目の下のたるみがひどく見える原因を知りたいですか?
ここでは、目の下のたるみがひどくなる原因をチェックリスト形式でご紹介いたします。
また、それらの対処法も解説いたします。
ぜひ参考にしてみて下さい。
ここでは次のような疑問にお答えいたします。
このページの内容
目の下のたるみがひどく見える原因と対策は次の通りです。
- 「目の下の脂肪」がかなりふくらんでいる⇒「目の下(+頬)のグロースファクター」または「脱脂+グロースファクター」
- 皮膚の弾力低下による皮膚のたるみ⇒同上(「目の下のたるみ取り手術」は最終手段)
- 皮膚のたるみによる頬のくぼみ⇒頬のグロースファクター
- 頬の皮下脂肪が少ないことによる頬のくぼみ⇒同上
- 頬中央の骨が低いことによる頬のくぼみ⇒同上
- 茶クマ⇒メラフェード
- 赤クマ⇒目の下(+頬)のグロースファクター(ひどい場合は脱脂+グロースファクター)
- 青クマ⇒目の下のグロースファクター(+睡眠や休息をきちんと取る)
※結論から言いますと、目の下(+頬)のグロースファクター(手術しない目の下のクマ治療)、脱脂+グロースファクター(+頬のグロースファクター)、メラフェードによりほとんどが改善可能です。
目次
「目の下のたるみがひどい状態」とは?
「目の下のたるみがひどい状態」とはどのような状態でしょうか?
まず、左の方と比べて右の方は目の下のたるみがひどく見えます。
右の方は、左の方に比べて以下の点が異なります。
- 目の下の脂肪の進行度が上
- 赤クマ・青クマ・茶クマがある
- 頬のくぼみがある(左の方は頬は平ら)
そのため、これらが「目の下のたるみがひどく見える原因」になっています。
では目の下のたるみがひどく見える原因を一つずつ改善方法とともに解説いたします。
原因1. 「目の下の脂肪」がかなりふくらんでいる
目の下には脂肪(眼窩脂肪 がんかしぼう)があります。
その脂肪を包んでいる膜がゆるんでくることで、次のように徐々に目の下がふくらんできます。
「重度」の方のお写真を見ていただくと、明らかに「目の下のたるみがひどい」状態だと言えます。
上記のうち、「中等度」の状態は、「脂肪のふくらみが涙袋を超えていない状態」です。
つまり、高さ的に見て、軽度と中等度の違いは次のようになっています。
- 軽度・・・脂肪によるふくらみの高さ>涙袋
- 中等度・・・脂肪によるふくらみの高さ<涙袋
さらに中等度は以下のように細かく分かれます。
上の2つのうち、右側の方のように、ふくらみが「ぷっくりとした印象」があると、「目の下のたるみがひどく見える」のではないでしょうか?
ちなみに、目の下にふくらみがある方は、くぼみも同時にある場合が多いです。
ふくらみとくぼみによりできる陰で黒く見えることから、黒クマ(影クマ)とも言われます。
笑った時に凹凸ができやすくなることもある
目の下の脂肪が出てくると、笑った時にふくらみが起こることがあります。
原因2. 皮膚の弾力が低下してる(つまむと伸びる)
皮膚は紫外線や加齢の影響により伸びてきます。
これは、皮膚の主成分であるコラーゲンが減るためです。
また、弾力が低下してきます。
これは、バネの役割をしている皮膚の成分であるエラスチンというたんぱく質が減ってくるためです。(皮膚の老化に関する詳細>>)
弾力低下によりシワができることもある
コラーゲンやエラスチンが減ることにより、目の下がたるんでシワができることもあります。
↑小ジワは分かりづらいので、画像をクリックすると拡大できます。
治療法は以下の通りです。
グロースファクターは、脱脂+グロースファクターまたは手術しない目の下のクマ治療の際に同時に行うことができます。
メラフェードは、塗り薬で、表面の仕上げになります。
目の下のシワは深くなりすぎると、折れ癖になり、グロースファクターで治療しても多少残ることがあります。
このことから、シワが深くなる前に早めに治療されることをお勧めいたします。
目の下のシワについての詳細は、「目の下のたるみとシワ の解説」をご覧下さい。
笑った時に凹凸ができやすくなることもある
笑うと、頬が上にせり上がり、目の下と頬が衝突します。
すると、皮膚の凹凸が大きくなります。
これは、皮膚のたるみが比較的目立つ方に起こりやすいです。
原因3. 皮膚のたるみにより頬がくぼんでいる
皮膚のたるみあがあると、目の下のたるみが目立ちやすくなります。
これは、目の下のくぼみが頬のくぼみと合わさり、くぼみが目立つことで、凹凸感や影が増すためです。
皮膚のたるみとともに頬のくぼみは進行
皮膚のコラーゲンが減少して、支えを失うことで、下に落ちることで頬のくぼみが起こります。
頬のくぼみが深くなると、ゴルゴ線になります。
頬のくぼみが目の下のくぼみとつながると、黒クマがひどくなったように見えます。
頬のくぼみ・たるみの改善方法
目の下のグロースファクターまたは脱脂以外に「頬のグロースファクター」を行うと、頬がリフトアップするとともに、目の下のグロースファクターと隣り合った部位であるため、お互いが引っ張りあうことで相乗効果が得られます。
なお、目の下と頬の部位の治療は、打ち漏れ・重複を避けるため同時に行った方がバランスが取りやすいです。
原因4. 頬の皮下脂肪が少ないために頬がくぼんでいる
頬のこけ・くぼみにより目の下のたるみがひどく見える
