コメカミのたるみ取り手術とは
どのような内容か?
コメカミの生え際の皮膚を8mm~1cm前後、切除して、糸で縫う方法です。
指で引っ張ったようなリフトアップ効果が得られますが、こちらは最終手段で、よほどの場合しかお勧めいたしません。
赤で囲った部分が切除範囲です。
青い矢印の方向へ引っ張る力が働きます。
キズ跡は目立つか?
傷口は生え際に沿ったところにできますで、髪型によっては、髪の毛で隠せます。
キズ跡は時間とともに目立たなくなります。
術後の痛みはあるか?
術後は傷はピタッと閉じている状態なので、チクチク感程度はあっても、それほど痛みはありません。
また、違和感を感じたり、微妙なしびれが出ることもありますが、時間とともに治まっていきます。
コメカミのたるみ取り手術の適応について
コメカミのくぼみ・たるみに対して行う
コメカミの皮膚が伸びると、下に流れていきます。
最終的には、口周り(頬外側)や頬骨のあたりに落ちていきます。
また、コメカミは骨がくぼんだ状態になっているので、皮膚がたるむと骨が透けて見えることで、コメカミのくぼみが生じます。
通常はコメカミのグロースファクターを最初に行う
まずは、コメカミのグロースファクターを最初に受けられることをお勧めいたします。
軽度のくぼみであれば、こちらで対処可能なことがほとんどです。
それでもくぼみやたるみが残った場合のみに適応があります。
頬のたるみ・ゴルゴ線にも有効
また、コメカミから流れた皮膚のたるみが頬にたまることがあります。
それによりゴルゴ線ができることがあります。
しかしながら、頬のたるみ・ゴルゴ線も通常は、「頬のグロースファクター」によりまず対処します。
頬のグロースファクターは、②の領域に注射を行います。
手術手順
局所麻酔を皮膚に注射後、メスで余分な皮膚を切除し、糸で縫います。
麻酔は非常に細い針で行うので、多少チクチクする程度です。
手術中は麻酔が効いているので、痛みはありません。
手術時間
片側15分~20分程度です。
抜糸について
1週間後から10日後くらいに抜糸に当院へご来院いただきます。
糸は1週間くらいで自然に取れるようにゆるめに縫うので、抜糸の頃には、糸がいくつか取れていることもあります。
抜糸は痛みはなく、すぐに終わります。
起こりうるリスク・危険性
- 腫れ:傷の周囲の腫れが1週間程度(むくみやすい方は数週間程度わずかなむくみが続くことも)
- 内出血:青アザが出る可能性。1週間から10日くらい。(期間には個人差あり)
- 感染:術後に抗生剤を飲んで頂くので、可能性は非常に低いです。
- 赤み・痛み・腫れの症状。抗生剤の追加が必要になります。
- 軽度の痛み:違和感に近い感じです。
かゆみのこともあります。
期間は、1週間~数週間と個人差があります。 - キズ跡:体質により赤みが1週間~数か月残る可能性。
微妙な白いキズ跡が気になる可能性。
こちらは1か月もするとほとんど髪の毛に隠れて分かりづらくなります。
ただし、完全にはゼロにはならないとお考え下さい。 - 左右差が出る可能性
- 微妙なたるみが残る可能性
術後の過ごし方
術後はご自宅で安静に過ごしていただき、洗顔は翌日から可能です。
抗生剤・痛み止め3日分と洗顔後に1週間程度塗っていただく軟膏をお出しします。
ガーゼは翌朝外していただき、それ以降は洗顔後・入浴後に軟膏を塗るだけになります。
お酒・運動・温泉・サウナは1週間控えていただきます。(内出血の予防)
費用
費用は以下の通りです。
コメカミのたるみ取り手術:385,000円 (税込) (麻酔代、お薬代込み)
当日について
当日は、ガーゼを貼った状態でお帰りいただきます。
当日の術前術後に食事の制限などはありません。
翌日以降について
翌日の朝よりガーゼを外して洗顔可能です。また、シャワーも大丈夫です。洗顔・シャワー後に傷に軟膏を塗って頂きます。1週間後に抜糸にきていただきます。
よろしければ診断ツールをご利用ください
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