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  • 目の下のたるみ・クマ

【自宅で治す】目の下のクマ・たるみのセルフケア・予防法を解説

 執筆者: 加治佐 卓也
医学博士・形成外科専門医

ご自宅で目の下のクマ・たるみを治す方法・セルフケア・予防法をお探しですか?

実際は、一度起こってしまったクマを完全にご自宅で治すのは難しいですが、悪化しないようにケアしたり、治療後の方は再発防止にもなります。

ここでは、医学的な観点でメリットがあると考えられるご自宅で自力でできる対策について解説いたします。

また、ご自宅で行う方法の中には、目の下のクマ・たるみ悪化してしまうような逆効果になる方法もありますので、そちらについても事前に知っておかれると、リスクを回避できると考えます。

ご参考になれば幸いです。

ご自宅でできる目の下のクマ解消のためのお勧めのセルフケアは?

こちらでご紹介するセルフケアは、目の下のたるみ・クマを根本的に改善する方法ではありませんが、まず試してみたり、あるいは治療後にその後の効果を維持するのに役立つと思います。

なお、こちらの中には、見た目の美容効果のみならず、最終的に健康にもよいものが多いです。
ぜひ参考にしてみて下さい。

紫外線防止・日焼け止め(オススメ度◎)

目の下の皮膚は紫外線によりコラーゲンが減り、たるみが生じます。
日焼け止め以外にもサングラスなども有効です。
詳細はこちら

甘いものを避ける(オススメ度◎)

甘いものをとることで血糖値が上がり、皮膚のたるみだけではなく、眼窩脂肪を包んでいる膜もたるんでくる可能性があります。
目の下のたるみ・クマだけではなく、顔のシワ・たるみの改善全般にも役立ちます。

具体的には、以下を注意するとよいです。

・GI値が低い(血糖値が上がりにくい)食品から食べる
・よく噛んでゆっくり食べる・食べ過ぎない
・白砂糖やブドウ糖果糖液、人工甘味料は避ける
・朝食をとる
・食物繊維が多く含まれる食品を選ぶ

目の下の経結膜脱脂手術の際、甘い物が好きな方は、目の下の脂肪を包んでいる膜がかなり弱くなっています。
具体的に言いますと、健康的な方は、膜がしっかりと腰がある印象ですが、そうでない方は、薄くもろい状態に変化しています。
そのため、目の下の脂肪が出やすくなっていることが考えられます。

・血管年齢を若返らせる(オススメ度◎)

皮膚などの修復には良質な血流が欠かせません。
血流を改善させることで、見た目の若々しさのだけではなく、健康維持にも役立ちます。

具体的には、以下をお勧めします。

・塩分を制限する
・肉よりも魚がお勧め。野菜・果物を積極的に摂取する
・食べ過ぎない(カロリーオーバーに気をつける)
・定期的に運動する
・禁煙する・お酒は適量にする

塩分を控える(オススメ度◎)

むくみがあると、青クマが悪化したように見えることもあります。
また、水分による重みで顔がたるんで見えることもあります。
塩分を控えることで顔のむくみが改善します。

具体的には、以下をお勧めします。

・食塩量の少ない調味料を使う・・・減塩タイプの調味料が有効です

・食塩量の多い食品や料理を控える・・・漬物や明太子、干物、ハム、調理済み食品、インスタント食品、外食料理は食塩が多く含まれているので注意が必要です。

・味つけや調理、食べ方を工夫する・・・以下の味付けを活用すると、薄味でも食事を楽しむことできます。
酸味(酢、レモン、ゆず等)
辛味(唐辛子等)
旨み成分(かつおやいりこだし等)
風味(マーガリンやバター等)
焦げの香ばしさ

・カリウムを多く含む食品を摂取する・・・カリウムは、野菜、海藻類、きのこ類、くだものなどに多く含まれており、体内の余分なナトリウムを排泄する作用があります。

蒸しタオル(オススメ度〇)

蒸しタオルによりヒートショックプロテインと呼ばれる、細胞を修復する作用があるたんぱく質を誘導することが期待できます。
劇的な効果は難しいですが、長期的に行うことで目の下のシワやたるみを多少予防できる可能性があります。
また、一時的にですが、血流改善作用があり、青クマをごく短時間改善させる可能性があります。

方法:

フェイスタオル程度の大きさのタオルを水で濡らします。
水が垂れなくなる程度に軽く絞ります。
ロール状に丸め、ラップにくるみ、レンジで1分ほど温めます。
目を閉じて、タオルを以下のように2分程度乗せます。

蒸しタオルによる青クマ改善方法
載せる前に必ず適温(40度から45度)であることを確認します。(ヤケドに注意)
「温かくて気持ち良い」と感じるくらいが良いです。
温度が冷めたら再度繰り返し5回繰り返したら終了します。

