目次
脱脂後半年未満の方へ
グロースファクターの最終結果が出るまで半年かかります。
そのため、申し訳ありませんが、施術後半年は様子を見ていただいております。
最終的には、施術直後に近い印象に徐々に仕上がっていくと思います。
最後の1か月で効いてきたという方もいらっしゃいます。
もし早めに何か強いて手を施すとしたら、メラフェードは半年以内でもご使用可能です。
メラフェードは、シミ・くすみ以外に小ジワ・毛穴にも効果があるご自宅用の塗り薬です。
脱脂後に小ジワが気になる方へ
脱脂を行うと、皮膚が余った状態になるため、一般的にはシワ(特に小ジワ)が増えることが多いです。
実際にそれほど目立たないのはグロースファクターで皮膚がピンとなっているためです。
脱脂後にシワ・小ジワが出るかどうかは皮膚の弾力次第です。
おもに紫外線や加齢、喫煙、ストレス、甘いもの、運動不足などのダメージの蓄積により弾力は低下します。
また、時期的に乾燥していると、小ジワが出やすくなります。
涙袋の立ち上がりは折れ癖が付きやすい
涙袋の基部は笑う度に折れ癖が付きやすい場所です。
そのため、最終的に残る可能性が非常に高いです。
動かした時だけにできる小ジワはメラフェードの適応
グロースファクターは、基本的に笑っていない状態で評価します。
笑った時だけにできる小ジワにはグロースファクターは打たない方が無難です。
重くなりすぎるとかえってバランスが崩れかねないためです。
このような場合、肌質の改善を目的として、メラフェードのご使用をお勧めしております。
脱脂後の小ジワの修正例
当院にて脱脂+グロースファクターを受けられ、後日小ジワの修正治療を受けれられた方です。
脱脂後のくぼみが気になる方へ
茶クマ、青クマ、赤クマのいずれもくぼんで見える原因となる
脱脂+グロースファクターでは、凹凸が改善しますが、特に茶クマは残ってしまいます。
色が残っていると、暗めの場所ではくぼんで見えることがあります。
特に、小ジワ・毛穴により、余計にくぼみで見える傾向があるので注意が必要です。
洗面所など、特に暗い場所だとくぼんで見えることが多いので注意が必要
シミ・くすみ・小ジワとくぼみを判別するには、明るい場所で斜めの方向からお写真を撮っていただければわかりやすいです。
明るい場所でピントを合わせて3方向で撮っていただければ判断できます。
逆に、暗い場所でないとくぼみが写真上で出てこないのであれば、それはシミ・くすみによる影響がほとんどである可能性が大きいです。
暗い場所だとちょっとしたシミ・くすみが深く見える原因になります。
そのため、洗面所やエレベータの鏡、電車の窓に映るお顔にビックリされる方もいらっしゃいます。
【よくあるご質問】洗面所や電車の窓に映る顔のシワやクマが深く見え、ゾッとするのはなぜでしょうか?
頬骨が高く、眼球が奥まっているような骨格だと、目の下がくぼんで見えることがある
例:
術前・・・脱脂+グロースファクター、頬のグロースファクター、メラフェードを受けられた方です。
1年後・・・クマはきれいになっていますが、頬骨が高いため、目の下が相対的に奥まって見えます。
「目の下のクマ・たるみに関連する骨格上の注意点」についての詳細は、こちらをご覧下さい。
くぼみがなければグロースファクターの追加の適応はない
グロースファクターの追加の適否は笑っていない状態を見て判断いたします。
笑っていない状態でくぼみが見られなければ、グロースファクター追加の適応はないと判断いたします。
笑っていない状態がきれいであれば、同様の方をこれまで多く拝見してきた経験から申し上げると、このまま様子を見られるのがよいと考えます。
実際に、多くの方がこのような場合にはそうされています。
無理にグロースファクターを追加をすると、コラーゲンが増えすぎて重くなり、かえってたるみや凹凸が出てしまうというリスクもあります(詳細はこちら)。
そうなった場合、かえって取り返しのつかないことになり、修正は困難を要します。以前、「どうしても追加してください」という方がいて、断ったのですが、どうしてもということで、追加施術を行ったところ、修正に難渋したことがあり、それ以来、グロースファクターが不要と判断された場合は追加をお断りさせていただいております。
茶クマ・小ジワのリスクが少ない修正方法はメラフェード
メラフェードでは、皮膚が重くなることはありません。
そのため、たるみが悪化するようなリスクはありません。
下記の症例写真の方は、小ジワとシミが目の下に見られますが、メラフェードのみで治療を行っております。(元々このような状態がある方で、脱脂後ではありません。)
治療前/メラフェード6か月後
詳細な経過>>
目の下のたるみ・クマ+シミ治療後 1年5ヵ月後の経過/ 脱脂後の小ジワへの対処法
メラフェードのみによる小ジワの治療例です(非脱脂例)。
メラフェードによるシミ・小ジワ治療 7ヵ月後の経過
60代女性 メラフェードによるシミ・くすみ治療 4ヵ月後の経過
メラフェードによるシミ治療 1ヵ月後の経過
グロースファクター追加による脱脂後のくぼみの修正
目の下のくぼみに対する修正は、グロースファクターをくぼみの位置に追加することで可能です。
当院のモニターの方の事例はあまり分かりやすい例はありませんが、他院様にて脱脂のみを受けられた方のくぼみに対する修正治療例で以下のような事例があります。
当院来院時・・・脱脂後に目の下にくぼみが生じたとのことです。
