顔のたるみが気になっていらっしゃいますか?
「最近、口周りのもたつきがひどいんですけど・・・」
「たるんだ自分の肌を洗面所で見るのが毎日嫌です・・・」
当院では、このようなご相談をよくいただきます。
実は見た目の老化のほとんどは、皮膚のコラーゲンが減ることで起こっています。
コラーゲンは、加齢や紫外線などが原因で減ります。
「では、コラーゲンのサプリを飲んだらいいんですか?」
コラーゲンのサプリを飲んだとしても、それが全て皮膚に行くわけではありません。
髪の毛を食べても薄毛が改善しないのと同じことです。
「では、表情筋トレーニングは有効ですか?」
鍛えられる部位に限りがあることと、間違った方法では、逆にシワが増えるリスクがあります。
また、やめると元に戻っていきますので、ずっと継続しないといけません。
美容整形はどうでしょうか?
美容整形による治療はある程度リスクを伴います。
また、不自然な仕上がりになったり、効果があまり持続しない治療もあり、注意が必要です。
ここでは、健康的に若返る、根本的な原因にアプローチする顔のたるみの改善法について解説いたします。
本ページが、あなた本来の状態に戻るきっかけになれば幸いです。
このページの内容
健康的に若返るためのポイントは、
①たるみの部位を把握し、治療の順番を決める(上から・中心から)。
②皮膚の老化を根本的に改善できる費用対効果の高い治療法を選択
③体の内部から健康を維持するための生活習慣を続けることが重要。
目次
顔のたるみが起こるメカニズムとは?
まず、顔のたるみがなぜ起こるかを見てみます。
それが分かると、逆にどのように顔のたるみを改善させたらよいかが見えてきます。
顔のたるみの3つの主な原因
顔の皮膚のたるみの原因には、皮膚そのものの要因だけではなく骨・筋肉・皮下組織などの内部の要因や紫外線・重力などの外部のも関与しています。
最も重要な原因は皮膚の老化
皮膚は年齢とともに老化します。
実際には皮膚の老化の80%は紫外線による光老化によって皮膚の主成分であるコラーゲンが減ることで皮膚が薄くなることが原因です。
その他、紫外線によりエラスチンと呼ばれるバネの役割があるたんぱく質が壊れることで起こる弾力低下もたるみの原因となります。
骨格の変化
顔の骨は年々やせていき、小さくなっていきます。
それにより、皮膚が余り、顔のたるみが増える原因にもなります。
皮下脂肪の減少・下垂
お顔の皮下脂肪も加齢とともに減る傾向にあります。
また、皮下脂肪を支えるじん帯がゆるむことで、皮膚とともに下垂します。
乾燥の影響は?
乾燥したとしても表皮の小ジワ程度しか起こらず、どちらかと言うと、実質的なたるみにはほとんど影響ありません。
ちなみに、年齢とともに皮膚の保水力は低下します。
また、環境や疲労などの影響で皮膚の乾燥度は変動します。
顔がたるみやすい骨格とは?
たるみが起こりやすい骨格として以下が挙げられます。
- ①頬中央が骨格的に低いと頬のたるみが起こりやすい
- ②アゴの骨がシャープだとアゴのシワができやすい
- ③エラがシャープだとマリオネットラインができやすい
上記①の例として、次の赤丸で囲った部分(頬中央)が骨格的に低いと、頬中央のたるみが起こりやすくなります。
次の方々は、頬が低めです。
結果として頬のたるみが見られています。
たるみと骨格の関係の詳細については、以下をご覧下さい。
たるみやシワが起こりやすい骨格・起こりにくい骨格の特徴について>>
顔のたるみが目立ちやすい場所とは?
