目の下の脱脂で取りすぎが心配ですか?
また、取り残しも困りますよね。
ここでは、当院で行っている脂肪をちょうどいい具合に取る方法について解説いたします。
ぜひ参考にしてみて下さい。
このページの内容
- 目の下のたるみ・クマの治療方針の判断をきちんと行う
⇒脂肪が中等度以下の方は、グロースファクターのみの治療も可能なこともある
脂肪の量が重度または皮膚の弾力低下があれば、控えめに脱脂+目の下・頬のグロースファクターを行う) - 目の下の脱脂の術中に、体を起こしながら丁寧にチェックする
- 目の下の脱脂の際に、脂肪のコンパートメントは3つという思い込みを捨てる(3つとは限らない)⇒ご自身でもチェックする必要あり
- 脂肪の取りすぎを極端に恐れると、逆に取り残しが生じることもある。
そうなると、ふくらみが残った不完全な仕上がりになってしまうので、通常の脱脂では、きちんと取る。 - 再脱脂は、癒着が問題となり、腫れや内出血、取り残しのリスクが高くなるため、1回目の脱脂できれいに仕上げるのが重要
目次
治療方針の決定を最初にしっかり行う
もしかすると、あなたは脱脂しなくてもきれいなるかもしれません。
目の下の脱脂をしなくてもきれいになる方とは?
そもそも、脱脂を行えばきれいになるとは限りません。
目の下にふくらみ・たるみがあるイコール脱脂というわけではないです。
目の下の脂肪の量が軽度または中等度の方は、グロースファクターのみの治療(手術しない目の下のクマ治療・本当の切らない目の下のたるみ取り)でもきれいになる可能性があります。
ただし、中等度の方で、目の下の赤み(赤クマ)が強い方は、脱脂を受けられた方が、より赤みが取れやすくなります。
グロースファクターのみでも皮膚が厚くなることで、多少赤みは取れますが、脱脂よりは残る傾向があります。
目の下の脱脂で、あえて取り残しをすべき方とは?
目の下の脂肪の量が重度の方は、グロースファクターのみの治療の適応はありません。
このような方は、通常の脱脂+グロースファクターを行うと、術後にシワ・小ジワ・たるみという新たな悩みが生じることがあります。
その他、皮膚の弾力が低下している方も、通常通りの脱脂を行うのは、リスクが高くなります。
そのような方は、控えめに脱脂+目の下・頬のグロースファクターを行うのがよいと考えます。
「控えめに脂肪を取ると、逆に取り残しが問題になるのでは?」と心配になる方もいるかもしれません。
そこは、手術しない目の下のクマ治療(本当に切らない目の下のたるみ取り)の技術を応用するので、問題ありません。
逆に、そのような方に対して、脱脂をしっかり行うと、術後のシワ・小ジワ・たるみを修正するのに、費用や時間が余計にかかってしまいます。
「通常」の脱脂+グロースファクターとは?
上記以外の方は、「通常」の脱脂+グロースファクターが適応になります。
では、その方法とはどのようなものでしょうか?
当院では、目の下の脱脂後に行う目の下のくぼみ治療は、グロースファクターを使うことがほとんどです。
皮膚に弾力がある方の場合、グロースファクターを行う前提で、以下の要領で目の下の脱脂を行っても問題ないことが経験上分かっています。
- 脂肪の取り残しがないように脱脂する
- 脂肪を取りすぎないように脱脂する
通常の脱脂を、段階ごとに分けると、以下のようになります。
注目していただきたいのは、グロースファクターを行う前の「脱脂のみ」を行った状態では、一見くぼんで見えるということです。
脱脂のみだと、どうしても取り残し気味になる
脱脂のみを検討中ですか?
