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  • 顔のシワ・たるみ

マリオネットラインの原因|手軽に治す3つの方法【専門医解説】

 執筆者: 加治佐 卓也
医学博士・形成外科専門医

今、あなたは、マリオネットラインが気になっていますか?

マリオネットラインは、口角から下に伸びるアゴの近くのシワのことを言います。

あご・口周辺にシワ・たるみがあると、どのようなイメージをご自身に抱かれますか?
何となく、年齢を感じて憂鬱になりますよね。
メイクでも隠せないことがほとんどだと思います。

マリオネットラインができる理由は、一体何でしょうか?

一番は皮膚の老化によるたるみが原因です。

マリオネットラインの治療法は、色々ありますよね。
糸によるリフト治療やレーザーなどの照射治療などがあります。
これらで皮膚の若返りが起こってほしいですよね?
ですが、いずれの治療でも皮膚そのものを若返らせるには不十分と言えます。

また、ヒアルロン酸によるマリオネットライン治療は、繰り返しが必要です。
しかも、確率的には非常にまれですが、後で述べるような重大なリスクもあります。
何だと思いますか?

さらに、マリオネットラインは、実は〇〇をやると悪化してしまいます。
こちらについても後ほど解説いたします。

意外と知られていませんが、マリオネットラインは、お顔の一番下に位置するので、比較的治りづらい場所になります。
しかし、適切な治療を行えば、最小限の手間と費用で意外ときれいに治ることも多いです。
一旦治った後は、簡単な保湿くらいでも十分で、ご自宅のケアにはそれほど労力はかかりません。

ここでは、マリオネットラインの原因と特徴、お勧めの治療法、ご自身でできるケア方法を整理したいと思います。
セルフケアには意外と簡単なものもあるので、ぜひ試してみて下さい。

さらに、ここでは、次のようなマリオネットラインのお悩みにお答えします。

『ダイエットをして3kgやせたら、マリオネットラインが目立つようになりました。表情筋を鍛えるグッズをを試してみたものの、効果がありません。マリオネットラインを消す方法は何がよいですか?』

『ヒアルロン酸注入でマリオネットラインを治療しても流れて型崩れするので、他にどんな方法があるか知りたいです。』

『歯列矯正後にマリオネットライン(?)ができました。てゆうか、これはマリオネットラインですか?』

このページの内容

  • マリオネットラインは、グロースファクターでシワ・たるみの程度に応じて皮膚のコラーゲンを増やすと、自然な感じに改善できる。
  • 口元はくすみが溜まりやすい場所なので、シミ・くすみ治療も併用した方がきれいに仕上がる。
  • どうしても伸びた皮膚が原因でマリオネットラインが残る場合は、糸リフトよりもたるみ取り手術が最も確実。
  • 自宅でできるケアは、紫外線予防や生活習慣の改善がオススメ。
  • 皮下脂肪は、フェイスラインのたるみ・マリオネットラインが悪化するため、人為的に減らない方がよい。(ただし、逆に、皮下脂肪が増えるとマリオネットラインは深くなる傾向がある。)

目次

マリオネットラインとは?

口角からアゴに伸びるアゴ外側のシワです。

ちなみに、マリオネットとは、人形劇でよく使われる操り人形の一つです。

 

マリオネットラインの原因は?

主に以下の2つがあります。

  • 頬外側の皮膚のたるみ
  • 額・こめかみの皮膚のたるみ

皮膚の弾力の低下により支えを失った皮膚は、下の図の矢印のように流れていきます。
その影響で、口角のじん帯のところでシワが形成されます。

特に頬の皮下脂肪やむくみが多い方は、重みにより口元に負荷がかかり、マリオネットラインができやすくなります。

 

筋肉の衰えはマリオネットラインの原因?

