最近は男性の方でも黒クマ(影クマ)の治療を受ける方が増えています。
ここでは、男性の方の黒クマの特徴や治療法について解説いたします。
ぜひ参考にして下さい。
このページの内容
- 男性の方の黒クマは、①目の下の脂肪のふくらみと②目の下のくぼみが原因。
- 一般的に、男性は皮膚の厚みがある程度あることが多いため、脱脂+グロースファクターにより改善できることがほとんど。
- ①目の下の脂肪の量が重度または②頬にくぼみがある(または軽度のたるみがある)男性の方は、頬のグロースファクターも行った方がよい。
- 目の下の黒クマが中等度で、ふくらみ感が少ない男性の方は、手術しない方法でもきれになることが多い。
- シミ・くすみ(茶クマ)がある男性の方は、メラフェードを3か月だけ行うと仕上がりがよりきれいになる。
男性の黒クマ・・・治療するとこう変わる!
黒クマ治療例 30代男性
黒クマ治療例 40代男性
黒クマ治療例 50代男性
男性方の黒クマは、①目の下の脂肪のふくらみと②目の下のくぼみが原因
黒クマとは、何が原因でしょうか?
上記の図を見ていただくと、目の下はふくらみ(目の下の脂肪)+くぼみ(皮膚のたるみににより目の周りの筋肉が透けて見えている状態)があり、その凹凸が黒クマの原因となってます。
詳細は、下記をご覧下さい。
黒クマ(影クマ)・目の下のたるみの2つの原因
目の下のくぼみができる3つの原因
男性の黒クマは、脱脂+グロースファクターにより改善できることがほとんど
一般的に、男性の方は、皮膚の厚みがある程度あることが多いです。
そのため、目の下の脂肪のふくらみの程度が「中等度~重度」くらいの方までは、脱脂+グロースファクターで対処できることが多いです。
黒クマの治療法① 経結膜脱脂法
経結膜脱脂法は、まぶたの裏側から、脂肪を取る手術法です。
ふくらみを取った上で、目の下のくぼみを治療すると、目の下の黒クマ・影クマが改善します。
まぶたの裏側から次のように脂肪を取ります。
麻酔は、まぶたの裏側に2段階で行います。
痛みはほとんど問題ないことが多いです。
腫れや内出血の程度については、以下をご覧下さい。
経結膜脱脂法のダウンタイムを最小限にする5つの方法
経結膜脱脂法の詳細です。
経結膜脱脂法【目の下のたるみ・クマ専門クリニックが解説】
男性の方の黒クマの治療例①(目の下の脂肪:中等度)
6か月後
詳細な経過>>
施術名:経結膜脱脂+グロースファクター
男性の方の黒クマの治療例②(目の下の脂肪:中等度)
9か月後
詳細な経過>>
施術名:経結膜脱脂+グロースファクター
男性の方の黒クマの治療例③(目の下の脂肪:中等度~重度)
6か月後
詳細な経過>>
施術名:経結膜脱脂+グロースファクター
①重度の黒クマの男性の方または②頬にくぼみ・たるみがある場合は、頬のグロースファクターも行った方がきれいになる
目の下の脂肪の量が重度の場合、脱脂後にシワ・たるみが問題になることがあります。
特に、弾力が低下している男性の方だと、目の下の皮膚が脱脂後に次のようになり、余った皮膚が重力により下に落ちることもあります。
頬のグロースファクターを同時に行うことで、下に支えを作り、たるみ・シワを目立たなくさせることが可能です。
例えば、次の男性の方は、目の下の脂肪の量が重度で、頬にくぼみが見られます。
元々皮膚の弾力が低下していますが、頬のグロースファクターを行っていないこともあり、脱脂+グロースファクター後に、小ジワと皮膚のたるみが残っています。
術後6か月
詳細な経過>>
施術名:経結膜脱脂+グロースファクター
次の男性の方は、脂肪の量は重度です。
また、頬にくぼみが見られます。
脱脂+グロースファクターだけではなく、頬・法令線のグロースファクターも受けられました。
頬のグロースファクターも行うことで、下に支えができ、たるみが目立ちにくくなっています。
