顔のたるみに対して、脂肪溶解注射が有効な場合と逆効果な場合の違いとは何でしょうか?
脂肪溶解注射は、肌のハリがあるうちは、顔のたるみのリフトアップに有効ですが、皮膚の弾力低下があると、かえってシワ・たるみが悪化しますので注意が必要です。
ここでは、顔のたるみに対する脂肪溶解注射の注意事項について解説いたします。
ぜひ参考にしてみて下さい。
目次
頬のたるみに対する脂肪溶解注射の注意点
次のような方の頬のたるみ(ふくらみ)に対して、脂肪溶解注射を打つと、皮膚が余り、かえってたるみが増すことがあります。
特に皮膚の弾力が低下している方は要注意です。
皮膚の弾力が低下してる方に対する頬のたるみ改善には、頬の下のふくらみ(脂肪)を溶解注射で減らすのではなく、その上のくぼみを持ち上げる治療が有効です。
頬のくぼみ・たるみの治療方針には主に2つあります。
- 皮膚のコラーゲンを増やす・・・グロースファクター、PRP、高周波などの照射治療
- 窪みの中に固体・半固体のものを注入して持ち上げる・・・脂肪注入・ヒアルロン酸
ほうれい線解消のための脂肪溶解注射について
頬の脂肪の厚みを減らすことはデメリットもある
頬の脂肪溶解注射は法令線解消に有効でしょうか?
例えば、次のような頬の脂肪の厚みの影がある場合に、「それを消すために脂肪を減らせばよいのでは?」と考えがちです。
結論から言いますと、ここは脂肪溶解注射で脂肪を減らさない方がよいと考えます。
しかし、実際は、以下の2つの条件を満たす場合は、頬の脂肪溶解注射の効果が期待できます。
- 頬の脂肪が多くて困っている場合
- 皮膚の弾力がある場合
ただし、皮膚の弾力は、将来的には必ず減ってきます。
また、皮下脂肪も一般的に、減ることが多いです。
つまり、今脂肪溶解注射で脂肪を減らしたとしても、将来的にかえってシワ・たるみが悪化して困ることもあり得ます。
グロースファクターでほうれい線を改善させた後に脂肪溶解注射を希望される方はまずいない
例えば、次の方は、頬のたるみとほうれい線が見られます。
目の下・頬・ほうれい線・口角・こめかみのグロースファクターおよびメラフェードにより改善が得られています。
施術前/9か月後
詳細な経過>>
なお、こちらの方の頬の脂肪の厚みには左右差があります。(右>左)
頬の厚みがある右側は、脂肪の厚みが残っています。
このように頬の脂肪の厚みがある方は、実は珍しくありません。
しかし、皮膚のコラーゲンを増やすことでほうれい線の改善が得られれば、脂肪溶解注射で脂肪を減らす必要はないと言えます。
実際に、当院で、グロースファクターによるほうれい線改善後に脂肪溶解注射を希望された方はいらっしゃいまん。
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口元のたるみ・マリオネットラインに対する脂肪溶解注射について
口元のたるみ・マリオネットラインがおありの方は、「口周りの脂肪を脂肪溶解注射で減らせばよいのでは?」と思われることもあるのではないでしょうか?
こちらも頬やほうれい線の場合と同様、脂肪溶解注射で口元のたるみを治療すると、皮膚が余ってかえってシワ・たるみが悪化するリスクがあります。
関連記事:
【よくあるご質問】口周りの脂肪には脂肪溶解注射が効果的なのでしょうか?
脂肪溶解注射の前に試すべきこと
口周りのたるみは、水分たまることによる「むくみ」も影響していることもあるので、食事の塩分を減らしてみることをお勧めいたします。
マッサージによりリンパ流れを良くするという方法も一つですが、くすみ悪化のリスクがあるため、摩擦に注意する必要があります。(マッサージによるリフトアップの詳細>>)
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