表情筋の長さ、厚さ、体積は、若年者と高齢者で変化はないことがわかっています。

また、よく口を動かしている高齢の方でも、マリオネットラインはできているように、筋肉の衰えはほとんど関係ありません。

 

また、以下の2つにの場合でマリオネットラインが悪化することもあります。

①急に皮下脂肪が減った場合・・・極端なダイエット・激やせした場合や脂肪吸引・脂肪溶解注射・エラのボトックスで皮膚が余った場合にシワが増えます。

②皮下脂肪が増えた場合・・・体重が増えると、お顔の皮下脂肪が増えます。それにより口元の影が増えます。

マリオネットラインが実際よりも深く見えてしまう場合とは?

口元にシミ・くすみがある場合です。

次の方は、マリオネットラインは、実際はほとんどありませんが、口元にくすみがあるため、画像を暗くすると、口元のシワが深く見えます。

暗い場所では口元のマリオネットラインが深く見える

対策としては、シミ・くすみ治療以外に、特に飲食の後に唾液(炎症によるシミ・くすみの原因)を拭き取ることをお勧めいたします。

シミとシワの関係【暗い場所でのシミ・くすみの注意点】

 

皮下脂肪の下垂はマリオネットラインの原因?

顔面の皮下脂肪の構成

たしかに、皮下脂肪やバッカルファットという深部の頬の脂肪を支える組織は、年齢とともに弱くなっていきます。

しかし、そのような方でも、後述の通り、皮膚のハリを出すことで、ある程度はマリオネットラインが改善します。

つまり、皮膚の下垂に比べると、深部の脂肪のずれはそれほどでもないということです。

また、年齢とともに皮下脂肪は増えることもあれば、減ることもあります。(顔の脂肪の年齢による変化の詳細≫

ダイエットや急激な体重増加でマリオネットラインは悪化するか?

どちらでもほうれい線悪化の原因となり得ます。

詳細は以下をご覧下さい。
体重の変化が顔に及ぼす影響について【増減でシワは増える?】≫

 

マリオネットラインの左右差の原因は?

「左と右のマリオネットラインの深さが違う」という方も実は珍しくありません。

この原因として考えられるのは、皮下脂肪や筋肉の強さの左右差があげられます。

その他、「いつも車(光の浴び方が不均等)に乗ることが多い」「会社の席が長年固定で、片側に窓がある」といった紫外線の不均等な浴び方の影響で左右差が出ることもあり得ます。

 

マスクはシワ悪化の原因になる?

例えば、医療従事者は元々マスクを付けることが多い職業ですが、そういった職業の人にシワが特に多くみられるということはないと考えます。

 

マリオネットラインの改善に必要なもの・・・それは、『肌のハリ』

自力で「マリオネットラインを改善させたい・・・」

ネットを見たら、「表情筋で筋肉を鍛えたらよい」「頬杖がよくない」「マッサージにより水分・老廃物をリンパ管を通して移動させて・・・」と色々なことが書いていますよね?

何が一体原因なのでしょうか?

ここでは、皮膚のハリの程度別のマリオネットラインの症状をご紹介いたします。

年齢ごとに口角の皮膚が衰える

マリオネットラインは、シワの深さにより、以下のように進行していきます。
そのためシワの深さに応じた治療法を考える必要があります。


 

軽度:

全体的な浅いシワ・影が見られる状態。
口元のもたつきが見られる。
軽度の例:例1 例2 例3


中等度:

明瞭なシワが特徴です。
シワはあるがまだ折れ癖にはなっていない状態です。
ほうれい線が見られることも多いです。
中等度のマリオネットラインの例:例1 例2 例3

軽度+中等度のマリオネットライン
右側(向かって左)は軽度、左側は中等度

軽度+中等度のマリオネットライン
右側(向かって左)は軽度、左側は中等度


重度:

口周りに脂肪が多くたまっている状態。
シワの上に厚みがあり、皮膚がかぶさっている。
折れ癖周りの小ジワを伴うこともある。
重度のマリオネットラインの例:例1 例2 例3