上記の「通常の脱脂」の要領で取ると、脱脂のみを行った状態では、くぼみが強調されてしまいます。
そのため、脱脂のみを行うとしたら、どうしても控えめに取ることになります。
通常、目の下には、ふくらみだけではなく、くぼみもあることが多いので、そうすると、ふくらみ+くぼみが残った、不完全な仕上がりになりがちです。
パッと見た印象では、くぼみがないように見えても、よーく見ると、うっすらとふくらみの下の皮膚が陥凹して見えることが多いです。
目の下のたるみ・クマの治療方針の詳細は、以下をご覧下さい。
目の下のクマ・たるみを取る方法【あなたに適した方法の選び方】
術中に体を起こしながら丁寧にチェックする
目の下の脱脂を行う際に重要なのは、取りすぎや取り残しがないように脂肪を取ることです。
経結膜脱脂法は、仰向けで行います。
この状態では、目の下の脂肪は、動く脂肪なので、後ろに下がった状態にあります。
体を起こすと、手前に出てくるので、術中に体を起こした状態でチェックする必要があります。
そのため、当院では、眠る麻酔を使用しません。
【よくあるご質問】経結膜脱脂では眠る麻酔は使用しますか?
コンパートメントは3つという思い込みを捨てる(3つとは限らない)
目の下の脂肪には3つのコンパートメントがある。
教科書にはそう書いてあります。
しかし、実際の人間の体は、教科書通りに全てできているとは限りません。
各コンパートメントの枝分かれがあることもまれではありません。
「はい、きちんと3つ取りました」では、取り残しが生じることもあり得ます。
結論としては、術中に丁寧に確認しながら「きれいになる」ことをゴールにして脱脂を行えば、確実にきれいになると考えます。
その結果として、3つのコンパートメントから脂肪が取れていれば問題ないのですが、それよりも各コンパートメントにおいて、過不足なく取るように意識することが重要です。
あくまでもきれいに仕上げることがゴールであって、脂肪の塊を「3つ」取ることが目標ではないことに注意が必要です。
術直後にご自身で鏡で確認して、きちんと脂肪の取れ加減をチェックすることが重要であって、「脂肪はきちんと3つ取れましたか?」と聞くことや、取れた脂肪だけを見ても、それらが仕上がりを保証するものではないと言えます。
【よくあるご質問】目の下の脂肪は3つのパートに分かれているそうですが、3つ全てから取るのですか?
取りすぎを極端に恐れると、逆に取り残しが生じ得るので、「通常の脱脂」ではきちんと取る
当院では、他院様で脱脂のみや脱脂+脂肪注入等を受けられた方々の修正治療も多く行っております。
そういった方々のうち、ふくらみが残っているような方の例を拝見すると、取りすぎを避けるために控えめに脱脂をされている例もあります。
目の下の状態には、正解や不正解はありませんが、修正を求めている方は、少なくとももっとしっかり取ってほしかった可能性があります。
このように、取りすぎてもくぼんだ印象になりますが、取り残しも修正が必要となってしまいます。
他院様での脱脂後の取り残しに対する修正希望で当院を受診された方々の例
他院様にて脱脂のみを受けられ、取り残しに対して修正治療を希望された方の例
他院様にて脱脂のみを受けられた後、当院にて、右目の下のみ脱脂(2回)⇒左目の下の脱脂+両目の下グロースファクター
による治療を受けられたモニターの方です。
当院来院時
詳細な経過>>
他院様にて脱脂のみを受けられ、目の下のくぼみに対して修正治療を希望された方の例
①他院様にて経結膜脱脂を受けられ、残った目の下のくぼみに対するグロースファクターによる修正治療(目の下+頬のグロースファクター)
②法令線のグロースファクター
を受けられたモニターの方です。
当院ご来院時の状態
詳細な経過>>
他院様にて脱脂のみを受けられ、取り残し+目の下のくぼみに対して修正治療を希望された方の例
7年前に他院様にて脱脂のみを行い、当院でグロースファクターによる修正治療を受けられたモニターの方です。
当院ご来院時の状態
詳細な経過>>
他院様にて脱脂のみを受けられ、取り残し+目の下のくぼみ対して修正治療を希望された方の例
他院様で目の下の脱脂のみを受けられ、その後当院でグロースファクターによる修正治療を受けられたモニターの方です。
当院ご来院時の状態
詳細な経過>>
他院様にて経結膜脱脂+レディエッセ注入を受けられ、目の下のくぼみ対して修正治療を希望された方の例
