ここでは、メラフェードの使い方について解説いたします。
メラフェード3本セットは、以下の構成からなっています。
・メラフェードT・・・0.1%トレチノイン・4%ハイドロキノン
・モイストエッセンス・・・ヒアルロン酸(メラフェードTを薄める役割)
・エマルジョン・・・α-アルブチン・ビタミンC(ともに美白成分)
さらに詳細な成分を見る>>
メラフェードは正しく使用することが重要です。
メラフェードの通常セットは、約3か月持ちます。
正しく使用すれば、3か月くらいすると、全体的にくすみが取れてきれいになることが多いです。(症例写真 | メラフェード>>)
メラフェードのご使用を予定されている方は、ぜひご覧下さい。
目次
メラフェードの具体的な使い方
1日1回 夜のみ使用します。(朝は普段ご使用のものをお使いいただき、いつも通りにしていただいて構いません。ただし、 レチノール、グリコール酸、ビタミンC配合の化粧品は、 メラフェードの作用を増強し乾燥を引き起こす可能性がありますので、メラフェード使用期間中のみ一時的にご使用を中止して下さい。 また、朝は、通常通り洗顔していただいて構いません。)
- Step1 ・・・洗顔の後、お手持ちの化粧水(オールインワンではないものに限る)を塗る
(化粧水は省略可です。化粧水以外のものは塗らないでください。また、洗顔は、ピーリング剤が入っていないものであれば、何をご使用されても結構です。つまり、洗顔料は、洗い方に気を付けていただきさえすれば、安価なものでも構いません。)
- Step2 ・・・メラフェード T 1滴+モイストエッセンス 3プッシュを手の平でよく混ぜ、顔全体に塗布
(全体に塗った後、余ったものをシミの濃いところに塗ると、そこは早く改善します。)
※メラフェードTが一番強いお薬です。
こちらは必ず「1滴」を守って下さい。
2滴使うと副作用が出やすくなります。
メラフェードTの滴下量の目安(約0.1~0.11ml)・・・スポイトのつまみ加減を調整して、こちらの滴下ボリュームの図を参考に量を調整して下さい。
※こちらの写真は、サンプルのための水になります。実際のメラフェードTは、少し黄色みがかっています。
※メラフェードTは、ふたを開けたまま置いた時にこぼしてしまうことがあります。
そのため、ビンを手に取ったまま、ビンを持った手のひらにスポイトを滴下されることをお勧めいたします。
- Step3 ・・・メラフェードエマルジョンを顔全体に1プッシュ塗布
※この後、美容液・クリーム等は塗らない方がよいです。
その理由は、油分の塗り過ぎは皮膚の代謝が落ちるためです。
夜はメラフェードのみで十分改善が期待できます。
ただし、他のものを塗っても、大きな問題が起こるわけではありません。(多少効果が落ちる可能性があるのみです)
※Step2、3の間は特に時間を置く必要はありません。
すぐ塗っていただいても構いません。
※スポイトをつまむ勢いで滴下量は多少変わってきます。
仮にメラフェードTを少ない量で使用されたとしても、治療期間が延びます。その分長く使用でき、効果が出るのはゆっくりになりますが、最終的には一通りの改善が期待できます。
逆にメラフェードTの1滴の量が多い場合は、治療期間が短くなりますが、早く良くなります。(ただし副作用のリスクは上がります)
したがいまして、量の多寡は厳密なものではなく、あくまでもスポイトいっぱいに吸い上げて、ゆっくりではなく、ある程度勢いよくつまみ切ることを意識していただければよいと思います。
もしメラフェード3本セットのうちどれか早くなくなった場合は、単品をご注文いただけます。
※モイストエッセンスやエマルジョン単独で塗布していただいても構いません。(メラフェードTの単独塗布は、副作用のリスクがありますので、お勧めいたしません。また、メラフェードTを市販のものと混ぜて塗るのも効果が保証できないため、お勧めいたしません。)
※「メラフェードトライアルセット」に入っている「モイストエッセンスプラス」は、「モイストエッセンス」と中身の主要成分(ヒアルロン酸)は同じもので、同様にお使いいただけます(成分の詳細>>)。モイストエッセンスプラスは、メラフェードTを薄め気味で使い続ける方のために予備で入っています。
メラフェードTとモイストエッセンスの混ぜ方について
初めは、「メラフェードT 1滴「に対して「モストエッセンス3プッシュ」で開始します。
これは、メラフェードTを「薄め気味」で開始するということです。
1~2週間くらい経って、赤み・乾燥ヒリヒリ感などの不快な症状がなければ、モイストエッセンスを3プッシュから2プッシュ、さらに1プッシュへと1~2週間ごとに減らしていき、メラフェードTを徐々に濃くしていきます。
メラフェードを塗れない場所
上まぶた、唇は塗らないでください。(目に入らないようにして下さい)
頸部(首)は、使用上の注意で塗布できないことになっています。
※目の下は、目に入らないようにすれば、塗ることは可能です。
メラフェードを注意して塗るべき場所
口周りは荒れやすいので、皮膚がポロポロ出たり、赤み・乾燥・ヒリヒリ感が辛いようでしたら、塗る範囲を調整して下さい。