顔のたるみが目立ちやすい場所を改善すると効果的に若返ることができます。
目元~頬はお顔の中央に位置します。
人の顔をパッと見た時、そこに目が行きます。
そのため、目の下・頬、あとはほうれい線を治療すると、最も改善のインパクトが大きいです。
お顔の中央3か所(目の下のたるみ・頬のたるみ・ほうれい線)の治療を受けられた方の例です。
術前・・・①目の下のクマ治療(経結膜脱脂+グロースファクター)と②頬・ほうれい線のグロースファクターを受けられています。
なお、術後3か月の時点で法令線のグロースファクターを追加されています。
6か月後・・・お顔の中央部分のリフトアップにより若返った印象です。
治療部位の優先度の詳細については以下をご覧下さい。
上の方ほど治りやすく、下の方ほど治りづらい傾向がある
また、上の方から治療した方が治りやすいです。
逆に、下の方ほど比較的治るハードルが高くなります。
つまり、目の下はお顔の上の方に位置します。
そのため、割と治りやすいです。
一方、マリオネットラインは、お顔の中で一番下に位置します。
上からの重みがかかる場所です。
そのため、目の下に比べると多少治りづらい傾向があります。
例えば、お顔全体(目の下・頬・法令線・口角)のグロースファクターを行った場合、次のように「全体的にきれいになったが、マリオネットラインだけ追加投与を行っても少し残った」というようなことが時々あります。
整形vs自力による改善方法-顔のたるみをリフトアップさせるには?!
結論から言いますと、美容整形による方法と自力による方法の両方が必要です。
ただし、どちらも有効なものを選ぶことが重要です。
また、逆効果になるものは控えた方がよいです。
- 美容整形によるリフトアップ・・・皮膚の老化の根本的な原因であるコラーゲンの減少を回復する方法とそうでない方法があります。
- 自力によるたるみケア・・・本質的で健康によいものと逆効果・無効なものがあります。
自然な印象でしっかりと顔をリフトアップさせる方法は?
お勧めの方法は以下の通りです。
根本的な治療で多少時間がかかっても自然な仕上がりで長持ちする方法は?
顔のリフトアップ方法には様々な方法がありますが、グロースファクターによる治療が最もお勧めです。
上から治療した方がよい
目の下⇒頬⇒ほうれい線⇒マリオネットライン・フェイスラインの順に治療することで、より効果的にかつスムーズに仕上げることが可能です。
二子玉川美容外科クリニックの「たるみ改善プログラム」
外見的にも精神的にも若返り、体の内面も健康で、長期的な費用を最小限にするためには、以下の2つを組み合わせるが最も効果的です。
- ①老化の根本のアプローチする治療(美容整形)
- ②本質的で健康によい自力によるたるみケア
上記2つは車輪の両輪のようなもので、片方だけでは、なかなかうまくいきません。
上記の両方を行った場合
- 努力が目に見えて効果として出てくるので、気持ちも明るくなる。
- 毎日のお手入れが楽になり、高い美容液(そもそも効果が少ない)が不要になる。
美容整形のみの場合
- 一旦良くなっても長期的に維持しづらい。
- 他の未治療部位が早くたるんでくる。
自力ケアのみの場合
- そもそも改善しづらく、努力が報われないため、気持ちも落ち込んでくる。
- 高めの美容液などに頼ることになり、長期的に意外と費用がかかってしまう。
顔全体の若返り治療【6か月で10歳若返るたるみ改善プログラム】>>
顔のたるみケアについて【有効な方法と逆効果になる方法の違い】>>
【部位別・症状別】顔のたるみをリフトアップさせるポイントと治療例
頬のリフトアップ
頬の皮膚のコラーゲンが紫外線や加齢の影響により薄くなると、皮下脂肪とともに下に落ちていきます。
それにより頬がたるみ、結果としてくぼみやゴルゴ線ができます。
リフトアップ治療には様々な方法がありますが、当院では、グロースファクターにより皮膚のコラーゲンを増やす方法を受けられる方が最も多いです。
それにより自然な印象に皮膚が元の位置に戻ります。
頬のリフトアップ例
グロースファクターによるゴルゴ線の治療例:
<施術前>
ゴルゴ線がくっきりと見られています。
目の下・頬・ほうれい線・口角のグロースファクターを受けられました。
<9か月後>
5か月後の時点で全体に追加投与を受けられています。
頬全体がゴルゴ線を中心にリフトアップされています。
詳細は以下をご覧下さい。