重度のマリオネットライン
脂肪の厚み+小ジワがある重度のマリオネットラインの方の例

重度のマリオネットライン
脂肪の厚みがある重度のマリオネットラインの方の例

重度のマリオネットライン
脂肪の厚みがある重度のマリオネットラインがある方の例(皮下脂肪が多いと、脂肪の重みや厚みによりマリオネットラインは深くなります)

マリオネットライン、小ジワあり
小ジワがある重度のマリオネットラインがある方の例
このような方は、皮膚の弾力が低下していることが多いです。

また、重度の方の場合、ほうれい線とつながることもあります。
詳細は以下をご覧下さい。

ほうれい線・マリオネットライン撃退マニュアル【専門医が解説】

 

「今すぐ解消したい!」有効な治療法は?

では、マリオネットラインの改善方法は何がよいのでしょうか?

それは、肌のハリを出すことです。

では、どのような治療で肌のハリを出せるのでしょうか?

それは、「グロースファクター」がおすすめです。

この治療は、注射により皮膚のコラーゲンを増やし、肌のハリが改善します。
早めに治療されると、今後の老化進行を予防できます。

また、ヒアルロン酸注入などの一過性の治療法よりも長持ちします。
例えば、ハイフなどの照射治療は、繰り返しが必要ですが、グロースファクターは1回の治療で何年も維持されます。

口角のシワが改善しています。
口元を動かした時の状態も自然です。
詳細な経過>>

施術名:グロースファクター注入療法


 

①グロースファクター注入療法(額・コメカミ・口角・ほうれい線
②結膜脱脂+グロースファクター(ハムラ法の他院修正)
を受けられたモニターの方です。

1  
術前


2
6か月後・・・全体的に若返った印象です。
詳細な経過>>

グロースファクターでリフトアップする原理

口角の部位のグロースファクターは、頬の外側を広く注射します。(注射部位の説明>>
さらに、マリオネットラインがある方は、シワの部分を強化し、上からの重みを支えられるようにします。

紫外線や加齢などの影響により、皮膚の主成分であるコラーゲンが徐々に減っていきます。
頬の外側の皮膚は、支えを失って脂肪とともに外側に落ちていきます。
落ちた皮膚が元の位置に戻ることでたるみやシワが改善します。

口角のグロースファクターの原理の解説


ご自分の復元力で戻るので、糸で持ち上げるよりも仕上がりが自然です。
また、頬外側の皮膚にハリが出ることで、口横の縦ジワも改善します

 

他の注入治療との比較は?

法令線の治療法

美容整形によるほうれい線の改善方法には様々な方法があるので、迷いますよね?

簡単に分けると、一過性の治療と長持ちする治療があります。

長期的なコストで選んだ時のお勧めは?

当院のグロースファクターは、だいたい1回の治療で長期効果を得ることができます。

長い目で考えると、繰り返しが不要なグロースファクターがお勧めです。
10年間の費用の目安を比較すると、こんなにも違いが出ます。

 

マリオネットライン治療の比較

マリオネットラインの治療法には以下があります。

  • ヒアルロン酸注入
  • 糸リフト(スレッドリフト)
  • レーザーなどの照射治療
  • グロースファクター注入
  • フェイスリフト(手術)

いずれも一長一短で、それぞれ治療の限界やリスクがありますので、じっくりと検討されることをお勧めいたします。

マリオネットラインの治療法のメリット・デメリット・腫れ具合で比較した時の全体像は、以下の通りです。

マリオネットラインの治療法、たるみ治療の全体像

当院では、上記の治療法がメニューにありますが、グロースファクターを受けられる方が最も多いです。
その理由としては、効果が維持される・仕上がりが自然・腫れにくいなどのメリットが多く、ネックになるような大きなデメリットが少ないからです。