(口周りだけを避けて、それ以外の場所のみ継続して様子を見て下さい。)
赤み・乾燥・ヒリヒリ感・皮むけが出た場合の対処法
これらの症状は、効いているという証拠ですが、どうしても辛い場合や気になる場合は、以下のいずれかのようにしてご対応下さい。
①メラフェード自体の使用頻度を減らす。(一時的にご使用を休止し、症状が落ち着いたら再開して下さい。数日に1回くらいのペースで休み休み行い、肌が慣れてきたら、頻度を上げていきます。)
②モイストエッセンス3プッシュ(または2プッシュ)+メラフェードT1滴を継続します(メラフェードTを薄め気味にして肌が慣れるのを待ちます)。
③例えば口周りのみなどの部分的な赤み・乾燥・ヒリヒリ感が気になる場合は、その部分だけの塗布をしばらく避けて、それ以外への塗布は継続してもよいです。
メラフェードを継続する場合の使用法
メラフェード終了後、2セット目以上継続される場合は、3か月ご使用後(メラフェードTがなくなった後)、1か月間休止するようにします。(最初にトライアルセットを使用される場合は、通算3か月ご使用後に1か月間休止)
※メラフェードTが正しい滴下量で使用された場合、およそ3か月でなくなります。
もしメラフェードTの滴下量が多かった場合は、それよりも短い期間でなくなりますが、その場合は、メラフェードTがなくなった後に1か月休止していただきます。
逆に、滴下量が少なかった場合は、メラフェードTがなくなるまでの期間が延びますが、その場合もメラフェードTが切れた後に1か月休止して下さい。
これは、肌が慣れてくるためで、あえて休んでいただくことで、再開した時に効果が高まるという意味があります。
Q. メラフェード終了後、もう一度メラフェードを使用するとしたら、いつがよいですか?
シミや小ジワが気になってこられた際に再度ご使用されるときれいな状態をキープできる考えます。
Q. ずっと継続して使用しても問題ありませんか?
ずっと継続されても特に害はありません。
つまり、休止期間なしで継続されても大丈夫です。
(ちなみに10年間継続してメラフェードを使い続けている方がいらっしゃいますが、その方はとてもお肌がきれいです。)
Q.3か月経つ前にメラフェードTが終わり、メラフェードTの単品を購入する場合の休止期間はどうすればよいですか?
メラフェードTを3か月間ご使用後に1か月休止していただければ幸いです。
逆にメラフェードTが3か月以上持つような場合は、一度3か月経った時点で休止されることをお勧めいたします。
メラフェードの効果が感じにくい時の対処法
メラフェードを1か月程度継続してシミの改善の実感が乏しい場合は、以下を考えます。
モイストエッセンスを1プッシュに減らしてみる
モイストエッセンスは、ヒアルロン酸で、メラフェードT(トレチノイン・ハイドロキノンが入っている主成分)を薄める役割があります。
最初3プッシュでスタートして、徐々に3プッシュから2プッシュ、1プッシュへと減らしていきます。
メラフェードTを薄めれば薄めるほど、赤みなどの副作用のリスクは低くなりますが、効果も出にくくなります。
逆に、モイストエッセンスを減らして、メラフェードTを濃くすることで、副作用のリスクは高まりますが、効果が出やすくなります。
なお、メラフェードTは、必ず1滴を守るようにして下さい。
2滴使うと、副作用が出やすくなる他、メラフェードTが早くなくなってしまいます。
結果的に、治療期間が短くなるため、最終的に効果が出にくくなります。
なお、2滴使っても副作用が出ない方もいらっしゃいます。
2滴使うと効果も上がりますが、1日の改善度には限度がありますので、正しい使用法で治療されることをお勧めいたします。
メラフェードTの滴下量が少なすぎないか確認する
メラフェードTはスポイト状になっており、力加減で多少量が変わってきます。
1円玉くらいの大きさの滴下量を目指して下さい。
つまようじの頭くらいの少ない量だと、目に見える効果が出にくいです。
肌をこすっていないか注意する
クレンジングの際の摩擦がシミ・くすみを悪化させることがあります。
泡をふわふわにして、指が皮膚に触れないようにするとよいです。
ジェル・シートによるクレンジングは、意外と刺激になります。
その他、美顔器やマッサージも刺激により、シミ・くすみが悪化する原因となります。
メイクは多少残し気味でも害は特にありません。
だいぶ昔、メイクの質が悪かった時代に、メイクの影響で皮膚が黒ずむというようなことがありましたが、今はそのような例はほとんどありません。
メイクを完全に落としたい方で、毛穴が目立っている方は、皮膚水平方向に手を滑らせて洗うのを控えて、垂直方向(=骨に向かって)に圧力をかけながら毛穴の奥を洗浄する(横に移動する時は一旦手を離す)ように心がけられることをお勧めいたします。(詳細を見る>>)
塗る時も横に伸ばさずにペタペタと塗るようにしていただくと、摩擦による刺激を最小限にすることができます。
詳細は以下をご覧下さい。
【よくあるご質問】メラフェード使用中に頬が黒ずむことはありますか?
