頬のグロースファクターを行うと、以下のような効果が期待できます。
- 若返った印象・元気な感じになる
- (目の下とセットで行った場合)目の下のクマが改善する
- 頬のたるみ・くぼみ・ゴルゴ線の改善(頬のたるみ・ゴルゴ線の詳細>>)
また、ヒアルロン酸や脂肪注入は、入れすぎにより頬がパンパンになることもありますが、グロースファクターの場合、当院ではそのようなことは経験上まずありません。(グロースファクターで頬がパンパンになる心配は?>>)
その理由は、ヒアルロン酸や脂肪注入は、ボリュームを出す治療である治療であるのに対して、グロースファクターは肌のハリを出す治療だからです。(注射によるリフトアップ治療の詳細>>)
目次
頬のグロースファクターの治療範囲は?
②の領域に注射を行います。
全体的に注射をしていきますが、骨格による左右差や凹凸の状態に応じて、注射していきます。
注射を刺す回数は片側につき10~20回前後になりますが、これは最後の細かい仕上げも含みます。
麻酔が効いているとは言え、刺されている感覚は多少あるため、思ったより多く刺されているように感じられるかもしれません。
なお、注射針自体は非常に細いので、直後はどこに注射しているかほとんど分からないことも多いです。
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【よくあるご質問】グロースファクターの「頬」と「口角」の範囲はどのように違うのでしょうか?
頬のグロースファクターで頬骨外側がさらに目立つ心配は?
骨格による左右差や凹凸の状態に応じて、注射していきます。
骨格や皮下脂肪の形態に合わせた注射方法でバランスを取ることにより、頬骨外側が出ている方は、治療後にそれが緩和されるような結果になるように注射をしていきます。(たるみと骨格の関連についての詳細>>)
仕上がりの詳細につきましては、症例写真をご覧いただければ幸いです。
症例写真 | 頬のグロースファクター
グロースファクターの施術の痛みは?
施術の痛みが心配ですよね?
当院のグロースファクター注入療法は、5段構えの痛み対策によりほとんど痛くないように工夫しております。
実際に、ぽろっと涙が出たという方はまずいらっしゃいません。
施術の詳細は以下をご覧下さい。
グロースファクター注入療法の痛みについて>>
頬のグロースファクターの効果は?
ゴルゴ線が改善する
ゴルゴ線は、頬中央にハの字に見られるシワです。
施術前・・・比較的くっきりとゴルゴ線、ほうれい線、マリオネットラインが見られます。
また、目の下には脂肪によるふくらみもあります。
目の下のくぼみはゴルゴ線とつながっています。
顔全体のグロースファクター(目の下・頬・ほうれい線・口角)を受けられました。
5か月後・・・ゴルゴ線の折れ癖は残っています。
6か月後の時点で、ゴルゴ線・ほうれい線・マリオネットラインに追加投与を受けられました。
9か月後・・・ゴルゴ線も目立たなくなりました。
ほうれい線・マリオネットラインもきれいになっています。
頬がリフトアップする(若返り効果)
頬のリフトアップ効果により以下のような変化が期待できます。
軽度の頬のたるみがある方の例
治療前・・・頬が平らになっています。
脱脂+グロースファクター、頬・ほうれい線・口角のグロースファクターを受けられました。
6か月後・・・顔全体のハリ感が改善しています。
頬はふわっとリフトアップしています。
詳細な経過>>
中等度の頬のたるみがある方の例
目の下のクマ治療+顔全体のたるみの同時治療(脱脂+顔全体のグロースファクター)を受けられたモニターの方です。
6か月後・・・顔全体がリフトアップした印象です。
詳細な経過>>
重度の頬のたるみがある方の例