それでは、次に、それぞれのメリットおよびデメリットの詳細について解説いたします。

ヒアルロン酸注入

ヒアルロン酸注入は、ジェル状の注入物によりシワを持ち上げる治療法です。

マリオネットラインそのものに入れたり、コメカミや頬骨外側付近に入れて、たるみを改善することにより、間接的にマリオネットラインに働きかける方法があります。

■メリット

  • 即効性がある・・・直後に結果が出ます。
  • 腫れがほとんどない。

■デメリット

  • 繰り返しが必要・・・半年~2年くらいで、吸収されてなくなってしまいます。
  • 失明のリスク・・・確率的には低いですが、注意すべきリスクです。
  • 内出血のリスクがある。

ヒアルロン酸のリスクの詳細>>

 

ヒアルロン酸の最大のリスクとは?

ヒアルロン酸による治療は、繰り返しが必要なこと以外に重大なデメリット・リスクがあります。
最悪な場合、皮膚壊死や失明などのリスク・副作用もまれにあるので、注意が必要です。

グロースファクターとヒアルロン酸との違いについて>>

 

糸リフト・スレッドリフト

こちらは、糸により皮膚および皮下組織を持ち上げる治療法です。
皮膚自体の質は変化しません。

■メリット

  • 即効性がある・・・直後に結果が出ます。
  • 比較的目に見える効果が出やすい。

■デメリット

  • 後戻りがあるため、繰り返しが必要・・・数か月~数年くらいで効果がなくなってしまいます。
  • 内出血や引きつれ(違和感)などのリスク
  • 皮膚そのものの質は変化しないため、笑った時のシワは残る傾向にある。
  • 糸は異物であるため、感染が起こった場合、摘出手術が必要となる。

糸リフト・スレッドリフトの詳細>>

 

レーザー・照射治療

レーザー・高周波などの照射治療は、おもに熱によりコラーゲンを生成する効果が期待されますが、実際は後述のグロースファクターに比べると、それほどコラーゲンが増えるわけではなく、それほど効果はありません。

また、ハイフ(HIFU)のように筋膜などの深いところに作用する器械もありますが、皮膚の要因を改善しないと、マリオネットラインが残ったりします。

強すぎる照射治療は、以下のようなデメリットもあることから、STリファームのようなマイルドな治療がお勧めです。

■メリット

  • 腫れや内出血のリスクが少ない。
  • 熱による即時的効果がある。(ただし、熱は数週間~数か月で冷めるので、この効果は一時的なものです)

■デメリット

  • 実質的な効果がそれほどない。(変化に乏しい可能性)
  • 強すぎる照射治療は神経麻痺(しびれ)が起こる可能性がある。
  • 強すぎる照射治療は、脂肪組織を破壊してしまい、かえってたるみが悪化するリスクがある。

グロースファクター注入

グロースファクターは、皮膚のコラーゲンを増やし、肌のハリを出します。

頬外側に下がった皮膚は、元の位置に戻り、マリオネットラインは、上からの重みを押し返すことができるようになります。

■メリット

  • 効果が何年も持続・・・一度よくなった後は、繰り返しは基本的に不要です。
    その理由は、ご自身の皮膚で作られたコラーゲンは吸収されないからです。
  • 自然な仕上がり・・・笑ったりしても違和感はありません
  • 腫れがほとんどない。
  • 肌質が改善するため、笑った時もシワが出にくくなる。

■デメリット

  • 内出血のリスクがある。
  • 皮膚の弾力が低下している場合、変化に乏しいことがある。

口角の部位のグロースファクターの詳細>>

グロースファクターの施術の詳細>>

グロースファクターのリスクの詳細>>

症例写真 | 口角のグロースファクター【口元のたるみ・輪郭改善】

 

フェイスリフト(手術)

