茶クマを改善されたいと思っていますか?
茶クマの改善にはハイドロキノン軟膏とレーザートーニングのどちらが有効でしょうか?
それぞれ一長一短がありますが、実はそれよりもお勧めの改善方法があります。
ここでは、茶クマの各種治療法とお勧めの改善法について解説いたします。
ぜひ参考にしてみて下さい。
このページの内容
- 茶クマ改善には、ハイドロキノン軟膏を処方されることが多いが、これ単独では改善効果が出にくい。
- 茶クマ改善には、シミ・くすみ+小ジワに改善効果があるメラフェードがお勧め。(ハイドロキノン軟膏単独よりも副作用が出にくいというメリットがある)
- レーザーによる茶クマ治療は、目の周りだけに行いにくく、また単独のレーザーでカバーできる種類のシミは限られるため、ADM以外のレーザーはあまりお勧めしない
茶クマのお勧めの改善治療法
茶クマは目の下のシミ・くすみにより茶色く見えている状態です。
基本的には、シミ・くすみの診断をして、それに合った治療法を選べば改善します。
当院では、メラフェードで治療を受けられる方が多いです。
メラフェードとは?
メラフェードは、トレチノイン・ハイドロキノンが主成分のご自宅用の3本セットの塗り薬です。
シミ・くすみ以外に小ジワや毛穴にも効果があります。
茶クマの治療例
茶クマ治療例1
元々脂肪によるふくらみ+くぼみ(皮膚のたるみ)+シミがありました。
脱脂+グロースファクターにより凹凸は改善しています。
手術後よりメラフェード を開始されています。
3か月後には茶色い色調も改善しています。
(3ヶ月後の時点でメイクを落としてグロースファクターを追加しており、その際に冷やして少し赤くなっています)
施術名:メラフェード
茶クマ治療例2
治療前/メラフェードによる治療後6か月・・・シミと小ジワが改善しています。
詳細な経過>>
施術名:メラフェード
茶クマ治療例3
治療前/メラフェードによる治療後3か月・・・目の下のくすみが改善しています。
詳細な経過>>
施術名:メラフェード
メラフェードが他の治療法よりも茶クマの治療に向いてる理由
シミにはいくつか種類がありますが、主に以下の2つがあります。
また、それぞれの治療は、レーザーですと、複数の使い分けが必要です。
①日光によるシミ⇒YAGレザー、フォトフェイシャル(SRなど)
②肝斑、炎症後色素沈着⇒レーザートーニング
メラフェード は、上記の①②ともに有効です。
また、シミ・くすみだけではなく、皮膚のハリが出て小ジワも改善します。
さらに、ご自宅で簡単に治療できます。
その他の茶クマの改善方法
皮膚科で出されるハイドロキノン単独で改善できるか?
ハイドロキノン軟膏を皮膚科で出された方がいるかもしれません。
しかし、なかなか結果が出なかったり、中には赤みが出て挫折された方も多いのではないでしょうか?
実は、ハイドロキノン単独では改善効果が出にくいです。
メラフェードは、ハイドロキノン+トレチノインが主成分ですが、トレチノインがシミ・くすみのある古い表皮を一旦外に出します。
その後に新しく白い表皮が再生します。
それによりしっかりとした効果が出ます。
ハイドロキノン単独では、古い表皮がとどまったままになるので、効果が出づらいことが多いです。
また、メラフェードは、日本人向けの副作用が出にくい製剤です。
そのため、正しい方法で使用する限り、メラフェードで挫折された方はかなり少ない印象です。
市販のハイドロキノンの効果は?
市販のハイドロキノンの効果も前述の通り、なかなか期待するのは難しいと言えます。
また、濃度が高すぎるものは、白斑(白抜け)の副作用もあるため、注意が必要です。
レーザーによる茶クマ治療の改善効果は?
茶クマの中には、ADMという根の深いシミが原因となっていることもあります。
その場合、シミ用レーザーが適応となります。
しかし、1回では改善しないこともあります。
茶クマに手術の適応はあるか?
茶クマ自体に手術の適応はありません。
しかし、茶クマ以外の黒クマ・赤クマ・青クマは手術で改善することが多いです。
例えば、脱脂+グロースファクターを黒クマ・赤クマ・青クマ・茶クマが混ざった方に行った場合、茶クマ以外の改善が期待できます。
ピーリングは茶クマ改善に有効か?
ピーリングは、表皮を溶かす薬剤を塗り、表皮の再生を促す治療です。
シミ・くすみに有効なことがありますが、効果には限度があります。
なお、メラフェードも表皮の代謝を促しますが、違いはどうでしょうか?
ピーリングは表皮を溶かして、ご自身の再生力で再生するのに対して、メラフェードは再生力も高める印象があり、メラフェードの方が改善効果は高いと考えます。
また、ピーリングのやり過ぎは乾燥や小ジワの原因となりますので、注意が必要です。
レーザートーニングは茶クマ改善に有効か?
レーザートーニングは、肝斑の治療法です。
通常、肝斑は頬にできることが多く、目の下にはまれです。
そのため、通常茶クマに対してレーザートーニングを行うことは少ないです。
茶クマ改善にかかる費用について
当院での茶クマ治療の費用
シミ・くすみの治療費用に準じた料金になります。
詳細は以下をご覧下さい。
レーザーで治療したら費用は高くつく?
レーザーは、次のような制約があります。
- 複数のシミ・くすみを網羅できる器械はない
- 複数回の治療が必要なことが多い
そのため、メラフェードよりは高くつくことが多いです。
茶クマ改善に有効な薬はある?
シミ・肝斑に有効な以下の薬を処方されることが多いです。
- ビタミンC
- ビタミンE
- トランサミン(トラネキサム酸)
なお、当院での取り扱いはありません。
皮膚科・美容皮膚科等の受診をお勧めいたします。
茶クマ治療は保険適応があるか?
茶クマは病気ではないので、保険はききません。
自費扱いになります。
よろしければ診断ツールをご利用ください
質問に答えていくタイプのツールです。
あなたの目の下のたるみ・クマの種類や状態、さらに適切な治療法が分かります。
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