①顔全体のグロースファクター(目の下・頬・ほうれい線・口角)、②メラフェードによるシミ治療を受けられたモニターの方です。
施術前・・・目の下のクマ、ほうれい線・ゴルゴ線(頬のくぼみ)・マリオネットラインがあります。
7か月後・・・頬がリフトアップして、全体的にクマ・シワ・たるみが改善しています。
グロースファクターとメラフェードによる相乗効果が出ています。
詳細な経過>>
頬中央のこけが改善する
頬のたるみが進行すると、ほうれい線の上に皮膚がたまり、頬中央はこけた印象になることがあります。
以下の方は、顔全体を受けられた方です。
たるみ毛穴が改善する
頬のたるみがあると、毛穴がつぶれて、複数の細かいシワのように見えることがあります。
治療例:
1年6か月後・・・頬にハリが出ています。
詳細な経過>>
「目の下のグロースファクター」とセットで目の下のたるみ・クマを改善させる
「手術しない目の下のクマ治療」では、目の下と頬をセットで行うことで、中等度以上の目の下のたるみ・クマでも改善することができます。
治療例:
施術前・・・目の下+頬のグロースファクターを受けられた方です。
6か月後・・・注射のみの治療ですが、手術した場合と遜色ない程度に改善しています。
詳細な経過>>
目の下と頬の治療をどちらもご検討されている場合
もし目の下と頬の治療をどちらもご検討されているのであれば、できれば同時に受けられることをお勧めいたします。
その理由は、目の下と頬は隣り合った部位で、なおかつ境界があいまいであるため、同時に治療した方がバランスが取りやすいためです。
もし目の下と頬を別々な日程で治療された場合、これまで問題になったことはないのですが、打ち漏れや重複などが生じるリスクが多少ありえますので、ご了承ください。
ちなみに、目の下・頬以外でしたら別々の日でも影響はありません。
詳細はこちらをご覧下さい。
「手術しない目の下のクマ治療」(本当の切らない目の下のたるみ取り)の詳細>>
脱脂後に、余っている皮膚が落ちてふくらみになるのを、下から支えを作って予防する
次の方は、経結膜脱脂法+目の下・頬・ほうれい線のグロースファクター治療を受けられたモニターの方です。
術前/11か月後(詳細な経過を見る>>)
脱脂(経結膜脱脂法)のリスクの一つに、余った皮膚が下に落ちることで、ふくらみになるというものがあります。
特に①脂肪が多い方(目の下の脂肪の量が重度の方)、②皮膚の弾力が低下している方で、そのリスクが高くなります。
そのような方は、「経結膜脱脂法を控えめに行い、さらに目の下+頬のグロースファクターを行う」という治療法がお勧めです。(「控えめに脱脂+目の下・頬のグロースファクター」の詳細>>)
「頬のグロースファクター」は、脱脂後のたるみを下から支えるという意味があります。
頬のグロースファクターは後から必要に応じて行ってもよいのですが、目の下と頬は境界があいまいなので、後から行った場合、打ち漏れのリスクがあります(例)。
同時に行った方がバランスが取りやすくなります。
「頬のグロースファクター」でほうれい線は改善するか?
そう期待される方もいらっしゃいますが、あいにく、改善しません。
例えば、先ほどの方を見ていただくと、ほうれい線は未治療であり、そこは改善していません。
ほうれい線ができる原因は、頬が落ちてほうれい線部の皮膚が支えきれずに折れるためです。(ほうれい線の原因について>>)
ほうれい線部分の皮膚のハリを出さない限り、ほうれい線のシワは解決できません。
当院のグロースファクターは、狙ったところを比較的ピンポイントで効かせることができます。
逆に、どこかを治療して、他の部位が思わぬ結果になったということもありません。
【よくあるご質問】頬にグロースファクターを打った場合、それにより法令線は改善しますか?
法令線が悪化することはあるか?
