顔の筋トレ・体操・顔ヨガによるリフトアップをご検討中ですか?
ここでは、筋トレなどによる顔のたるみケア法についての注意点などについて解説いたします。
ぜひ参考にしてみて下さい。
目次
表情筋トレーニング・筋トレによる顔のリフトアップ
ビフォーアフターの画像検索の結果
2020.6.6にgoogle画像検索で「リフトアップ 表情筋トレーニング」で検索したところ、効果が出ている表情筋トレーニングのビフォーアフターの写真はありませんでした。
表情筋トレーニング・筋トレによる顔のリフトアップは可能?
海外でも表情筋トレーニングはさかんに行われており、医学論文でもその効果を実証しようとしている報告も多数あります。
しかし、実は、きちんとした方法で再現性をもって医学的に実証できた例はほとんどありません。
それもあり、ネットで検索してもビフォーアフターの写真がなかなか見つからないということも考えられます。
ただし、PAOという器具を用いたトレーニングのビフォーアフターを見ると、顔のむくみがすっきりした結果が得られているので、正しい方法で行えば、リンパの流れが改善するという効果が得られる可能性があります。
例えば、頬中央のむくみすっきりすると、頬の厚みの影が改善したり、頬中央の重量が軽くなりほうれい線への負荷が軽減することで、ほうれい線が減ったように見えたりします。
表情筋トレーニング・筋トレによるフェイスラインのリフトアップは可能?
顔の筋トレでフェイスラインのリフトアップは可能でしょうか?
2020年6月9日に「フェイスライン リフトアップ 筋トレ」でgoogle画像検索しても、明らかに改善したビフォーアフターの画像はありませんでした。
ただし、顔の筋肉を動かすことで、リンパの流れが改善し、水分移動を促すことで、口周りのボリュームを多少は減らす効果は期待できると考えます。
関連記事:
口元のたるみ改善が筋トレでは難しい5つの理由
表情筋トレーニング・筋トレによるほうれい線のリフトアップ
顔の筋トレでほうれい線のリフトアップは可能でしょうか?
2020年6月9日に「ほうれい線 リフトアップ 筋トレ」でgoogle画像検索したところ、1サイトにおいて、明らかに改善したビフォーアフターの画像が見られました。
色々なトレーニング法が考案されていますが、顔の筋肉を動かすことで、リンパの流れが改善し、水分移動を促すことで、頬の厚みの影を減らす効果は期待できます。
ただし、強い表情を出して表情筋の筋トレを行うことにより、シワが悪化するリスクがありますので、注意が必要です。
表情筋トレーニング・筋トレによる頬たるみのリフトアップ
顔の筋トレで頬のたるみをリフトアップさせることは可能でしょうか?
ネットで検索しても、顔の筋トレ・エクササイズで改善したビフォーアフターの画像があまり出てこないという実情があります。
実際に2020年6月22日にgoogleの画像検索で「頬 たるみ 筋トレ」で出てきた画像を精査した結果、頬のたるみが改善している写真はありませんでした。
通常、ビフォーアフターの比較は、医学研究も含めて、無表情の状態で行われます。
つまり、無表情の状態での改善は難しいと言えます。
頬は、表情筋の影響を受けやすい場所です。
力を入れると随意的にリフトアップできます。
もし筋肉を動かした時の状態を維持できれば、リフトアップが実現できるように思えます。
歯科領域でスマイルトレーニングという方法があります。
これは、笑顔を作る筋肉を鍛える方法です。
強めに笑顔を作り、それを長くキープして休むことを繰り返します。
結果的に、口角の上がり方が改善し、笑顔がしっかりと作れるようになります。
スマイルトレーニングのある文献に掲載されてある4年の経過の症例写真を見てると、確かに笑顔はしっかりと作れるようになっています。(歯界展望 116(1): 60-75, 2010.)
