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  • 顔のシワ・たるみ

PRP | 自己血液による皮膚再生治療【シワ・小ジワを改善】

 執筆者: 加治佐 卓也
医学博士・形成外科専門医

PRPについてご検討中ですか?

PRPは、血液を採取し、加工して注射するシワ・たるみの治療法です。

皮膚のコラーゲンを増やす効果があります。

ここでは、メリット・デメリット・副作用・リスク・危険性などについて解説いたします。

ぜひ参考にしてみて下さい。

PRPとは?

prpの遠心分離機

血液を採取して、遠心分離後に、血小板を取り出し、薬剤を入れるなどの加工後に皮膚の下に注射します。

それによりコラーゲンが増え、シワ・たるみが改善します。

その他、整形外科の領域は、ケガをした後のじん帯の修復などにも用いられます。
それは、じん帯も皮膚と同じく、コラーゲンでできているからです。

肌の若返りにへの効果は?

PRPには様々な種類のグロースファクターが含まれ、皮膚のコラーゲンの産生がうながされます。
それにより、小ジワ・シワを改善します。

ヒアルロン酸などと違い、くぼみを埋めというよりは、「皮膚のハリを出す」ことによりシワが改善します。

したがって、詰め物をするような治療(ヒアルロン酸・脂肪注入)や糸でつり上げる治療とは原理が全く異なります。

また、グロースファクターとヒアルロン酸との違いは、皮膚そのものが改善するかどうかが違います。

参考記事:【よくあるご質問】なぜグロースファクターで目の下のクマ・くぼみ、シワが治るのですか?
 

注意点

溶かせない

注入後、気にいらなかった場合でも、ヒアルロン酸のように溶かすことはできません。
その代わり長持ちします。

ただし、元に戻せないというのは事実ですが、実際は脂肪溶解注射などの修正方法はあります。

危険性・リスク・副作用

皮膚が重くなることでたるみが悪化する

特に目の下のPRPなどの再生医療の注意点として、たるみが下がってふくらみのように見えるリスクがあります。
中でも50代以上の方、紫外線を多く浴びてこられた方、甘いものが好きな方、喫煙者などはリスクが高いので要注意です。 

変化に乏しい

PRPは一回の効果が弱いため、複数回の治療が必要なことが多いです。
様子を見ながら何回か注射すること必要で、その場合、各治療ごとの注射範囲にどうしてもばらつきが出てしまいます。

また、何回か繰り返すうちに皮膚が重くなり、たるみが悪化することもあります。

内出血

PRPは注射治療なので、内出血のリスクがあります。
通常は1週間から10日程度で消えますが、血が出やすい方や止まりにくい方はさらに長引くこともあります。

腫れ

PRPには腫れを起こす成分が含まれています。
そのため、腫れが比較的出やすい傾向があります。

逆に、腫れがあるうちは、シワが伸びてふっくらして、一見良くなったように見えることがあります。

その後、腫れが引くと「元に戻った」ように感じられることがあります。

PRPを施術を受けられた方からよく耳にする言葉で、「最初の1か月くらいは良かったが、元に戻った」というのがあります。

これは、
①施術後しばらくは、腫れにより改善が得られたように感じられ、
②実質的効果は微々たるものであるため、
③やがて「元に戻った」ように見えることが原因です。

一方、グロースファクターであれば、腫れはそれほど出ず、1回の効果で比較的目に見えた効果が得られます。
そのため、以前当院でもPRPを行っていましたが、現在はグロースファクターのみに切り替えています。

しこり

成長因子を混ぜたりして、活性化させたものは、しこりが起こる確率が高いと言われています。
特に以下のものは注意が必要です。

  • RFG(Plasma Rich in Growth Factor)増殖因子含有血漿
  • W-PRP(White blood cell Platelet Rich Plasma)白血球含有多血小板血漿

ヒアルロン酸との違いは?

