ほうれい線・口角の付近にえくぼができているのが気になりますか?
また、そのえくぼがシワになっているのが気になっている方もいるのではないでしょうか?
ほうれい線のところのえくぼは、ほうれい線と重なることもあれば、離れてできることもあります。
ここでは、その原因と具体例、治療法について解説いたします。
ぜひ参考にしてみて下さい。
目次
ほうれい線付近にできるえくぼの原因は?
顔の表情を作る筋肉は表情筋と呼ばれます。
各表情筋は皮膚近くに付着しますが、
付着位置が皮膚の非常に浅いところにあると、えくぼができます。
口角の近くの筋肉の動き
ほうれい線周囲には、下の図のように様々な表情筋が密集しています。
ほうれい線のえくぼに主に関与する筋肉は、⑨の笑筋と呼ばれる筋肉です。
頬の浅い部位にあり、笑う時に収縮する筋肉です。
これはえくぼを作る筋肉でもあります。
その他、⑤上唇鼻翼挙筋、⑩上唇挙筋もほうれい線上のえくぼに関与します。(詳細は後述)
年齢とともにえくぼが深くなる理由は?
皮膚のコラーゲンは年を取るごとに年々減少し、皮膚は薄くなる傾向にあります。
すると、えくぼができるところの皮膚も薄くなり、皮膚が筋肉により引き込まれて生じる凹凸も深くなってしまいます。
えくぼがシワになる・ならないの境界線は?
皮膚のコラーゲンの量によります。
紫外線や加齢などの原因で皮膚のコラーゲンは減っていきます。
若いうちは肌にハリがあり、えくぼはふわっとしたくぼみだったりすることが多いのですが、ある程度コラーゲンが減ってきた時点でシワができるようになってしまいます。
その証拠に、グロースファクターで皮膚のコラーゲンを増やすと、ほうれい線にできたえくぼは改善します。
また、筋肉の力が強かったり、皮膚への筋肉の付着位置が浅かったりすると、えくぼがシワになりやすくなります。
えくぼとほうれい線の違いは?
笑った時に特にくぼみができるのがえくぼです。
ほうれい線は真顔でも消えなくなったものを一般的には指します。
えくぼとほうれい線は必ず重なるのか?
えくぼの位置は、ほうれい線と重なることもあれば、えくぼが外側にできることもあります。
えくぼを消す自力でできるトレーニング方法はあるか?
結論から申し上げますと、自力で消すことはできません。
なぜなら、筋肉の付着自体を変えることはできないことと、薄くなった皮膚を元に戻すことは自力では難しいためです。
あまり笑わないようにしてえくぼができないようにすることは理論上可能かもしれませんが、実際は口元を動かした時にどうしてもえくぼができてしまいます。
ご自宅でできるほうれい線付近のえくぼの予防方法
皮膚のコラーゲンを減らさないようにするという意味では以下をお勧めいたします。
- 禁煙
- 紫外線防止
- 栄養・睡眠をきちんととる
- 有酸素運動を30分以上、週3回行う
笑ってもほうれい線のところにえくぼができないようにする治療法は?
グロースファクター
前述のグロースファクターによるほうれい線治療を行うとえくぼも改善することが多いです。
ただし、笑った時のえくぼは多少残ることがあります。
ほうれい線のグロースファクター【1回で長期改善する注射治療】
ボトックス
いわゆる筋肉型と呼ばれるほうれい線に対してボトックスが有効なことがあります。
ほうれい線周りの筋肉の中で、上唇挙筋および上唇挙筋は、重力に対してほぼ垂直方向に収縮します。
これらの力が強いと、ほうれい線(鼻唇溝)が深くなります。
筋肉により繰り返し折れ曲がりができると、やがてほうれい線は深くなっていきます。
そこで、ボトックス(ボツリヌス毒素注射)で筋肉の緊張を軽減するという方法があります。
ただし、各部位に1単位を注射するように控えめに複数回投与する必要があります。
ボトックス|効果・危険性・リスク・副作用について
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