頬のたるみ・ゴルゴ線【原因・失敗しない治療法の選び方を解説】
頬のグロースファクター【頬をリフトアップして若々しい印象に】
フェイスラインのリフトアップ
フェイスラインのたるみは、輪郭を決定する顔の外側の皮膚のたるみにより生じます。
フェイスラインのたるみの結果、お顔の一番下にできるシワがマリオネットラインです。
紫外線や加齢などによる皮膚のコラーゲン減少により、皮膚は下垂します。
グロースファクターでコラーゲンが増えると、元の位置に自然に戻ります。
グロースファクターの場合、皮膚自体の若返りが起こるので、効果は長期維持されます。
一方、糸リフト(スレッドリフト)は、伸びた皮膚をたくし上げて、皮膚の下に糸を通して固定するイメージです。
(糸による固定力には限界があるので、数か月から数年で元に戻ります)
フェイスラインのリフトアップ例
次の方々は、ともに経結膜脱脂法および目の下・頬・ほうれい線・口角のグロースファクターを受けられた方々です。
術前/6か月後・・・フェイスラインがだいぶリフトアップしています。
術前/6か月後・・・顔全体のハリ感が改善しています。
口周りに落ちてきていた皮膚もすっきりして若々しい印象ですね。
ほうれい線のリフトアップ
ほうれい線は、頬の重みにより、ほうれい線部の皮膚が沈むことでシワができたものです。
皮膚そのものを改善しない治療(ヒアルロン酸や脂肪注入)では、笑った時のほうれい線を改善できないので、注意が必要です。
当院ではグロースファクターによる治療を受けられる方が多いです。
グロースファクター投与後、半年かけて肌のハリを改善することで、ほうれい線が自然に持ち上がります。
ほうれい線のリフトアップ例
11か月後
詳細な経過>>
口元のたるみのリフトアップ
「口元」には、ほうれい線とマリオネットライン、さらに外側のたるみを含みます。
これらの範囲を治療すると、口周りがすっきりとした印象になります。
マリオネットライン
外側の皮膚が落ちてくることで、マリオネットライン部の皮膚が圧迫を受けてシワができます。
マリオネットライン部の皮膚のハリを出すとともにフェイスラインの皮膚の支えを作ると自然に仕上がります。
口元のたるみのリフトアップ例
1年後
詳細な経過>>
目の下のたるみの改善
目の下のたるみの原因は、目の下の脂肪(眼窩脂肪)が出てくることによるものがほとんどです。
その他、紫外線や加齢により皮膚が伸びていることも関係しています。
一昔前は、目の下の皮膚を切る手術(目の下のたるみ取り手術)が多かったのですが、近年は皮膚を切らない経結膜脱脂法(まぶたの裏側から脂肪を取る手術)による治療がほとんどです。
なお、当院では、グロースファクター注入のみによる手術しない目の下のクマ治療(本当の切らない目の下のたるみ取り)を受けられる方が多いです。
顔のたるみによる毛穴の開き改善
頬のたるみがあると、毛穴がつぶれて、複数の細かいシワのように見えることがあります。
グロースファクターにより真皮のハリを出すことで、たるみ毛穴は改善します。
その他、フォトフェイシャルなどの照射治療やメラフェードによる表皮の代謝改善による方法もあります。
たるみによる毛穴の開き改善例
治療例:
施術前・・・顔全体のグロースファクターを受けられた方です。
1年6か月後・・・頬にハリが出ています。
なお、こちらの方はメラフェードは使用されていませんが、グロースファクターのみでも、たるみが改善されることにより毛穴が目立たなくなっています。
たるみが起こりにくい場所
鼻・アゴ
鼻やアゴは皮膚がその下の筋肉や皮下組織としっかりくっついているためたるみが起きにくいです。
ただし、アゴ下はたるみが起こりやすい場所です。
注射によるリフトアップ
注射によるリフトアップ法の比較
注入治療によるリフトアップ方法の比較一覧は以下の通りです。
各注射治療の特徴
治療法 | 詳細 |
---|---|
グロースファクター注入 | 皮膚のコラーゲン線維を増やす方法です。 長期持続効果があります。 1回の施術で何年も維持されます。 |
ヒアルロン酸注入 | 吸収されるために繰り返しが必要。 しこりが残るトラブルも時々見られます。 レディエッセも同様に2年くらいで吸収されます。 |
脂肪注入 | 定着不足のために物足りない仕上がりになることもあります。 また脂肪注入は比較的腫れやすく、しこりが残る可能性があります。 追加注入は、脂肪を太ももなどから脂肪吸引で採る必要があります。 |
