「顔のたるみによる毛穴の開き」でお悩みですか?
顔のたるみによる毛穴の開きは、皮膚の2つの層へのアプローチによりきれいになります。
2つの層とは、①表皮と②真皮です。
毛穴自体は①の表皮レベルにあります。
実は、②の真皮のたるみの影響により、毛穴がつぶれることで目立つようになってしまうこともあります。
そのため、2つの層への治療が最も有効になります。
ここでは、顔のたるみによる毛穴の開きの原因と治療法を分かりやすく解説いたします。
ぜひ参考にしてみて下さい。
顔のたるみによる毛穴の開きの2つの原因
顔のたるみによる毛穴の開きには、角層(表皮)と真皮の2つに原因があります。
①表皮が厚くなっている
皮膚の表皮は、加齢により代謝が落ちてくると、余分な角層が溜まって、厚くなってきます。
すると、毛穴の周りが盛り上がることで、毛穴が強調して見えてきます。
乾燥は顔のたるみ毛穴の原因になるか?
乾燥により表皮から水分が蒸発します。
乾燥すると小ジワが目立つようになります。
乾燥していると毛穴が寄りつぶされやすくなり、たるみ毛穴が目立つ原因にもなります。
しかし、これは体調や気候の変化により自然な変動があります。
つまり、根本的な顔のたるみ毛穴の原因というよりは一時的な肌の状態の変動の原因と言えます。
②真皮のコラーゲンの減少
さらに真皮のコラーゲンが減ってくることで、皮膚のたるみにより、毛穴がつぶされて、目立つようになります。
例えば、頬のたるみがある場合、目の下やこめかみのたるみからの重みも重なり、頬の毛穴がつぶれて、複数の細かいシワのように見えることがあります。
顔のたるみ毛穴が目立ちやすい場所は「頬」
特にゴルゴ線ができる場所(頬骨の下)にたるみ毛穴が目立ちやすいです。
これは、骨格的に頬が高い方などでその傾向があります。
特に頬はお顔の中央にあることと、皮脂腺が多い場所なので、元々毛穴が比較的目立つ部位になります。
頬中央のたるみは、こめかみから流れてくるたるんだ皮膚による重みの影響を受けます。
そのため、頬骨の下の毛穴は、上からの重みによりつぶされやすくなっています。
特に紫外線を多く浴びて来られた方は、前述の①表皮の肥厚と②真皮のコラーゲン減少の2つの条件が重なるため、頬を中心にたるみ毛穴が目立ちやすくなること多いです。
顔のたるみ毛穴に効果が期待できる2つのお勧めの改善方法
上記の通り、顔のたるみ毛穴には、①表皮と②真皮に対する治療が有効です。
片方のみでもそれなりに効果がありますが、両方行うと、より効果が強く、よりきれいになることが期待できます。
表皮の改善
表皮改善のお勧めの方法
表皮の改善方法として、メラフェード(トレチノインを含むご自宅用の塗り薬)がお勧めです。
メラフェードは、毛穴・小ジワ・シミ・くすみをご自宅で治療することができます。
また、1回の治療後、何年か放置しても、紫外線防止などのケアに気をつけていただければ、いい状態を維持できることが多いです。
他の方法との比較
他にピーリングやフォトフェイシャル(光治療)やジェネシス(高周波)もあります。
ピーリングは、メラフェードよりは毛穴の改善効果はやや弱いです。
その理由は、ピーリングは、角層を一部溶かし、新しい表皮の再生は自身の再生力に依存するのに対して、メラフェードは、再生力も高める効果があるからです。
また、フォトフェイシャルなどは熱を発生させ、それにより毛穴が縮んだように見えますが、数か月かけて熱が冷めると、元に戻る傾向があります。
そのため、基本的には1か月ごとの繰り返しが必要です。
メラフェードによるたるみ毛穴治療例1
メラフェードのみでも毛穴が改善しています。
これは、余分な角質がリセットされたためです。
メラフェードによるたるみ毛穴治療例2
グロースファクターは行っていないので、凹凸は変わっていません。
