ほうれい線の種類・分類にはどのようなタイプがあるか知りたいですか?
ほうれい線の深さ・進行度を知ることがなぜ重要かと言うと、実は治療の難易度に直結するからです。
つまり、ほうれい線の種類を知ることで、どれくらいきれいになるかの結果を予測できることにもつながります。
ここでは、頬の厚みとシワの深さやほうれい線周囲の特徴に着目した種類分けについて解説いたします。
ほうれい線を深さ・進行度によって、種類・分類分けをしています。
例えば、「重度」であれば、シワの折れ癖が残る可能性や、追加治療を必要とする可能性が出てくるということが事前にある程度予測できます。(ちなみに「軽度」であれば、そのようなリスクはほとんどなく、きれいに治ることが期待できます。)
また、頬の厚みがあるようなタイプですと、治療後もほうれい線が残った印象になりやすいことが事前に予測できます。(その場合の対処法は後述いたします。)
ほうれい線の種類・進行度を知ることで、リスクなくきれいに治せるかどうかを事前に予測していただくきっかけになれば幸いです。
ぜひ参考にしてみて下さい。
目次
ほうれい線治療の観点からみたほうれい線の種類・分類
ここでは、ほうれい線治療方針を考える上での種類・分類について解説いたします。
シワなし
頬の脂肪の厚みの影はあったとしても、明らかなシワは見られない状態です。
この場合、「鼻横のシワ」というような表現をされることもあります。
20代の方はこのタイプのことが多いです。
また、笑った時だけにシワができることがあります。
ほうれい線のシワがない場合の治療方針の詳細は以下をクリックして下さい。
ほうれい線のシワがほとんどない方へ
軽度
折れ線にならない程度のうっすらとしたシワや口角にまで至らない部分的なほうれい線です。
軽度のほうれい線の方へ
中等度
はっきりした折れ線はあるものの、折れ癖にならない程度のシワが、口角まで全体的に見られる状態です。
中等度のほうれい線の方へ
重度
頬がほうれい線にかぶさったり折れ癖を伴うような明瞭なシワやマリオネットラインと連続したほうれい線です。
中等度より進んだのほうれい線の方へ
ほうれい線の内側または外側の膨らみ
紫外線や糖質過多、喫煙、ストレスなどにより弾力が低下してる方で見られることがあります。
治療法としては、余っている皮膚を切って縫う方法である「口角のたるみ取り手術」があります。
ほうれい線の内側・外側の膨らみの有無について
ほうれい線とマリオネットラインがつながっている
この場合、マリオネットラインとほうれい線をそれぞれ治療する必要があります。
ほうれい線・マリオネットライン撃退マニュアル【専門医が解説】
また、上に位置するほうれい線の方が重力の影響が少なく、改善が目に見えやすい傾向にあります。
逆に、マリオネットラインは顔の中でも一番下に位置するため、例えば目の下などの上の方と比較すると、多少治りづらい傾向にあります。
詳細は以下をご覧下さい。
グロースファクターはどこから治療すると若返った感じになりますか?
ほうれい線の周囲に小ジワがある
この場合、メラフェード(シミ・くすみ・小ジワ用の塗り薬)を併用すると効果的です。
折れ癖がある
未治療のまま放置しすぎると、シワが折れ癖になり、追加投与を行っても消えないことがあります。
頬の厚みがある
頬の厚みがあると、影が残るため、シワが残ったように見えます。
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えくぼがある
表情筋が浅く皮膚に付着している場合、えくぼができます。
あまり放置しすぎると折れ癖になります。
こちらは、「ほうれい線の原因から見た分類・種類」の「筋肉型」に相当します。
ヒアルロン酸注入では皮膚自体の改善がないので、あまり治療には向いていません。
また、脂肪注入では動きがある場所は定着しにくいため、改善が難しいです。
グロースファクターでは治療可能ですが、治療後3日間は、笑い過ぎやしゃべりすぎ、長電話を控えていただく必要があります。
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