実際はそのような例はない
基本的には、頬のグロースファクターでほうれい線が悪化したと言われたことは当院ではありません。
ただし、厳密には、増えたコラーゲンの分だけ頬の重量が増える可能性はゼロではありません。
しかし、実際は、頬のグロースファクターの症例写真をご覧いただければお分かりになります通り、頬のグロースファクターで法令線が明らかに悪化している例はないと思います。
これは、そうならないように注射の手技を配慮していることもあります。
また、その他の理由としては、「頬の重量の増加分」は頬の元々の重みに対して、非常に割合が小さいことが考えらえます。
腫れでそう見えることがある
また、法令線の直上にある「頬のたるみによるふくらみ」が施術間もない時期にふくらんで見えることがあります。
それは、グロースファクターの施術後の腫れの主成分である「水分」が下がってきていることが考えられます。
その場合、時間とともに引いていきます。
今まであまり気にしていなかった未治療部位が気になってきただけということもある
その他、心理的に、目の下・頬が改善されたことで、今度は違う部分が気になってくるということが時々あります。
しかし、こちらは半年後にお写真を厳密に比較してみないと何とも申し上げられません。
なお、半年後に比較された時に、季節の変化による小ジワやシミ・くすみの増加が見え方にわずかに影響することもあり得ます。
いずれにしましても、法令線の改善は、法令線部分へのグロースファクターで可能です。
法令線の治療は、目の下・頬の治療と特に間隔を空けることなくいつでも可能です。
もし今後、法令線が気になられてくることがありましたら、その際は改めてご連絡いただければ幸いです。
ただし、施術後比較的間もない時期は、上述の通り、腫れの影響も十分に考えられますので、最終結果が出る半年後までは様子を見ていただきます。
これまで1例のみ指摘されたことがある
以前、「目の下・頬のグロースファクター後に、法令線が深くなった」ことをご指摘をいただいたことがあります。
その方を実際に拝見しても、治療前後で法令線自体の深さ自体は変わっていなかったのですが、「上からの光でそのように見えることがある」とのことでした。
たしかに、元々骨格的に頬中央が低めの方は、頬がリフトアップした時に、上からの光で法令線部分にできる影が濃くなることがあるかもしれません。
また、これは、「法令線」を、法令線部分のシワ(nasolabial crease)と捉えるか、あるいは、法令線とその上の「頬のたるみによるふくらみ」の高低差(nasolabial fold)と捉えるか、つまり、谷だけを見るか、あるいは凹凸全体を見るかの解釈の違いが関係しています。
さらに、その凹凸の中の「凸部分」をどこまで法令線に関係する部分として含めるかによっても解釈が変わってきます。
実際の仕上がりについては、症例写真をご覧の上、じっくりとご検討いただければ幸いです。
頬のグロースファクターの注意点
シワが深い方は追加投与が必要になることもある
グロースファクター自体、約20%の方が追加投与を受けられています。
頬も同様で、特にくぼみやシワが深い方は1回の治療では物足りないことがあります。
追加料金は、各部位のグロースファクターの正規料金の半額以下の量や範囲に応じた料金とさせていただいております。
折れ癖が強いと残ることもある
折れ癖が深くなりすぎると、いざ治療しても残ることがあります。
例えば、先ほどの例の方でも、よく見ると、頬に折れ癖が残っています。
そのため、深くなりすぎないうちに治療されるのがよいかもしれません。
皮下脂肪が少なめの方は、頬のリフトアップにはある程度限界がある
前述の通り、頬のグロースファクターにより頬のリフトアップ効果が期待できますが、皮下脂肪が増えるわけではないので、元々お顔の脂肪が少なめな方は、リフトアップにはある程度限界があります。
詳細は、症例写真をじっくりとご覧の上、ご検討下さい。
シミ・くすみがあると、暗い場所ではくぼんで見えることに注意
頬にくすみ・毛穴の開きがある場合、暗い場所でくぼんで見えたり、実際より深く見えることがあります。
特に暗い部屋で蛍光灯の下で鏡を見ると、光の加減によりそうなりやすいので、注意が必要です。
洗面所ではこのように見えてしまうことがあります。
こちらの方は、「自宅洗面所で光の加減で凹凸が目立つ」とのことでお写真を送ってこられた方です。
暗い場所だと、くすみによる陰影効果により、実際によりもくぼみが深く見えてしまいます。
詳細はこちらをご覧下さい。
【よくあるご質問】洗面所や電車の窓に映る顔のシワやクマが深く見え、ゾッとするのはなぜでしょうか?
グロースファクターで頬がパンパンになる心配は?
顔がパンパンになる心配はない
結論としましては、そのようなご心配はまずありません。
症例写真をご覧いただくと、実際にそのようなことはないと思います。
ただし、比較的頬の脂肪が多めの方で、頬の皮膚にハリが出ることで、「思いきり強く笑った時」に頬がきつい感じ(窮屈でパンパンになった感じ)になったとおっしゃった方がこれまで数名いらっしゃいました。
当院のグロースファクターは、基本的には、真顔の状態におけるたるみの改善を目指しています。
治療後しばらくして、これまでやったことのない強さでしっかり目の笑顔を作ってみた時に、「以前はこんなではなかったのに」と感じることがあるかもしれません。
したがいまして、治療前に色々な表情の写真を保存しておかれることをお勧めいたします。
頬のグロースファクターを控えめに打つことは可能か?