しかし、笑顔と真顔のいずれにおいても、必ずしも頬がトレーニング前よりもリフトアップされているわけではなく、逆に4年しか経っていない割には、ほうれい線が深くなっている印象があります。
つまり、表情筋トレーニングを強い表情を出して行うことにより、長期的にはシワが悪化するリスクがあり、注意が必要です。
関連記事:
口元のたるみ改善が筋トレでは難しい5つの理由
この表情筋トレーニング・筋トレ・顔のヨガは注意
表情筋トレーニング・顔ヨガで、顔に思い切り力を入れたりする方法がありますが、強く動かし過ぎるとシワがどんどん深くなるというデメリットがあります。
また、筋肉を鍛え過ぎると(特に咬筋)、エラが張って、横に顔が広くなるということも起こり得ます。
関連記事:
口元のたるみ改善が筋トレでは難しい5つの理由
眼輪筋トレーニングについて
筋トレ・顔ヨガ・エクササイズによるたるみ改善ケアのビフォーアフターの見方
ネットなどのビフォーアフター写真を見る際に注意すべき点として、「同じ条件で撮影されているか」が重要です。
ほぼ同じ時刻に撮影しても条件によってこんなに違う
撮影場所とカメラの距離を変えた場合
次の方は、20分後に明るさが違う場所で同じカメラで撮影しています。
メイクなどの条件も同じです。
少し条件が違うだけでも見え方が変わってきます。
特に暗い場所だとシワやくぼみが深く見えます。
表情が変わった場合
次の方は、ほぼ同じ瞬間に同じ場所・同じカメラ・同じ距離で撮影しています。
笑顔は常に微妙に変化するので、笑顔の比較は実は難しいです。
下の写真の方が口角や頬が上がっています。
上下の写真の撮影時刻の差は秒単位です。
頬に力を入れると口角や頬が上がるのは当然と言えます。
ビフォーアフターを正しく評価するためには
ネットの眼輪筋トレーニングのビフォーアフター画像の中には、前後で条件がかなり異なるものもあったりします。
その場合は、条件が違うだけでも見え方が変わってくるので注意が必要です。
ちなみに、論文などで医学的に検証する場合は、①同じ部屋・同じカメラを使用する(重要)、②毎回メイクがない状態で撮影する、③無表情で撮影する(特に重要)、④主観が入らないようにするため、第3者がパーツのみで比較するといったことをします。
よくネット上で見られる改善例のビフォーアフターは、上記のうち明るさや表情が全然違ったりしますが、本当に正確に評価するためには、少なくとも無表情の状態での比較が必要です。
眼輪筋トレーニングについて
眼輪筋は、目の周りにあります。
以下のように2つの指の当て方により負荷をかけ、目をつぶるという方法で鍛えることができます。
横方向の眼輪筋の収縮
縦方向の眼輪筋の収縮
ともに軽く眼輪筋に負荷をかけて、収縮させると、鍛えることができます。
目袋やクマが長期的に治るかどうかのエビデンス(科学的な証拠)には乏しいですが、ドライアイ改善などは少なくとも期待できると考えます。
なお、眼輪筋トレーニング法で涙袋がぷっくりとした状態を作るのは、ごく一時的に作るのは別として、事実上は難しいと考えます。
また、眼輪筋自体を鍛えすぎることによるデメリットは特にないと考えますが、皮膚の伸ばし過ぎや摩擦にはお気を付けください。(皮膚のたるみやシミ・くすみのリスク:目の下のマッサージの詳細を参照>>)
「下アゴ整顔術による難聴改善」は効果が期待できない
「下アゴ整顔術による難聴改善」に関しては、「医学的に根拠がなく、改善することは考えられません」と日本耳鼻咽喉科頭頚部外科学会より否定的な見解が出されています。
また、「皆様にはこの種の広告に惑わされることのないようにお願いいたします。」という警告が出されています。
よろしければ診断ツールをご利用ください
質問に答えていくタイプのツールです。
あなたのお顔のシワ・たるみの種類や状態、さらに適切な治療法が分かります。
次をクリックしていただくと、セルフチェックのページに移動します。
関連記事
顔のたるみに対するセルフケアについて
テープやバンドによるリフトアップ法について
顔のリフトアップのためのグッズ
リフトアップにクリーム・美容液は有効?
リフトアップに有効?!パックの効果について
リフトアップ効果は?美顔器の注意点について
マッサージによるリフトアップ【顔のたるみへの効果と注意点】
エステでのリフトアップ施術の注意点について
マスクによるリフトアップの注意点について
針(鍼)・美容鍼による顔のたるみに対するリフトアップ法について
顔全体の若返り治療【6か月で10歳若返るたるみ改善プログラム】 >>