注射治療によるリフトアップ法の違いのポイント
グロースファクターと脂肪注入の違い
- グロースファクターは肌質が改善するが、脂肪注入は改善しない
- グロースファクターは体の他の部位を傷つける必要はないが、脂肪注入は太ももから脂肪吸引が必要
グロースファクターとヒアルロン酸の違い
- グロースファクターは肌質が改善するが(仕上がりが自然)、ヒアルロン酸は肌質は改善しない
- グロースファクターは持続性があるが、ヒアルロン酸はやがて吸収される
グロースファクターの詳細については、以下をご覧下さい。
糸(スレッドリフト)によるリフトアップ治療
糸によるリフト治療(スレッドリフト)は、伸びて下がった皮膚をたくし上げて、皮膚の下に糸を通して固定するイメージです。
糸リフト(スレッドリフト)の注意点
- 肌質そのものが改善するわけではない⇒笑った時にできるシワは変わらない。(笑うとできる口横の縦線の詳細>>)
- 数か月~数年で重力とともに元に戻るというデメリットもある
- 異物であるため、感染のリスクがある
糸リフトとグロースファクターの違い
持続性・・・グロースファクターの方が長持ちします。
効果と仕上がりの自然さ・・・糸リフトの場合、糸の配置がどうしてもまばらになるため、肌全体を若返らせるグロースファクターより効果や自然さにおいてどうしても劣ります。
治療の順番について
グロースファクターを行い、それでも物足りない場合にのみ糸リフトを検討されるのがよいと考えます。
実際、これまでの経験上、グロースファクターでほとんどの方が満足されているので、糸によるリフトが追加で必要になったことはほとんどないからです。
当院の糸によるリフト治療の詳細>>
グロースファクターによるたるみ治療の詳細>>
レーザー・高周波などの照射治療によるリフトアップ治療
照射治療の問題点 | グロースファクターとの比較
- サーマクールなどの高周波の照射治療・・・コラーゲンが増える量は、グロースファクターほどではないので、実際の効果が分かりづらいことが多い。
- HIFU・・・口周り~首にかけてはHIFUはある程度有効。頬中央などは、皮膚が筋膜と離れた位置で浮いているような状態なので、リフトアップ効果は得られづらい。
強い照射治療の注意点
- 脂肪を破壊⇒頬がこけるリスク
- 神経を痛め、しびれが起こるリスク
- 照射の刺激により肝斑が悪化するリスク
治療の順番について
- 照射治療⇒グロースファクター:3か月以上の間隔
- 脱脂やグロースファクター⇒照射治療:1か月以上の間隔(実際は不要になることも多い)
脂肪溶解注射による顔のたるみ治療
脂肪溶解注射による顔のたるみ治療には、以下のリスクがあります。
- 一般的に年齢を重ねると、顔の脂肪は減ってくるため、若いときに脂肪を取りすぎると、年をとってから、こけてくることもあり得る。
- 皮膚の弾力が低下してる方が顔の脂肪を減らすと、皮膚が余って、たるみやシワが悪化する。
詳細は以下をご覧下さい。
整形によるリフトアップ治療で失敗するパターンとは?
当院では顔のたるみの他院修正治療も行っています。
その経験から考えると、以下のような例が挙げられます。
- レーザー・高周波などの照射治療をとりあえずと思って受けたが、あまり改善が得られなかった。
- フェイスリフト手術を受けたがほうれい線が残った。
- 糸リフト治療を受けたがあまり変化しなかった
- ヒアルロン酸を目の下・頬に入れたが、逆に凹凸が出た。
- 脂肪注入を受けたが、しこり・凹凸が残った。
- 脂肪溶解注射を口周りに行い、マリオネットラインが深くなった。
リフトアップの整形の費用に関して、費用対効果を高める5つのステップ
- ①顔のたるみの部位と程度を把握する・・・お顔の中心部または上から治療した方が効果や満足度を得られやすい傾向があります。
その理由は、お顔の中心ほど見た目のインパクトが大きく、また下の方ほど、上からの重みを受け、改善しづらい傾向があるためです。 - ②たるみの部位と程度に応じた治療法を選ぶ
- ③費用の確認
- ④長期維持にかかる費用を確認する
- ⑤万が一失敗した場合に修正費用がかかるかどうかを確認する
整形によるリフトアップ治療の費用とそれに対する効果の高め方の詳細>>
自力で行う顔のたるみケアによるリフトアップの効果と注意点
ご自宅で何か顔のたるみ予防でできることはあるのでしょうか?