フェイスリフトの切開線

こちらは、皮膚を切って縫う手術による治療法です。

しっかりとした効果を出すためには、耳の前を切り、皮膚をはがして、縫い寄せます。
また、筋膜と呼ばれる、皮膚の下にあるしっかりした膜も寄せることがあります。

しかし、そのような方法では、腫れや内出血のリスクが高くなります。
そこで、当院では、グロースファクターによる治療後、皮膚のハリを出した状態で、最小限のフェイスリフト」を行うという方法を採っています。

ただし、こちらは最終手段であり、通常は口角のグロースファクターのみでマリオネットラインを対処可能なことが大半です。

■フェイスリフトによるマリオネットライン治療のメリット

  • 効果が長期持続する。
  • 効果がはっきりと出る。

■フェイスリフトによるマリオネットライン治療のデメリット

  • 腫れ・内出血のリスクがある。(上記の中で最もダウンタイムが長いです)
  • キズ跡が目立つリスク。(抜糸後しばらくは特に目立つ可能性が高いです)
  • 皮膚そのものの質は変化しないため、笑った時のシワは残る傾向にある。

口角のたるみ取り手術(ミニフェイスリフト)【口元のたるみ取り】

 

脂肪注入

そもそも、年齢とともに皮下脂肪が減っているとは限らないという事実を踏まえて置く必要があります。(顔の脂肪の変化の詳細≫

それと、マリオネットラインの原因は、脂肪の減少というよりは、皮膚の衰え(コラーゲンの減少)です。

脂肪注入によるマリオネットライン治療のデメリットとして、まず、皮膚の下に注入して持ち上がる治療であるため、動かした時のシワが出てしまう点があります。
また、笑った時に凹凸が見えてしまう可能性もあります。

脂肪注入の特性として、動きがある部位には定着しづらいということも気を付ける必要があります。

その他、脂肪は固体なので、ヒアルロン酸と同様に、ごくまれですが、失明や皮膚壊死のリスクがあります。

グロースファクターと脂肪注入との違いについて≫

 

マリオネットラインでお勧めしない治療法:脂肪溶解注射・脂肪吸引

脂肪溶解注射などで皮下脂肪を取ってしまうと余計に皮膚のたるみが起こることがあります。
将来は必ず脂肪は減ってくるので、今脂肪を減らすと、将来こけてきてしまい、老けた印象になってしまうリスクがあります。

当院では皮膚のたるみをグロースファクターによりリフトアップさせることで解消し、脂肪溶解注射は結果的にお顔にはほとんど必要ないと考えております。
よく依頼があるのですが、口周りの脂肪溶解注射はあまりおすすめしません。
脂肪を減らしすぎた場合や、将来的に脂肪が減ってきた場合、皮膚が余ってしまい、かえって口元のたるみやマリオネットラインが増えることがあるためです。

【よくあるご質問】口周りの脂肪には脂肪溶解注射が効果的なのでしょうか?


なお、エラのボトックスによる小顔治療でも、マリオネットラインが深くなることがあります。
その他、前述の高周波などによる照射治療でも同様のことが起こり得ます。
脂肪溶解注射や照射治療は不可逆的であるのに対して、ボトックスは半年程度で元に戻ります。

 

マリオネットラインにあまり効果が期待できない治療

ボトックス

ボトックスは、表情ジワ(眉間や目尻などの動かした動かした時にできるシワ)の改善を主としています。

マリオネットラインは、表情によってできるシワではないため、あまり効果が期待できません。

また、口角付近に表情改善目的でボトックス注射をすることがありますが、口周辺の筋肉がうまく使えなくなり、飲んだ水がこぼれやすくなるという副作用があるので、注意が必要です。

 

マリオネットライン対策・予防に効果的なセルフケアは?