しかし、表面がつるっとした状態になっています。
拡大してみると、小ジワ・たるみ毛穴がきれいなっています。
メラフェードのみでも表面の肌質の改善は十分と言えます。
メラフェードによるたるみ毛穴治療例3
たるみ毛穴が目立たなくなっています。
なお、こちらの方は、グロースファクターによるたるみ治療は受けられていません。
もしグロースファクターも受けられれば、さらにお顔のたるみ毛穴が改善することが期待できます。
真皮の改善
真皮(皮膚のコラーゲン層)にハリが出ることにより、つぶれた毛穴がピーンと引き伸ばされて目立たなくなることが期待できます。
真皮のたるみ改善方法としては、皮膚のコラーゲンを増やす方法が最もお勧めです。
お勧めとしては、当院ではグロースファクターによるたるみ改善治療を受けられる方が多いです。
その理由としては、1回で長期維持できることと、肌質自体を改善する効果があるため仕上がりが自然なことなどが挙げられます。
他の方法との比較
その他の方法としては、グロースファクターやPRPなどがありますが、PRPの場合は1回の効果が弱く、複数回の治療が必要です。
また、複数回の治療を行う場合、毎回の注射にばらつきが出るために、バランスよく仕上げるのが難しくなります。
ちなみに、ヒアルロン酸や脂肪注入、糸によるリフト治療では、たるみは改善しても、肌質自体の変化はほとんどありません。
また、レーザー・高周波などのたるみ治療用の器械では、熱による腫れが一時的が出ることもあり、たるみ毛穴が最初は改善したように見えることもあります。
しかし、熱が冷めると、実施的な効果は意外と少ないことも多いため、元に戻ったように感じられるかもしれません。
グロースファクターのみによるたるみ毛穴治療例1
施術前・・・顔全体のグロースファクターを受けられた方です。
1年6か月後・・・頬にハリが出てたるみ毛穴が改善しています。
グロースファクターのみによるたるみ毛穴治療例2
グロースファクターによる目の下・頬・ほうれい線治療前/5ヵ月後・・・たるみが改善するにともない、毛穴が目立たなくなっています。
表皮+真皮の改善
メラフェード+グロースファクターにより相乗効果が期待できます。
浅いところと深いところの両方を治療することになるからです。
グロースファクター+メラフェードによるたるみ毛穴改善例1
①メラフェードによるシミ・くすみ治療、②グロースファクターによる顔全体のたるみ治療(目の下、頬、ほうれい線、口角)を受けられたモニターの方です。
治療前・・・斜めから見た状態です。
毛穴の開きが見られ、頬にわずかなくぼみ(たるみ)が見られます。
2年2ヵ月後・・・頬がリフトアップしています。
また、毛穴も目立たなくなっています。
さらに、1回の治療で長期にわたり改善された状態が維持されています。
グロースファクター+メラフェードによるたるみ毛穴改善例2
治療前後を比較すると、頬を中心にお顔全体がリフトアップしています。
また、毛穴の開きが目立たなくなっています。
拡大像・・・よく見ると、肌質が改善しています。
シミ・くすみおよびたるみ毛穴が改善しています。
グロースファクター+メラフェードによるたるみ毛穴改善例3
頬のリフトアップによるゴルゴ線解消ともにたるみ毛穴が目立たなくなっています。
拡大像・・・目の下のクマと頬のたるみと小ジワがきれになっています。
グロースファクター+メラフェードによるたるみ毛穴改善例4
頬のたるみが改善しています。
目尻のシワは笑っていない状態でも固定されていますが、ほとんど目立たない状態に改善しています。
拡大像・・・表皮+真皮への作用により小ジワが取れ、毛穴もきれいになってています。
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