生活習慣改善などの基本的なたるみ予防ケアについては、以下をご覧下さい。
顔全体の若返り治療【6か月で10歳若返るたるみ改善プログラム】
さて、ネットで検索すると、様々なリフトアップ方法が出てきます。
ここでは、自力で行う各リフトアップケアについて解説いたします。(自力で行うリフトアップケアの比較>>)
グッズによる顔のリフトアップ
テープ・バンドによるリフトアップ
耳の前や後ろにテープやバンドを装着して、直接皮膚を引き上げる方法です。
物理的に直接引き上げているので効果があります。
ただし、以下のリスクがあります。
- テープかぶれ
- 皮膚が伸びてしまうリスク・・・皮膚を引っ張る刺激を継続的に与えることによるもの
PAOによる顔のたるみ対策の効果は?
筋肉の力で皮膚が持ち上がるというよりは、顔の筋肉を動かすことで、リンパの流れが良くなり、むくみが改善することで顔がすっきりする効果があると考えられます。
関連記事:
口元のたるみ解消グッズは有効?
顔のリフトアップのためのグッズ【たるみが気になる方必見】
クリームによるリフトアップ
ビタミンCの誘導体やレチノールが配合されたクリームによる顔のたるみのリフトアップは難しいと考えられます。
実質的には、保湿程度の効果くらいしか期待できないと言えます。
ビタミンCのアイクリームやサプリでクマは改善できる?【文献で検証】
パックによるリフトアップ
ヒアルロン酸などが配合されたぱっくによる顔のたるみのリフトアップは難しいと考えられます。
こちらも一時的な保湿効果のみとお考え下さい。
美顔器によるリフトアップ
家庭用の美顔器では、たるみ改善は難しいと考えてよいと言えます。
その理由は、コラーゲンを増やす効果はそれほどないからです。
また、美顔器のリスクとして、①皮膚への摩擦の刺激や②高周波などの照射刺激により肝斑・色素沈着が悪化によるたるみがひどくなったように見える可能性があります。
マッサージ・リンパマッサージによるリフトアップ
リンパの流れを良くすることで、余分な水分が除去されることで、たるみがすっきりする効果が期待できます。
ただし、一晩経てば元に戻ってしまいます。
また、マッサージを行うことによる皮膚への摩擦により肝斑や色素沈着が悪化するリスクもあるので、注意が必要です。
なお、骨格矯正・小顔矯正についても、マッサージ効果のみで、実は顔の骨格自体は手で変えることはできません。
関連記事:
口元のたるみに対するマッサージ
目の下のクマ対策のマッサージについて
エステによるリフトアップ
強めにマッサージをした場合、水分が移動して、小顔+リフトアップ効果は一時的に起こることはあり得ますが、前述の通り、頻繁に受けられる場合は注意が必要です。
その他、エレクトロポレーションでFGF導入などを行っているエステサロンがあるようですが、やり過ぎによるしこりやたるみ悪化(コラーゲンが増えすぎて重くなるため)のリスクもあります。
マスクによるリフトアップ
水分移動によりフェイスラインがすっきしたり、頬のリフトアップ効果が得られる可能性がありますが、水分移動によるものなので、前述の通り、一時的なものになります。
表情筋トレーニング・筋トレによるリフトアップ
前述のPAOによる表情筋トレーニングと同様に、リンパの流れを改善することで、顔がすっきりと見える効果が得られる可能性があります。
ただし、顔ヨガで顔に思い切り力を入れるような方法ではシワがどんどん深くなるというデメリットがあるので、注意が必要です。
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眼輪筋トレーニングについて
筋トレ・体操・顔ヨガによるリフトアップ法【効果と注意点】
鍼治療(針)による顔のたるみ施術
鍼治療(針)による顔のたるみ施術では、局所の腫れによるリフトアップ作用で顔のたるみ改善が起こっていると考えられます。
月1回くらいの継続により、回数を重ねれば、創傷治癒効果による皮膚のコラーゲンの増加も期待できます。
針(鍼)・美容鍼による顔のたるみに対するリフトアップ法について
よろしければ診断ツールをご利用ください
質問に答えていくタイプのツールです。
あなたのお顔のシワ・たるみの種類や状態、さらに適切な治療法が分かります。
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