施術名:経結膜脱脂+グロースファクター
施術名:グロースファクター注入療法
目の下の黒クマが中等度で、ふくらみ感が少ない男性の方は、手術しない方法でもきれになることが多い
目の下の黒クマが以下の場合は、「手術しない目の下のクマ治療(本当の切らない目の下のたるみ取り)」が適応になることもあります。
- 黒クマが軽度
- 黒クマが中等度で、隆起がスロープ状でなだらかな場合
次の男性の方は、軽度の黒クマがあり、「手術しない目の下のクマ治療」を受けられました。
施術名:グロースファクター注入療法
次の男性の方の黒クマは中等度で、隆起はスロープ状でなだらかな状態です。
施術名:グロースファクター注入療法
手術しない目の下のクマ治療(本当の切らない目の下のたるみ取り)の詳細は、以下をご覧下さい。
手術しない目の下のクマ治療【本当の目の下の切らないたるみ取り】
シミ・くすみがある方は、メラフェードを3か月だけ行うと仕上がりがよりきれいになる
メラフェードは、シミ・くすみ・小ジワに効果があるご自宅用の塗り薬です。
3本セットで約3か月分です。
黒クマの下は、日光が窪みの中で反射するため、くすみがたまりやすくなっています。
特に男性の方は、日焼け止めを塗らない方も多く、黒クマ+茶クマがあると、黒クマがひどくなったように見える傾向があります。
①目の下のたるみ・クマ治療(経結膜脱脂+グロースファクター)
②顔全体のたるみ治療(額・こめかみ・眉間・頬・口角のグロースファクター注入療法)
③シミ治療(メラフェード)
を受けられた男性の方です。
7か月後・・・若返った印象です。
黒クマだけではなく、目の下の茶クマ(くすみ)も取れています。
詳細な経過>>
施術名:経結膜脱脂+グロースファクター
黒クマ治療のみを行い、目の下のシミ・くすみが未治療のまま残ると、以下の方のようになります。
6か月後・・・黒クマは改善していますが、茶クマが残っています。
詳細な経過>>
施術名:経結膜脱脂+グロースファクター
ヒアルロン酸で黒クマ治療を行うと失明のリスクがある
あまり知られていませんが、ごくまれにヒアルロン酸を目の周りなどに注射すると、失明が起こることがあります。
これは海外の文献ではかなり報告例があります。
また、一旦失明が起こると、眼科専門医により1時間以内に処置が必要なので、通常の美容クリニックでは視力を救済するのは非常に困難です。
ヒアルロン酸の注意すべき副作用|失明について
グロースファクターとヒアルロン酸との違い
脂肪注入とグロースファクターとの違いは?
結論から言いますと、グロースファクターの方が①肌質が改善する、②しこりにならない、③失明のリスクがないという点で優れていると考えます。
特に笑った時の仕上がりに差が出ます。
脂肪注入で硬くなった脂肪は、笑うと浮きあがって輪郭が分かることがあります。
また、脂肪注入では皮膚のハリが出るわけではないので、特に日焼けにより皮膚の弾力が低下してる方は、笑ジワが増えるリスクがあります。
以前も当院では脂肪注入を行っていましたが、現在は行っていません。
グロースファクターと脂肪注入との違い
目の下のたるみ・クマ手術の男性の比率について
目の下のたるみ・クマ手術の当院での統計です(2011~2013年)。
全体の男女比は男性17% 女性83%でした。
【よくあるご質問】脱脂+グロースファクターは何歳くらいで受ける方が多いのでしょうか?
よろしければ診断ツールをご利用ください
質問に答えていくタイプのツールです。
あなたの目の下のたるみ・クマの種類や状態、さらに適切な治療法が分かります。
次をクリックしていただくと、セルフチェックのページに移動します。
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