前述の通り、PRPとヒアルロン酸は、まず皮膚そのものが改善するかどうかが違います。
ヒアルロン酸は、ジェル状の詰め物を入れて持ち上げるイメージです。
一方、PRPは皮膚のハリを出すイメージです。

ヒアルロン酸は半年~1年程度でなくなりますが、PRPにより作られた皮膚のコラーゲンは何年も維持されます。(ただし、1回の治療だと変化に気づきにくいことがあります。また、PRP治療後の腫れが治まった時には、元に戻ったように感じられることがあります。)

また、ヒアルロン酸はジェル状、つまり半固体です。
血管内に誤って入った場合、失明皮膚壊死のリスクがあります。

一方、PRPは液体ですので、そのようなリスクはありません。
なぜなら、液体だからです。

これらは一定の確率で起こりえるものです。
また、通常の美容クリニックでは対処できません。(もし起こった場合、他の大きい病院を紹介することになります。)さらに、これらは起こるとしたら、1時間以内急激に起こり、一生重篤な後遺症を残します。(生涯目が見えなくなることもあります)
もしヒアルロン酸を1年に1回くらいのペースで継続された場合、何回目かでこういったことが起こるかもしれません。(場合によっては最初の1回で起こることもあります)

ヒアルロン酸注射の副作用・リスク・危険性について

 

脂肪注入との違いは?

脂肪注入やPRPは、シワやくぼみを改善する目的で行います。

PRPは、ご自身のコラーゲンを増やすように働きかけます。
一度作られたコラーゲンは基本的には維持されます。

一方、脂肪注入は、薄くなった皮膚の下に詰め物をするイメージです。

脂肪注入には、以下の注意点があります。

・脂肪吸引は、太ももなど、他の部位を傷つける必要がある。⇒再治療が大変(脂肪注入だと、その都度脂肪吸引が必要です。)

・脂肪注入は、脂肪自体の性質が人によって異なり、定着率にばらつきがある。

・しこりになる可能性がある(触った感じが硬くなる)

・施術直後に腫れがある。(ただし、PRPも同様に腫れが出ます。)

・比較的太い針で注射する必要がある。(脂肪注入は固体ですので、どうしてもPRPよりは太い針になります。注入部位のキズ跡が残ることもあり、痛みや内出血のリスクが比較的高いと言えます。)

・PRPは液体なので周りとなじみやすく、笑った時も自然なのに対して、脂肪注入は固体なので、笑った時に脂肪の輪郭が浮き出ることがある。

・脂肪注入は固体なので、血管内に入った場合、ヒアルロン酸と同様に失明や皮膚壊死のリスクがある

 

なお、当院では他院様にて「脱脂+脂肪注入」を受けられた方の修正治療も承っています。
ただし、一般的には、修正治療は大変なことが多いです。
また、時間や費用が余計にかかってしまいます。
最初にきちんとした治療を受けられるにこしたことはありません。

そのため、症例写真をよく比較検討されて決められたらよいと思います。
特に笑った状態まで細かくチェックしてみて下さい

そもそも、脂肪注入を行っているクリニックは、笑っているところまでは出しているところはあまりないかもしれません。
それは、前述の通り、脂肪注入の場合、笑った時にシワが寄りやすかったり、注入した脂肪の輪郭が浮き出ることもあるためです。
症例写真(脂肪注入後の修正治療)>>

 

目の下のくぼみへの脂肪注入の重大な3つの落とし穴とは?

グロースファクターと脂肪注入との違い

 

グロースファクターとの違いは?

PRPはグロースファクターよりも1回の結果が得られにくい

PRPは血液を採って、加工して注射する治療法です。
原理はグロースファクターと同じで、コラーゲンを増やすことで皮膚のハリを出します。
PRPの中には、「グロースファクター」が入っています。

ただし、PRPは、その元となる血液の活性に個人差があるので、結果が予測しづらいというデメリットがあります。
通常は、物足りない結果に終わることが多く、複数回の治療を要することが多いです。
また、複数回行うことで、しこりになるリスクも当然あります。

PRPでネット検索していただくと、あまり症例写真がまとまって出てこないのは、結果が安定して出にくいためです。

また、その他のPRPのデメリットとして、血液の中に炎症を起こす物質が入っているため腫れやすく、その割には加工などに手間がかかるため、比較的高価なことが多いです。
複数回施術を行った場合、その都度料金がかかることが多いです。

なお、グロースファクターもクリニックによって治療方法が異なりますが、こちらは薬剤や注射方法などの違いによります。

こちらにPRPとグロースファクターとの比較の詳細があります。 
半年でフェイスラインをリフトアップさせる5つのポイント>>

PRPは複数回の治療を行う必要があるため、グロースファクターよりもたるみのリスクが大きい

皮膚の低下している方で、グロースファクターを何度も受けられると、コラーゲンが増えすぎて重くなった皮膚を支えきれずに下がってふくらみになることがあります。

このような事例からも、PRPやグロースファクターなどの皮膚を再生させる治療は、できるだけ1回で仕上げた方がよいということが言えます。

たるみに対する対処法としては、脂肪溶解注射でボリュームを減らすか、余っている皮膚を切って縫うという方法(たるみ取り手術)があります。

次の方は、当院での目の下のグロースファクター後に修正を要した例(他院で脱脂+複数回のグロースファクターを受けられて当院に来られた特殊な事例)です。

グロースファクターによる目の下のクマ治療(他院修正)+メラフェードによるシミ治療 8ヵ月後の経過

弾力が低下している方で、RPPやグロースファクターなどの皮膚のコラーゲンを増やすを何度も受けられると、コラーゲンが増えすぎて重くなった皮膚を支えきれずに、下がった皮膚がふくらみのように見えることがあります。
このような事例からも、このような再生医療は、できるだけ1回で仕上げた方がよいということが言えます。