①他院様にて目の下のたるみ・クマに対して経結膜脱脂+レディエッセ注入を受けられた後に、当院にて目の下のグロースファクターによる修正治療、②メラフェードによるシミ・くすみ治療を受けられたモニターの方です。
当院ご来院時の状態
詳細な経過>>
他院様にて経結膜脱脂+脂肪注入を受けられ、目の下のくぼみ対して修正治療を希望された方の例
他院様にて目の下のたるみ・クマに対して経結膜脱脂+脂肪注入を受けられた後に、当院にてグロースファクター(目の下、頬)による修正治療を受けられたモニターの方です。
当院ご来院時の状態
詳細な経過>>
他院様にてハムラ法を受けられ、目の下のふくらみ+くぼみ対して修正治療を希望された方の例
①グロースファクター注入療法(額・コメカミ・口角・法令線)、②結膜脱脂+グロースファクター(ハムラ法の他院修正)を受けられたモニターの方です。
当院ご来院時の状態
詳細な経過>>
症例写真 | 目の下のクマ他院修正治療【目の下のたるみの再治療】
目の下の脱脂後の取り残しへの対処法
一般的に、取り残しについては、再脱脂で対処することが多いと思います。
当院では、手術しない目の下のクマ治療(本当に切らない目の下のたるみ取り)の技術を応用することで、目の下の脂肪の取り残しが重度でなければ、グロースファクターのみで修正できることも多いです。
ただし、目の下の赤み(赤クマ)が強い場合は、グロースファクターのみでも修正可能ですが、再度脱脂を行った方が赤みがしっかり取れ、きれいになります。
目の下の脱脂後のくぼみへの対処法
目の下のくぼみだけなら比較的治療は容易です。
くぼみの範囲が、目の下だけなのか、頬まで及んでいるかを見極めて、各部位のグロースファクターを行うことで解決できます。
目の下の脱脂後のくぼみの3つの解決方法
最初の治療でできるだけ1回で仕上げるようにじっくりと検討する
最初の治療ほどじっくりと検討されることをお勧めいたします。
なぜなら、再脱脂は、癒着により、腫れや内出血、取り残しのリスクが高くなるからです。
当院では、お問い合わせより無料メールカウンセリングも可能です。
複数のクリニックの意見を照らし合わせて、あなたにとってベストな治療を受けられることをお勧めいたします。
補足:眼窩脂肪と皮下脂肪との見極めについて
経結膜脱脂法では、まぶたの裏側から、飛び出してる余分な脂肪(図の赤で囲まれた部分)を取ります。
上の図の矢印は、皮下脂肪です。
眼窩脂肪とは別なもので、皮膚直下の浅いところにあります。
ところが、あまり慣れていない術者などが間違って皮下脂肪を取ってしまうと、へこみが残ってしまいます。
万が一皮下脂肪を取ってしますと、このようにくぼんでしまいます。
眼窩脂肪と皮下脂肪は色が違うので、見極めて取るのが大事です。
ちなみに、こうなった場合でも、当院ではグロースファクターで治療可能です。
実際、他院様で経結膜脱脂後にくぼみが残った方で、治療を当院に依頼される方が多くいらっしゃいます。
グロースファクターはダウンタイムがほとんどなく、脂肪注入のように太ももなどから採取する必要もないため、比較的気軽に修正できます。
関連するよくあるご質問です。
【よくあるご質問】脱脂後に、目の下が黒っぽくなることはありますか?
よろしければ診断ツールをご利用ください
質問に答えていくタイプのツールです。
あなたの目の下のたるみ・クマの種類や状態、さらに適切な治療法が分かります。
次をクリックしていただくと、セルフチェックのページに移動します。
よくあるご質問
【よくあるご質問】他院で脱脂後の取り残しに対して、再脱脂まで期間はどれくらい必要ですか?
他院で脱脂のみを行い、当院でグロースファクターのみ行えるか?
【よくあるご質問】経結膜脱脂後に生じる小ジワやくぼみの対処法にはどのようなものがありますか?
他院の目の下の「脱脂のみ」で窪みが残った場合、修正できるか?
関連記事
【クマ治療専門】二子玉川美容外科クリニックの特徴・他との違い
目の下のくぼみ 【原因・治療法・自力ケア】形成外科専門医解説
経結膜脱脂法の関連記事
他院の目の下の「脱脂のみ」で窪みが残った場合、修正できるか?
経結膜脱脂法の費用【費用対効果を高める5つのシンプルな方法】
経結膜脱脂法(目の下の脱脂)の麻酔・術中・術後の痛みについて
脱脂後の目の下のクマ他院修正治療【取りすぎ・へこみ・窪み修正】