制により販売できないので、こちらも保湿がメインであるとお考え下さい。

×~△保湿オイル

こちらも、その名の通り、保湿を目的としています。

ただし、保湿のし過ぎは、皮膚の代謝を落としたり、インナードライと言って、細胞内の保湿力を落とすことになりますので、最小限の乾かない量のみを付けるとよいです。

ピーリング

こちらは、皮膚を薬品で溶かして、それにともなう表皮の再生により小ジワを改善するというものです。

ただし、諸刃の剣で、やり過ぎはかえって乾燥や小ジワを悪化させます。

こちらよりは、表皮のターンオーバーにダイレクトに作用するトレチノインの方が自宅でも容易にできるため優れているため、お勧めです。

目尻のシワ・小ジワに効かない方法は

×ツボ押し

根本的に改善する効果は期待できません。

×マッサージ

マッサージは、皮下の水分を移動する程度で、顔の引き締めには効果はあっても、目尻には効果的とは言えません。

また、皮膚の摩擦により表皮が傷んで、小ジワが増えるリスクすらあります。

そのた、擦る刺激により色素沈着(目の周りが黒ずんでくる)が起こるので注意が必要です。

×眼輪筋トレーニング

目尻のシワは、眼輪筋という目の周りの筋肉の収縮によるものです。

したがいまして、目の周りに関しては、筋肉を鍛えると、かえってシワが増えます。

表情筋トレーニングで有効な場所は、頬やアゴ下などのリフトアップや引き締めを行う部位になります。

×EMS美顔器

こちらも表情筋トレーニングと同じ理由で、目尻の下にある眼輪筋を刺激すると、シワが増えてしまうリスクがあります。

×スクラブ料

こちらは、角質を痛めることで、乾燥・小ジワが増えるリスクとなりますので、お勧めいたしません。

×蒸気のアイマスク

こちらは、一時的には表皮の水分量が増えますが、水は蒸気を当てるだけでは細胞内に入っていかないので、蒸発した時に逆に乾燥を引き起こしてしまいます。

ちょうど、新聞紙を濡らした後に乾かすと、かえってひからびるのと同じような状態です。

目尻のシワを本当になくすには?【美容整形的な方法】

前述をまとめると、本当になくしたい方は、ボトックスが有効です。

しかし、定期的に打つ必要があります。

長期維持するためには、グロースファクターが有効ですが、効果としては、ボトックスよりは劣ります。

その他、目尻の小ジワ治療には、メラフェードはダイレクトに効きます。

また、上まぶたのたるみがある方は、そちらを治療するのが効果的です。

治療の順番について

基本的には浅い層から治療するのがお勧め

目尻の小ジワの場合は、皮膚表面の問題なので、通常はメラフェードで表面から仕上げていかれることをお勧めしています。
目尻に関しては、皮膚が薄いので、メラフェードが効きやすい印象です。

また、目尻は動きが多いため、グロースファクターは多少効きづらい印象があります。
当院では、最初からグロースファクターをされる方は比較的まれです。

それぞれ以下の層に作用します。

メラフェード⇒表皮(最も浅い)
グロースファクター⇒真皮(中間)
ボトックス⇒筋肉(最も深い)

ボトックスを打った状態でグロースファクターの施術は控えるべきか?

特にボトックスを打った状態でグロースファクターを打てないということはありません。

通常はボトックスが効いていても、シワの場所が分からなくなるということはないので、問題ありません。

むしろ目尻は動きが多い場所なので、ボトックスで一度「アイロンがけ」をした状態でグロースファクターを効かせた方が好都合です。

なぜなら、目元は動きによりグロースファクターを打った後に多少分散する傾向があるためです。

これは、目の上のグロースファクターと同様ですが、目の上の動きは止められないため、目の上は追加投与が必要な旨も施術説明のページに記載してあります。

目の上のたるみがある場合

強く笑うと、目の上の皮膚が目尻にかぶさってきます。
目の上の皮膚のたるみが多ければ多いほど、笑った時に目尻のシワの部分に重みがかかります。

目の上の皮膚が伸びた状態は、グロースファクターでは改善できません。余っている皮膚を切って縫う治療(目の上のたるみ取り手術または眉毛下切開)により改善します。

目尻のシワ・目尻の小ジワを予防するためのケア

保湿

こちらは、小ジワの原因となる乾燥予防に効果的です。

ただし前述の通り、保湿のしすぎにもデメリットがあります。

紫外線予防

こちらが一番重要です。

外出しない時でもSPF15~30くらいの日焼け止めを塗る習慣を付けると、長期的に違いが出ます。

また、特に夏場などは、サングラスが有効です。

男性の方向けの目尻のシワのケアと治療法

男性の方は、まずは「日焼け止」めによる予防習慣から始めることをお勧めします。
面倒かもしれませんが、長期的には目尻のシワ以外にほうれい線などもケアできます。

どうしても1回だけの治療で済ませたいのであれば、グロースファクター注入療法がお勧めです。

目尻の小ジワ治療の経過

メラフェードによる治療例1

目尻のシワ治療 メラフェード
治療前/治療後1か月

メラフェードによる治療例2


治療前/治療後4か月

関連するよくあるご質問

目尻のボトックスをした後に経結膜脱脂は受けられますか?

 

よろしければ診断ツールをご利用ください

質問に答えていくタイプのツールです。
あなたの目の下のたるみ・クマやお顔のシワ・たるみの種類や状態、さらに適切な治療法が分かります。
次をクリックしていただくと、セルフチェックのページに移動します。

目の下のたるみクマ自動診断

顔のシワたるみ自動診断

関連記事

目尻のグロースファクター【ボトックスとは違う、長持ちする治療法】

小ジワ【原因とセルフケア、治療法の全て】

水光注射

「メラフェード」・・・通院せずに気軽に自宅でシミ・くすみ・小ジワ治療

ボトックス

 

【直筆】当院に寄せられた真実の物語

「このクリニックに興味があるけど、実際はどうなんだろう?」

色々ご不安な方も多いと思います。

そこで、実際に治療を受けられた方々による直筆の資料(症例写真付き)をご覧になりませんか?

主な内容:
・痛み・内出血・腫れ
・お休みを取った期間
・結果の満足度 など


ぜひ以下をクリックしてご覧下さい!


資料を読む>>