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手の甲(手背)のグロースファクター【手の甲の若返り治療】

 執筆者: 加治佐 卓也
医学博士・形成外科専門医

手の甲の血管(ハンドベイン)やシワ、腱が浮き出るのを治す方法を探されていますか?

グロースファクターは、コラーゲンを増やすことで皮膚を若返らせることができる注射治療です。
1回の治療で長期維持されます。

血管内レーザー治療後の仕上げにも最適です。

ぜひ参考にしてみて下さい。

手の甲のグロースファクターの原理

皮膚の主成分であるコラーゲンが減ることで、皮膚は薄くなります。
グロースファクターにより皮膚のコラーゲンを増やすことで、手の甲のシワや血管が浮き出る状態を根本的に改善できます。

グロースファクターは、皮膚にあるタンパク質の一種です。
注射により約半年かけて徐々に皮膚のコラーゲンを増やします。
ハリが出るとともに厚みが少し増します。
それにより、血管や腱が透けて見えづらくなります。

  
 
  

皮膚のハリがない場合、血管や腱の輪郭がそのまま浮き出ます。
皮膚がピンと張ると、目立ちにくくなり、シワが減ります。

治療の範囲

手首のシワよりも末端の手の甲を全体的に注射します。

指(指の付け根より末端)は除きます。

グロースファクターの効果の持続期間について

グロースファクターは、1回で長期効果が得られます。

最終結果は半年かけて徐々に出てきます。

改善後は長期見た目の改善が維持されます。

グロースファクターの長期経過についての詳細>>

他の注入治療との比較

手の甲の注入治療は、以下の2つの考え方があります。

  • 手の甲の皮膚を厚くする
  • 手の甲の皮膚の下に詰め物をする

手の甲の皮膚の下に詰め物をする治療法では、肌質は改善しません。
そのため、手の甲を反らすような動きをすると、治療前と同様にシワが寄ってしまうことに注意が必要です。

また、手の甲の若返り治療には、繰り返しが必要なものもあります。
そのた、固体・半固体(ジェル状)のものを注入すると、血管に詰まるリスクがあります。

手の甲のシワの治療法の比較

 

グロースファクターの治療効果の限界

血管が透けて見えるのは多少残る

例えば、血管内レーザーのような血管自体を小さくする治療法に比べると、血管自体を完全になくすわけではないので、多少血管が浮き出る状態が残る可能性があります。

伸びた皮膚が縮むわけではない

グロースファクターにより伸びた皮膚が縮むことはありません。

たるみにより毛穴がつぶれてできた細かいシワがある場合、その改善には限界があり、細かいシワは多少残るとお考え下さい。

 

症例写真

 

施術前/3か月後の比較
詳細な経過>>

 

グロースファクターでハンドベイン・手の甲の血管が浮き出るのを治療した症例写真
施術前/9か月後の比較
詳細な経過>>

施術名:グロースファクター注入療法

 

よくあるご質問

いつ受けたらよいですか?

まず、予防で受けられる方もいます。
【よくあるご質問】グロースファクターは、今やっておけば10年後かなり違いますか?

あとは、以下の症状が気になる方が適応になります。
・手の甲のシワ
・手の甲の血管
・手の甲の腱の凹凸

ただし、上記はあくまでも手をテーブルに置いた時の状態で評価していただきます。(手を浮かせた状態では、凹凸が実際よりもひどく見えるため)

 

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