基本的には、食事や睡眠・運動の生活習慣の改善により予防や治療効果を長く維持することが期待できると考えます。

紫外線予防の習慣が最も重要

皮膚の老化の原因の大半は紫外線です。
紫外線予防の習慣は、予防する上でも重要です。

リンパの流れを良くするのは一時的な効果のみ

マッサージでは、リンパの流れが改善して、むくみが取れることでスッキリする効果がありますが、これは一時的なものです。

マッサージによるケアの詳細>>

表情筋トレーニングで口輪筋などを鍛えてもマリオネットラインは改善しない

顔の筋肉のエクササイズで期待できる唯一の効果は、リンパの流れの改善くらいです。
前述の通り、筋肉の衰えは、マリオネットラインとは無関係です。

例えば、広頚筋(首の表面の筋肉)をトレーニングで鍛えたとしても、法令線の原因である、頬外側の皮膚のたるみなどは解消できません。

筋トレ・エクササイズによるリフトアップの詳細≫
口元のたるみ改善が筋トレでは難しい5つの理由≫

自宅で皮膚のコラーゲンを増やす方法は?

残念ながら、自力のケアで皮膚のコラーゲンを増やすのは難しいです。
コラーゲンのサプリなどでは、マリオネットラインは改善しません。

美顔器の効果は?

あいにくのところ、市販の美顔器でマリオネットラインを改善させるほどの効果は期待できません。

美顔器によるリフトアップケアの詳細≫

乾燥対策は小ジワに有効(真皮に及ぶ深いシワには効かない)

保湿は小ジワには有効ですが、深いシワには効きません。

また、保湿のやり過ぎは、皮膚の代謝が落ちる可能性があり、長期的には予防に対して逆効果になるリスクもあります。

筋膜リリースやほぐしすぎは、シミ・くすみの悪化に注意

口元は、シミ・くすみがたまりやすい場所です。

アゴ付近が黒ずむと、マリオネットラインはかえって深く見えるので、注意が必要です。

なお、筋膜の伸び・衰えは、マリオネットライン形成に多少関与していますが、マッサージなどで改善できるようなものではありません。
口元のたるみを取るのには行わないほうがよい9つのマッサージ>>

ご自宅での対策のの詳細は以下をご覧下さい。

顔のたるみケアについて【有効な方法と逆効果になる方法の違い】

 

お勧めのスキンケアは?

一番簡単にできるお勧めのケアは、『飲食の後に唾液を拭く」ということです。
意外と口元には炎症による色素沈着が見られることが多いです。

また、もしスキンケアでマリオネットライン付近の見た目を改善させたいのであれば、皮膚表面からのアプローチとして、メラフェード(シミ・くすみ用の塗り薬)がお勧めです。

グロースファクターが内側からの改善であるのに対して、外側(皮膚の表皮)に働きかけます。

メラフェードのみによるマリオネットライン改善例
こちらの方は、目の下の脱脂+グロースファクター、頬・ほうれい線のグロースファクターおよびメラフェードによる治療を受けられた方です。
治療後6か月の時点で、マリオネットラインはメラフェードのみで肌が明るくなったことと小ジワが改善したことにより、目立たなくなっています。
こちらの方も口元に関しては、メラフェードのみでご満足されていました。

 

メラフェードのみによるマリオネットライン改善例
こちらの方は、少し分かりづらいですが、メラフェードのみにより口元が明るくなっています。

このセルフケアは本当はどうなの?

ネットで、時々「普段、スマホを使うときの前かがみ姿勢にならないように意識する」と書かれてあることがあります。

この効果はどうなのでしょうか?
詳細は以下をご覧下さい。

この口元のたるみケアは本当に効果がある?≫

 

よくあるご質問

力を入れた時だけに出るマリオネットラインはグロースファクターで改善可能ですか?

グロースファクターの「口角・マリオネットライン」を行うと口角が上がりますか?

マリオネットラインの治療方法にはどのようなものがありますか?

口周りの縦ジワには何がお勧めでしょうか?

マリオネットラインの治療効果を高める方法には何がありますか?

口角・マリオネットラインのグロースファクターを受ける上で知っておくべきことは?

よろしければ診断ツールをご利用ください

質問に答えていくタイプのツールです。
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