6か月後・・・きれいになっていますね。
シミも改善しています。
詳細な経過>>
50代男性 グロースファクターによる目の下のクマ治療(他院治療後の修正)、シミ治療
グロースファクター追加による脱脂後の青クマ修正
グロースファクターにより皮膚が厚くなると、青クマは目立ちにくくなります。
他院様にて脱脂のみを受けられた方で、当院で青クマ+茶クマの修正治療を受けられた方の事例です。
治療前/10か月後(ともにメイクあり)・・・目の下・頬・法令線のグロースファクターおよびSR、レーザートーニングによる治療を受けられています。
脱脂後のたるみが気になる方へ
皮膚の弾力が低下している方は、皮膚がキュッとなりきれないことがあります。
たるんだ皮膚がが落ちてふくらみになることもあります。
脱脂+目の下のグロースファクター後のたるみに対して修正を行った方の例です。
最初に通常の「脱脂+目の下のグロースファクター」およびメラフェードによる治療を受けられています。
6か月後の時点で目の下のたるみ(特に右側)に対して、頬のグロースファクター(涙袋の立ち上がりのところにも少量追加)を受けれられています。
10か月の時点で、たるみは多少緩和されていますが、右目の下は多少たるみが残っています。
詳細な経過>>
50代女性 目の下のたるみ・クマ治療+頬のグロースファクター 10ヵ月後の経過
このことから、特に皮膚弾力が低下している方や頬のくぼみが見られる方は、最初から目の下と頬を同時にグロースファクターで治療した方が、脱脂後のたるみを緩和できることが考えられます。
関連記事です。
目の下と頬の両方の治療を行うのに、日程は同時と別々のどちらがよいでしょうか?
最終手段は下まぶたのたるみ取り手術
最終手段として、下まぶたのたるみ取り手術があります。
こちらは、下まつ毛の生え際付近の皮膚を数mm切除して、糸で縫う方法です。
抜糸までに1週間かかる上、傷が落ち着くのに、最低1ヶ月程度かかります。
指で引っ張ったようなリフトアップ効果が得られますが、こちらは最終手段で、よほどの場合しかお勧めいたしません。
リスクとしては以下のものがございます。
腫れ、内出血、傷が目立つ、兎眼(あっかんベーの状態になる)、傷の痛み、アレルギーなどです。
当院にて脱脂を受けられた方の修正治療例
脱脂後のくぼみ
6か月後・・・この時点で、くぼみがごくわずかに残っていたため、グロースファクターの追加投与をごく少量受けられました。
1年後・・・目の下の凹凸は解消されています。
皮膚が厚くなることで、青クマも透けて見えづらくなりました。
詳細な経過>>
30代女性 目の下のクマ治療+シミ治療(脱脂+グロースファクター、メラフェード) 1年後の経過
脱脂後の小ジワ
6か月後・・・目の下に小ジワが少し残っているとのことで、グロースファクターをごく少量追加されました。
9か月後・・・きれいになりましたね。
詳細な経過>>
30代女性 目の下のたるみ・クマ治療(脱脂+グロースファクター) 9ヵ月後の経過
術前・・・脱脂+グロースファクターおよびメラフェードによる小ジワ・くすみ治療を受けられました。
3か月後の時点で、小ジワに対してグロースファクターを少量追加されています。
1年3ヵ月後、小ジワに対して再度グロースファクターの追加を受けられました。
40代女性 目の下のたるみ・クマ治療(脱脂+グロースファクター) 、シミ治療 1年6ヵ月後の経過
脱脂後の青クマ
6か月後・・・この時点で、左目の下の青クマの残存に対してグロースファクターを少量追加しています。
9か月後・・・グロースファクターにより皮膚の厚みが出ることで、青クマが透けて見えづらくなっています。
ただし、青クマは静脈のうっ血によるものなので、完全にゼロにはなりません。
詳細な経過>>
20代女性 目の下のたるみ・クマ治療(経結膜脱脂+グロースファクター) 9ヵ月後の経過
強く笑った時のえくぼが気になる方へ
小鼻の上あたりの皮膚に筋肉の付着部があり、笑った時の凹凸が気になるという方が時々いらっしゃいます。
これは、上唇鼻翼挙筋により皮膚が引き込まれている状態です。
皮膚への筋肉の付着が強い方でこのようなことが起こります。
上唇鼻翼挙筋は、笑う時にはたらく筋肉で、法令線の外側を縦に走っています(下図⑤)。
どうしても気になる方で、えくぼの部分にグロースファクターを投与して、えくぼが目立たなくなるような処置をされる方もいらっしゃいます。
30代女性 グロースファクターによる頬のえくぼ治療 2年8ヵ月後の経過
こちらは施術後新たに生じるようなものではないので、事前に強めの笑顔のお写真も記録されることをお勧めいたします。
強く笑った時の目の下の凹凸が気になる方へ
強く笑うと、頬が上に上昇し、目の下と衝突します。
元々特に脂肪によるふくらみが大きかった側は、より皮膚が余っており、術後の笑った状態では、目の下と上へせり上がった頬との衝突により、余った皮膚が隆起することがあります。
弱めの笑顔では凹凸は見られなかったりするという特徴があります。
こちらは、紫外線や加齢などの影響による皮膚のたるみが原因なので、目の下の余っている皮膚を切って縫うという、たるみ取り手術が根本的な治療法になりますが、実際に受けられる方はほとんどいらっしゃいません。
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