蒸しタオルによるクマ対策の詳細>>

 

クマ用のメイク・化粧品(オススメ度〇)

クマをメイクで隠すことである程度目立たなくなります。
ただし斜めから見た場合などには凹凸は隠しづらいこともあります。

眼輪筋トレーニング(オススメ度△~〇)

実は、これまで医学的に効果があったと証明された表情筋トレーニング(眼輪筋トレーニング含む)はありません。
またネットなどでも目の下のクマ・たるみ、あるいは顔のシワ・たるみに有効とされる方法が紹介されていますが、長期的にかつ明確に前後写真を出しているものはあまりないようです。

最も注意すべき点として、強く目を閉じたりすることでシワが悪化するリスクがあります。

眼輪筋トレーニングについての詳細>>

クマを消すマッサージ(オススメ度△)

マッサージにより一時的に血流が良くなることはあるかもしれませんが、ほんの一時的な効果にすぎません。
それよりも摩擦により刺激が生じて色素沈着(茶クマ)が起こるリスクが高まります。

その他、強めのマッサージは、眼輪筋と皮膚の間にある線維組織を伸ばすことで、逆に目の下の皮膚のたるみが悪化するリスクもあります。

目の下のクマ対策のマッサージの間違った方法とその回避方法>>

クマを消すクリーム(オススメ度△)

基本的には、市販のものは有効成分や濃度が規制されているため、はっきりとわかる効果を出す製品はまずないと言ってもよいです。

また、抗シワ効果があるとされるレチノールでも実質的な効果が弱いため、肉眼レベルでの改善は難しいと言えます。(詳細は、黒クマの自力改善方法をご覧下さい。)

ビタミンCのクリームについても様々な研究結果がありますが、見た目で分かるほどの結果を期待するのは難しいと言えます。(ビタミンCによるクマ対策の詳細>>

クマ用のサプリ(オススメ度△)

ビタミンCなど肌にいいサプリメントはいろいろありますが、目の下のたるみ・クマを改善させるほどの効果は残念ながらありません。

ビタミンCのクマへの効果の詳細>>

 

ご自宅で行う目の下のケアで特に重要な3点

ご自宅で目の下のたるみ予防以外に治療後のいい状態を維持するためにも以下は有効であると考えます。

こすり過ぎない

こすることで、色素沈着や小ジワが起こるリスクがあります。
クレンジングの際は、特に摩擦に気をつけて下さい。

軽く押すように洗うのが一番摩擦が少なくなります。

摩擦による色素沈着は、洗い方を改善しさえすれば、数か月で改善することもあります。

マッサージは控えた方がよいです。

紫外線防止

紫外線は、皮膚のたるみやシワを引き起こします。

さらにシミ・くすみ(茶クマ)ができると、特に暗いところではくぼんで見えやすくなるので注意が必要です。

健康的な生活習慣

基本的なこととして、30分以上の有酸素運動を週3回以上行う、6~8時間の睡眠時間、栄養のバランスが取れた食事などが重要です。

これらは健康にも寄与します。

睡眠不足は、青クマを悪化させる原因にもなります。

たるみケアのための生活習慣改善の詳細>>

 

目の下のクマ・たるみをご自宅でケア・治す前に、まずはクマの種類を確認しましょう

あなたのクマの種類を知ることが最初の一歩

目の下のクマは、いくつかの色による種類分けがあります。

ご自宅で対策あるいは治療を行う前に、クマの種類を判別するのが最初に必要です。

色によるクマの種類の見分け方・詳細はこちら>>

 

よろしければ診断ツールをご利用ください

質問に答えていくタイプのツールです。
あなたの目の下のたるみ・クマの種類や状態、さらに適切な治療法が分かります。
次をクリックしていただくと、セルフチェックのページに移動します。

目の下のたるみクマ自動診断

 

まずはお気軽に無料相談をご利用下さい

当HPのお問い合わせにお写真をお送りいただければ、無料でクマの種類や治療法についてお答えいたします。

 

ご自宅用の目の下のクマのセルフケア・予防法の関連記事

目の下のクマの種類別のセルフケア・予防法

目の下のクマの種類がすでにお分かりで、ご自宅での目の下のクマをケア方法・治す方法をお探しの方は、よろしければ以下をご覧下さい。

茶クマのセルフケア

青クマのセルフケア

黒クマのセルフケア

赤クマのセルフケア

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要注意!逆効果な眼輪筋トレーニングの方法とは?!
眼輪筋の鍛えすぎによるデメリットついて 
ビタミンCのクマへの効果 
蒸しタオルによるクマ対策  
目の下のクマに対するマッサージ 

 


 

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