一般的に、年齢を重ねるにつれて皮下組織や骨は減少していくため、頬は低くなる傾向にあります。
頬が低くなると、頬のくぼみも目立ってくるため、目の下のたるみがひどく見える原因となります。
こちらも前述の頬のグロースファクターにより改善可能です。
次は、目の下・頬・ほうれい線・口角のグロースファクターを受けられた方です。
目の下のたるみは中等度で、頬のたるみ・くぼみが目立ちます。
グロースファクターにより改善しています。
骨の萎縮により目の下の脂肪は出やすくなる
さらに、目の下の脂肪は、防波堤となる目の下の骨が高いと飛び出しにい傾向にあります。
加齢により骨が萎縮するにつれて、骨は低くなり、目の下のたるみが進行していきます。
頬の脂肪が多いと、目の下のたるみはが目立たなくなりやすいが、激ヤセで急に目立つことがある
頬の皮下脂肪が多いと、頬のくぼみだけではなく、目の下のたるみは目立ちにくくなります。
しかし、急な体重減少により頬のくぼみと目の下のたるみが出てくることがあります。
原因5. 頬中央の骨が低いために頬がくぼんでいる
遺伝に頬中央の骨の高さが低いと、目の下のたるみが目立ちやすくなることもあります。
実際は、レントゲン・CTを撮るまでもなく、画像上で明らかなことも多いです。
その他、確認方法としては、頬に指を当て、骨を触診することで分かります。
この場合も、「頬のグロースファクター」を行うと、頬がリフトアップします。
次の方は、脱脂+グロースファクター、頬のグロースファクターを受けられています。
目の下~頬が一体となって改善することで、目元のたるみ感が解消されるとともに、若々しい印象になっています。
原因6. 茶クマがある
茶クマ とは、皮膚のシミ・くすみによるもので、目の下がくぼんだ印象になります。
したがって、茶クマがあると、目の下のたるみ・黒クマがひどく見える原因となります。
レーザーやフォトフェイシャルなどの治療法もありますが、多くの種類のシミ・くすみに対応でき、なおかつ小ジワも改善できるメラフェードがお勧めです。
これは、日本人向けに作られており、他のトレチノインやハイドロキノン製品よりも副作用が出にくい特徴があります。
茶クマの改善方法
メラフェードを併用することで、シミ・くすみ・小ジワの改善が得られます。
原因7. 赤クマがある
赤クマがある方は、たいてい黒クマもあることがほとんどです。
赤クマは、目の下の脂肪が眼輪筋を圧迫することで起こります。
目の下のたるみが同程度なら、赤クマがある方がひどく見える
次の方々は、ともに目の下のたるみが同程度見られます。
また、茶クマもともにあります。
赤クマに差がある分、目の下のたるみの見え方に違いが出ています。
赤クマの改善方法
特に赤クマが強い方は、脱脂+グロースファクターがお勧めです。
グロースファクターのみによる治療ですと、ある程度は色が薄くなりますが、多少残りやすい傾向にあります。
これは、脱脂の場合は、物理的に脂肪の圧力を解除するのに対して、グロースファクターのみの場合は、皮膚を厚くさせることにより赤みが透けて見えづらくなるだけだからです。
しかし、実際は、グロースファクターのみでも一通りの改善が得られるため、これでもよいという方も多いです。
原因8. 青クマがある
目の下に黒クマ以外に青クマがあると、目の下のたるみ感が増して見える原因となります。
その理由は、暗めの色が重なるためです。
青クマとは、皮膚の下のうっ血した静脈が透けて見えている状態です。
疲労やむくみにより悪化します。
青クマは、グロースファクターにより皮膚が厚くなることで改善します。
したがって、脱脂+グロースファクターあるいはグロースファクターのみのいずれでも改善します。
また、睡眠をきちんととることと塩分を控えていただくことも重要です。
次の方は、脱脂+グロースファクターにより黒クマと青クマが改善しています。
青クマは、静脈が透けて見える色ですが、静脈自体はなくなるわけではないので、多少青みは残っています。
(補足)暗めの部屋で上からの照明のもとでは、目の下のたるみがひどく見えやすくなる
暗い場所では、前述の赤クマ・青クマ・茶クマや小ジワが影で黒っぽく見えるため、目の下のたるみ・黒クマがひどく見える原因となります。
特に、暗い部屋で上からの照明のもとで見ると、ふくらみの下の影が濃くなるため、黒クマがよりひどく見えてしまいます。
そのような場所では本来の状態とは違う姿が写っています。
そのため、洗面所などではお写真は撮らない方がよいですとお伝えしています。
その他、電車の窓やエレベーターの鏡も同様です。
ゾッとすることがあるかもしれませんが、本来の姿ではないので、ご安心下さい。
目の下の状態を正しく判断する方法
目の下の状態の判別方法としては、屋外で3方向(正面+斜め45度)から写真を撮ると分かりやすいです。
意外とご自分の顔は見慣れているようでわかっていないこともあります。
お写真を他の方の画像と見比べてみると、客観的に判断しやすくなります。
よろしければ診断ツールをご利用ください
質問に答えていくタイプのツールです。
あなたの目の下のたるみ・クマの種類や状態、さらに適切な治療法が分かります。
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