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  • 目の下のたるみ・クマ

知らないと損!ヒアルロン酸で涙袋を作ることの5つのデメリット

 執筆者: 加治佐 卓也
医学博士・形成外科専門医

涙袋へのヒアルロン酸注入をご検討中ですか?

もしかすると、危険性やリスクを考えると、まだ作らない方がよいかもしれません。

実は、ここでご紹介する「ある方法」により不要になったりします。

 

このページの要約

  • ヒアルロン酸による涙袋形成はデメリットが多い
  • 涙袋の状態を把握する方法
  • ある方法1回で半永久的に涙袋を作れる

 

涙袋にヒアルロン酸を入れることの5つのデメリット

涙袋にヒアルロン酸を入れることで、ぷっくりとさせることが可能です。

ただし、まずは以下のデメリット・危険性があることを説明いたします。

入れすぎると不自然になる

色が青白く透けて見える

ヒアルロン酸は、ある程度の量を入れると青白く見えることがあります。

涙袋の正常な色は、肌色から薄いピンク色をしています。

涙袋の皮膚はとても薄いので、見る人が見たらすぐにヒアルロン酸が入っていることが分かります。

皮膚がソーセージのように張りつめた状態になる

涙袋は正常な場合、ある程度の軟らかさがあります。

皮膚が張りつめると、不自然なハリ感になります。

皮膚が伸ばされることで、涙袋の皮膚が老化する

皮膚が伸びることが続くことで、目の下の皮膚が伸ばされて、たるみが起こることが考えられます。

皮膚は圧力がかかれば、伸びる性質があります。

これがある程度の期間であれば、元に戻ります。

しかし、長期間続くと、いざ溶かしても皮膚が伸びきってしまいます。

涙袋に入れたヒアルロン酸が垂れることがある

目の下のヒアルロン酸は、皮膚の下に入れます。

目の下のの皮膚の下は、隙間が多い構造になっています。

そのため、下に垂れることがあります。

 

他院様にて涙袋にヒアルロン酸を2回(最終は3か月前)入れられた方です。

1
当院来院時・・・涙袋に入れたヒアルロン酸は、下に流れている印象です。

2
ヒアルロン酸を溶かした状態・・・本来の状態が出てきました。
詳細な経過>>

20代女性 脱脂+グロースファクターおよび頬・法令線のグロースファクター 6ヵ月後の経過

 

ヒアルロン酸注入は、失明のリスクがある

ヒアルロン酸は、まれながら、失明のリスクがあるという報告があります。

これは、網膜の血管が詰まってしまうために起こります。

顔の血管のネットワークを介して、血管内に注入されてしまうことで、失明が起こったという報告があります。

繰り返しヒアルロン酸を入れることで、今後そのようなことが起こることがあり得ます。

ヒアルロン酸の失明のリスクの詳細>>

 

非対称になることがある

ヒアルロン酸を涙袋に入れる手技は繊細です。

技術的な限界で左右差が出ることはもちろん、溶け方も左右均等ではないことがあるため、左右差が出ることがあります。

ヒアルロン酸注射の副作用の詳細≫

ヒアルロン酸を定期的に入れることのデメリット・危険性について≫

涙袋にヒアルロン酸を入れる前に、現状を把握する方法

鏡の前でヒアルロン酸を入れる前に目の下のふくらみをチェック

「涙袋がない」と感じていますか?

実は、目の下にふくらみがある方は、脂肪の中に涙袋が埋もれていることもあります。

上の図の黒い点線が涙袋のラインです。

目の下のふくらみ・クマによりこちらのラインが埋もれることがあります。

「昔から涙袋がなかった」という方は、早い時期から目の下の脂肪が出ていたかもしれません。

涙袋が埋もれているかどうかの確認方法

鏡の前で目を細めて下さい。

目を細めて涙袋が出るようなら、目の下の脂肪により涙袋が隠れている状態であると考えます。


こちらは真顔の状態です。目を細めて見ると・・・


涙袋が出てきました。
このように涙袋が目の下の脂肪の隠れているようなら、目の下の脂肪が涙袋を隠している状態にあると言えます。

ヒアルロン酸からの卒業!この方法1回で永久的に涙袋を作れる

目の下のふくらみがある方は、経結膜脱脂手術(脱脂)で目の下のふくらみを確実に作ることができます。

経結膜脱脂による涙袋が復活する

 

 

 

 

目の下の脱脂+グロースファクター術前/術後・・・埋もれていた涙袋が復活しています。

施術名:経結膜脱脂+グロースファクター 

 

ヒアルロン酸をすでに入れた方で、涙袋を経結膜脱脂手術により出したい方は、一度溶かしていただく

目の下の脱脂手術を受けられる場合、ヒアルロン酸は事前にヒアルロニダーゼで溶かしていただく必要があります。

理由としては、以下の通りです

  • ヒアルロン酸は意外と何年もダマになって残ることがある
  • もし残っている場合は、グロースファクターとの重複により結果に支障が出る可能性がある

 

ヒアルロン酸注入後の目の下のクマ治療の詳細は、以下をご覧下さい。

ヒアルロン酸注入後の目の下のクマ他院修正治療

 

脱脂+グロースファクターにより涙袋が復活した方の症例写真

pre

術前・・・目の下にふくらみ(脂肪)とくぼみ(皮膚のたるみ)があります。

涙袋は脂肪に埋もれて不明瞭になっています。

脱脂+グロースファクターによる治療を受けられました。



6m

6か月後・・・きれいになっていますね。
涙袋も復活しています。
詳細な経過>>

目の下のたるみ・クマ治療 6ヵ月後の経過

施術名:経結膜脱脂+グロースファクター 


 

pre2

術前・・・脱脂+グロースファクターを受けられた方です。



6m 2

6か月後・・・涙袋が復活しています。
自然な仕上がりです。
詳細な経過>>

目の下のたるみ・クマ治療 6ヵ月後の経過

施術名:経結膜脱脂+グロースファクター 


 

涙袋を作る方法の詳細はこちらをご覧下さい。

【実例解説】 半永久的!美容整形による涙袋の作り方・出し方


 

脱脂+グロースファクターの症例写真はこちらをご覧下さい。

症例写真|脱脂+グロースファクター【目の下のクマ・たるみ】

 

グロースファクターのみでも、クマを治療することで、相対的に涙袋をきれいに目立たせることが可能

グロースファクターは、皮膚のコラーゲンを増やす注射治療です。

目の下のクマを改善可能です。(手術しない目の下のクマ治療>>

クマが目立たなくなることで、涙袋がきれいになることがあります。
ただし、脱脂のように涙袋が復活するわけではありませんので、注意して下さい。

こちらは、以下の方に有効であると考えます。

  • 涙袋が完全に脂肪に埋もれていない方(完全に埋もれている場合は、脱脂の適応)
  • 手術をしたくない方

施術前/1年6か月後・・・顔全体のグロースファクターによる治療を受けられた方です。

涙袋は多少目立たなくなる可能性もゼロではありませんので、注意が必要です。

グロースファクターにより涙袋を目立たなくさせることは可能でしょうか?

 

この記事を読まれた方のお勧め記事

経結膜脱脂法により埋もれている涙袋を出すことができます。
また、ヒアルロン酸とは違い、1回で長期維持できます。

経結膜脱脂法による涙袋改善例

詳細は以下をご覧下さい。

【実例解説】 半永久的!美容整形による涙袋の作り方・出し方

 

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