「頬がこれ以上ふくらむのが心配・・・」という方の中には、「控えめに施術を行うのはどうか?」とお考えの方もいらっしゃると思います。
もちろん、頬の仕上がりが不自然にならないように気を付けて投与しています。(詳細は症例写真をご覧下さい。)
グロースファクターの量に関しては、適切な量のノウハウがあるので、基本的には「お任せ」になります。
あまり希望される方はいらっしゃいませんが、強いご希望があれば多少控えめに施術することは可能です。
ただし、基本的には初回施術で控えめに打つのはお勧めいたしません。
理由は以下の通りです。
①治療費が無駄になることがある
あまり控えめにしすぎると変化に乏しいことが予想されます。その場合、治療費が無駄になってしまいます。
②最終的な仕上がりが劣ることが考えられる
初回施術をあまり控えめにしすぎて後から追加が必要になった場合、1回で仕上げる場合よりも多少バランスが取りにくくなるため、仕上がりも1回で仕上げる場合よりは多少劣ることが考えられます。
さらに追加費用も掛かってしまいます。(追加料金は、各部位の料金の半額以下の量や範囲に応じた料金となります。)
また、追加治療まで半年間隔をあけていただく必要があるため、不完全な仕上がりのまま半年過ごしていただくことになります。
ヒアルロン酸や脂肪注入とは原理が違う
ヒアルロン酸や脂肪注入は、皮膚の下に詰め物をして膨らませるという原理です。
皮膚自体はグロースファクターと違い、若返るわけではありません。
また、足場が弱いところに入れるため、多少の型崩れが起こります。
そのため、入れすぎると薄い皮膚が伸びたようになり、頬がパンパンになることがあります。
特に、型崩れを補正しようとして、さらに注入すると、顔の膨張度が加速してしまう結果になります。
特に、皮膚にたるみやシワがある方が、それを限りなくゼロにしようとすると、追加を繰り返すことになり、気づいたら違和感のある頬になってしまうことがあります。
グロースファクターでも量をやりすぎるとそのような可能性はゼロではありませんが、当院では長年のノウハウから適切な濃度設定や配合および注射方法・注射量を制御することにより、そのようなことはないようにしています。
グロースファクターとヒアルロン酸との違い
グロースファクターと脂肪注入との違い
印象の変化は?
ただし、頬がリフトアップすると、当然若返った感じにはなりますので、印象としては全く変化がないわけではありません。
また、頬がリフトアップすると、人によっては多少太った印象にもなり得ます。
これまで頬のグロースファクターを受けられた方で「人から『太った?』と言われてグサッと来たことがあった」と言われた方が数名いらっしゃいました。
しかし、症例写真や体験談を見ていただくと、心配するような不自然な仕上がりにはなっていないと思います。
また、実際には「若く見られる」と喜ばれる方が多いです。
元々頬の脂肪が多めの方はそれ以上ふくらまない(変化に乏しい)
ちなみに、元々頬の脂肪が多めの方は、頬のグロースファクターを行ってもほとんど変化はなく、頬がさらに膨らむというようなことはありません。
その場合、ボリューム感はほとんど変化せず、肌のハリが出るだけにとどまります。
また、痩せた時にシワができないような予防効果がメインになります。
例1:
目の下・頬・ほうれい線・口角のグロースファクター+メラフェードによる治療を受けられた方です。
3か月後・・・頬の高さはほとんど変化がありません。
詳細な経過>>
例2:
目の下・頬・ほうれい線・口角のグロースファクター+メラフェードによる治療を受けられた方です。
施術前・・・頬の脂肪は多めです。
ほうれい線やフェイスラインのたるみが見られます。
6か月後・・・顔全体がリフトアップして、ほうれい線も改善していますが、頬の高さはほぼ変化はなく、頬がパンパンになっているということはありません。
詳細な経過>>
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