トレチノインの効果を最大限に高めるための注意点
ここでは、メラフェードの効果を最大限にするための使用法の注意点について解説いたします。
冷暗所に保管する
メラフェードTの成分の一つであるトレチノインは、光に当たると劣化します。
その他、熱、空気、湿気にも弱いです。
直射日光の当たる場所は避けて下さい。
常温でも大丈夫ですが、できるだけ冷蔵庫に保管することをお勧めいたします。
強い紫外線に気をつける
メラフェード使用中は、光に対して過敏になります。
そのため、紫外線に当たると強い炎症が起こることがあります。
海などに行かれることは控えたほうがよいです。
紫外線が多い時期の外出時は、日傘、帽子、日焼け止めなどの使用をお勧めいたします。
使用上の注意を守る
使用上の注意を守ることが効果を高め、副作用を最小限にするポイントです。
シミの治療を行う場合は、きちんと診断をつける
メラフェードは、幅広い効果ががありますが、一部無効なシミがあります(詳細≫)。
その他、皮膚ガンがあれば、それに対応する治療が必要です。
そのため、メラフェードに限らず、シミ治療の前には、診断を付けることが重要です。
治療中は特に皮膚をこすらないようにする
繰り返しになりますが、メラフェード使用中は皮膚が敏感になります。
普段も皮膚への摩擦に気をつけるに越したことはありませんが、特にメラフェード使用中は、こすらないように気をつけてください。
ちょっとした摩擦で肝斑が悪化したりすることがあります。
多少メイクが残っても害はないので、洗い過ぎを控えていただくことをお勧めいたします。
メラフェードご使用中の疑問・トラブル解決法
メラフェードを使用して1か月です。効果の実感がない場合、何が考えられますか?
まずは以下を考えます。
・モイストエッセンスの量がメラフェードTに対して多い。(モイストエッセンスを1プッシュに減らしてみる)
・メラフェードTの量が少なすぎる。(メラフェードTの量は1円玉くらいを意識する)
・肌をこすっていないか注意する。
・紫外線を浴びすぎている。
詳細は以下をご覧下さい。
【よくあるご質問】メラフェードを使用して1ヵ月です。効果の実感がない場合、何が考えられますか?
メラフェードを1対1にしても赤み・皮むけがありませんが、効果は出ますか?
メラフェードの使い始めで赤み・乾燥・ヒリヒリ感などが起こる方もいますが、起こらない方もいます。
通常、起こったとしても最初の一週間くらいで落ち着いてきます。
これは効いているということの証拠ですが、仮にこれらの症状がなくても徐々に効いてきます。
実際にメラフェードでシミや小ジワの改善が見られた方の中には、赤み・乾燥・ヒリヒリ感などがなかった方も多いです。
1か月程度使用しても効果が感じにくいのですが、何か対処法はありますか?
1か月程度継続してシミの改善の実感が乏しい場合は、以下を考えます。
・モイストエッセンスを1プッシュに減らしてみる
モイストエッセンスは、最初3プッシュでスタートして、徐々に2プッシュ、1プッシュへと減らしていきます。
メラフェードTを濃くすることで、赤みなどの副作用のリスクは高まりますが、効果が出やすくなります。
・メラフェードTの滴下量が少なすぎないか確認する
メラフェードTは、1円玉くらいの大きさの滴下量を目指して下さい。
つまようじの頭くらいの少ない量だと、目に見える効果が出にくいです。
モイストエッセンスを1滴まで減らした時に、うまく均一に塗れませんがどうしたらよいでしょうか?
特にメラフェードTは蒸発しやすいので、手早く塗っていただいた方がよいです。
指でペタペタを全体に載せるように塗り、最後になじませると、比較的均一に塗れると思います。
前述のように、肝斑や色素沈着の悪化のリスクがありますので、指で滑らせるように広げるのは極力最小限に控えていただくことをお勧めいたします。
また、仮に塗りムラがあったとしても、長期的には塗った範囲は平均化されていくので、ご心配はいりません。
実際に、これまでメラフェードの効果にムラが出て問題になったことなどは特にありません。
メラフェードT+モイストエッセンスのみはNGでしょうか?
こちらの2つのみでもご使用可能です。
ただし、エマルジョン(アルファアルブチン+ビタミンC)をご使用されない分、美白効果は多少落ちます。
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