アゴ下のたるみ・二重アゴでお悩みですか?
アゴ下のたるみには、以下の二つの原因があります。
- 脂肪の蓄積
- 皮膚のたるみ
ここでは、それぞれの原因と治療法について解説いたします。
アゴ下のたるみ・二重アゴの原因
原因①-脂肪の蓄積
アゴ下の脂肪の量は、体脂肪率が増えるにしたがって、増えていきます。
また、頬の脂肪の重みににより、頬の皮膚が下がることで、アゴ下に負荷がかかることも、アゴ下のたるみ・二重アゴに影響を与えます。
原因②-皮膚のたるみ
皮膚の主成分はコラーゲンです。
紫外線や加齢などの影響によりコラーゲンは徐々に減少していきます。
支えが失われることで、重力によりたるんだ状態になります。
原因③-骨格(アゴが小さい)
アゴが小さいと、アゴの皮膚が余ります。
それによりたるみが起こります。
アゴ下のたるみ・二重アゴの対処法
アゴ下の脂肪を減らす方法
アゴ下の脂肪を減らす方法としては、ダイエットによる方法、医療により減らす方法があります。
後者には以下の方法があります。
- 脂肪吸引・・・脂肪を金属の吸引器で破壊しながら吸い取る方法
- 脂肪溶解注射・・・脂肪細胞を壊す注射を打つ方法
BNLS(脂肪溶解注射)
アゴ下は脂肪溶解注射の中でもBNLSというものがあり、これは3日ほどで効果が出ます。
効果は永続します。
ただ、複数回行う必要があるため、1週間以上の間隔を空けて通院していただく必要があります。
回数は様子を見ながら3~5回程度かかります。
リバウンドはありません。
所要時間は注射のみでしたら10分程度で終わります。
BNLSは複数回、様子を見ながら施術していきます。
1回の効果は、どちらかと言えば少ないです。
脂肪溶解注射では、ボリュームは減らすことにより、アゴ下のたるみ・二重アゴの改善が期待できます。
ただし、ボリュームが減ることで、皮膚が余るので、特に下を向いた時はシワは悪化する可能性があることに注意が必要です。
皮膚のハリ感とのバランスを見ることが大事です。
皮膚のたるみを改善する方法
皮膚のたるみを改善する方法としては、以下の方法があります。
- グロースファクター注入・・・注射により皮膚のコラーゲンを増やし、ハリを出す方法
- 糸リフト(スレッドリフト)・・・糸を入れ、持ち上げる方法
- STリファーム(照射治療)・・・高周波+赤外線により皮膚のコラーゲンをわずかに増やすとともに熱によるリフトアップ効果もある
アゴ下のグロースファクター以外に、「頚部前面のグロースファクター」や「口角のグロースファクター」もアゴ下のたるみに有効です。
その理由としては、口角の部位と頸部前面は、アゴ下と隣接しているので、相乗効果を発揮するからです。
以下に実例があります。
グロースファクターによるフェイスラインの引き締め
それぞれの治療法の詳細は、以下をご覧下さい。
STリファーム
fリフト(糸リフト・スレッドリフト)
アゴ下のグロースファクター【たるんだ皮膚の引き締めに有効】
アゴの骨格を改善する方法
●手術による方法
こちらは、皮膚または口の中を切開して、プロテーゼを入れてボリュームを出す方法があります。
ただし、キズ跡や感染のリスクがあります。
●注射による方法
一つはヒアルロン酸によりボリュームを出す方法があります。
ただし、ヒアルロン酸は、内出血のリスクや時間とともに吸収されるというデメリットだけではなく、頻度は低いですが、皮膚壊死・舌の壊死、失明のリスクがあります。
もう一つは、グロースファクターにより皮膚のハリを出す方法があります。
部位としては、アゴまたは口角の部位が該当します。
内出血などのリスクがあります。(グロースファクターのリスクの詳細>>)
下を向いたときのアゴ下のたるみ・二重アゴ
下を向いたときのたるみは、目の下と同じく、紫外線などの影響により弾力が低下し、皮膚が伸びているために起こります。
それはグロースファクターではあまり改善できません。
自力でアゴ下のたるみ・二重アゴをケアする方法
頸部のたるみの場合、表情筋トレーニングを試してみる価値があると思います。
皮膚と広頚筋(首全体を覆う薄い筋肉)は、ある程度くっついているため、筋肉の発達に皮膚が反応しやすいからです。
アゴ下のたるみ・二重アゴ治療の注意点
脂肪が多いのか、皮膚のたるみがあるのかを見極める必要がある
脂肪が少ない方で、皮膚のたるみがメインの方は、BNLS(脂肪溶解注射)による治療はお勧めいたしません。
もし治療を行っても、変化に乏しい可能性が高いです。
それどころか、BNLSをされた場合、アゴ下の皮膚のたるみが悪化して、かえってトラブルの原因になると思います。
また脂肪は将来的に減少していきますので、今脂肪を減らした場合、将来こけた状態になり困ることが考えられます。
アゴ下の脂肪を減らせばいいというものでもない
脂肪を減らすと、皮膚が余ります。
皮膚の弾力が低下している場合、かえってたるみが増すことがあるので、注意が必要です。
皮膚のハリを出す必要があるかどうかを判断することで、たるみのリスクを回避できます。
よろしければ診断ツールをご利用ください
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