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一概に「目の下のたるみ・クマ・ふくらみ」と言っても、人それぞれです。
意外とご自分の状態というのは、分かりにくいものです。
目の下のクマが進行していく過程では、どのような変化が見られるでしょうか?
放置すると徐々に進行する
長年放置した場合、どのような変化が起こるかは、実際の写真を見ていただくと、一目瞭然です。
例えば、徳川15代将軍である徳川慶喜の若い時から晩年までの写真上の変化が分かりやすいです。
目の下のたるみ・クマの進行の詳細
目の下の脂肪によるふくらみが大きくなる
目の下のたるみ・クマの進行については、軽度~重度の3つの段階があると考えます。
ただしここではシミによるもの(俗に言う茶クマ)は除外します。
①軽度
目の下に小さなふくらみが出ている状態です。
ただし涙袋ははっきりと分かる状態で、目の下のくぼみもぼんやりしていることが多いです。
軽度:初期のふくらみの段階の例
②中等度
目の下にはっきりとしたふくらみが分かる段階です。
涙袋が不明瞭になることもあります。
眼輪筋が圧迫されて透けて見えることがあります。場合によりうっ血し、紫色になっていることもあります。
目の下に溝がはっきりしていることが多いですが、ふくらみは目の下の骨の縁より下を超えていない状態です。
目の外側の脂肪は、この段階ではまだ目立っていません。
中等度の例
③重度
目の下のふくらみがかなりある状態です。
目の下の骨よりも下まで脂肪が超えています。
外側の方の脂肪も目立つこともあります。
眼輪筋もかなり引き延ばされているため、筋肉があまり透けて見えないことがあります。
重度の例
軽度~中等度の方は、手術をしないでグロースファクターのみの治療も可能です。
(治療例:https://www.ft-bc.jp/11945500353-2/ )
ただし、中等度の方は、目の下だけではなく、頬までされることをお勧めします。
皮膚が薄くなる
特に重度の方だと皮膚が薄くなり、いざ脱脂をした時に小ジワやたるみのリスクが大きくなります。
そのため、早めの脱脂手術がその後の進行を食い止める意味でもよいかもしれません。
赤み(赤クマ)が増す
脂肪が出やすい状態(例えば、目の下の防波堤となっている骨の壁の高さが低い方)だと、若い時期から目の下のクマが目立つことがあります。
その際に皮膚にハリがあると、間の筋肉が後ろから皮膚側に押されて圧迫されることで赤みが目立つことがあります。
赤クマがある方は、脂肪がぎゅうぎゅうに詰まっているためで、圧力が高まっている状態とも言えます。
赤みは脱脂直後に解消されることがほとんどです。
赤クマの詳細はこちらです。
・眼球の周りのじん帯がゆるむ?
眼球の周りには、それを支えるじん帯があります。
そのじん帯は、コラーゲンでできているので、年々ゆるんでくることが考えられます。
ただし、若い方でも目の下のたるみ・クマが見られることと、逆に何十歳になっても目の下にふくらみが見られない方もいることを考えると、じん帯の関与は少ないのではと考えます。
もちろん、治療法としてじん帯に対して何か手を施す方法はありません。
・目の周りの筋肉がゆるむ?
目の周りには眼輪筋という筋肉があります。
それはゆるんでくるとも言われていますが、脂肪が出てくるために後ろから押されて引き伸ばされているだけであると考えます。
その証拠に、脱脂後に筋肉は引き締まり、涙袋がキュッとなることが多いです。
関連するよくあるご質問
【よくあるご質問】目の下の脂肪によるふくらみは、このまま放置すると年々出てきますか?
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