PRP後にグロースファクターを受ける場合の治療間隔について

グロースファクターと同様の再生医療(PRP、リジュラン、培養線維芽細胞注入、w-PRPなど)は、半年空けていただく必要があります。

グロースファクターと同様の治療を短期間に重ねると、コラーゲンが増えすぎて重くなり、特に皮膚が薄い目の下では、かえってたるんでふくらみのように見えてしまうというリスクもあります。そうなった場合、取り返しのつかないことになりかねません。
また、修正は困難を要します。

そのため、当院での治療を受けられる場合には、治療歴を確認させていただきます

つきましては、①治療を受けられた時期(何年何月ごろ)、②部位、③治療内容 を分かる限りで結構ですので、時系列で全て教えていただいております。(特に脱脂、ヒアルロン酸注入、PRPなどの施術回数と部位・時期についてお聞きしております。)

RPPとグロースファクターを混ぜたものは、しこりが生じるリスクが高く、危険

PRPとグロースファクターを混ぜたものは、前述の通り、しこりが発生するリスクが高くなります。

グロースファクターでしこりになったという事例は、他院様などで散見されますが、これはPRPや脂肪注入に併用することで起きることが多いとされています。
また、薬剤、濃度設定、注射方法の違いが結果の違いを左右します。
つまり、投与法の違いによっても副作用・リスクが出るかで出ないかが変わってきます。

グロースファクターのみ以外で注入する方法として、①PRPと併用する、②脂肪注入と併用するといった方法が報告されていますが、いずれもしこり・肉芽腫のリスクが高いと言われています。

また、当院では注入済みのヒアルロン酸との接触・相互作用を避けるため、ヒアルロン酸を注入されたことがある方は、一度グロースファクター施術前に全部溶かしていただくように依頼させていただいております。

当院のグロースファクターは以前から、前院長が自分に行ったり、周りの者、身内の者にやっているくらいですから、まず安心と言ってもよいかと思います。
↓こちらに詳細な説明がありますので、よろしければご覧ください。

【よくあるご質問】脱脂後のグロースファクターで失敗した場合はどうすればいいのですか?

【よくあるご質問】脱脂後のグロースファクターで失敗した場合はどうすればいいのですか?

【よくあるご質問】目の下のグロースファクター:笑ってもボコボコしませんか?

【よくあるご質問】グロースファクターで窪みが増してしまうのでは?と不安です。

【よくあるご質問】グロースファクターは、しこりや凹凸が出る恐れがあると聞きますが本当でしょうか?

グロースファクター注入療法【クマ、顔のシワ・たるみ治療専門】

グロースファクターの危険性・リスク・副作用

 

「PRPはまだやらない方がいい!」・・・その理由は?

前述の通り、PRPやグロースファクターなどの再生医療による治療を重ねると、コラーゲンが増えすぎて重くなり、特に皮膚が薄い目の下では、かえってたるんでふくらみのように見えてしまうというリスクもあります。

その回避方法として、例えば、目の下だけではなく、頬の領域まで治療を行い、下に支えを作ることで、たるみのリスクを最小限にするという方法もあります。

特に皮膚の弾力の低下がおありの方が経結膜脱脂手術を受けられた場合、余っている皮膚、だぶついている皮膚がコラーゲン増加による重みより、下に落ちてふくらみが生じる傾向があります。
皮膚の弾力の低下は、年齢(特に50代以上)、これまで浴びて来られた紫外線、甘い物の摂りすぎ、運動不足、喫煙などが関与しています。

たるみが生じた場合の対処法としては、脂肪溶解注射や目の下のたるみ取り手術があります。

実際の修正例は以下の通りです。

グロースファクターによる目の下のクマ治療(他院修正)+メラフェードによるシミ治療 8ヵ月後の経過

40代女性 目の下のたるみ・クマ治療 グロースファクターによる術後の修正例

 

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