お顔のシワでお悩みですか?
お顔のシワは、皮膚の主成分であるコラーゲンが紫外線や加齢の影響で減ることで起こります。
シワ治療には様々な治療法があります。
ヒアルロン酸など、様々な方法がありますよね。
一体どの方法がよいでしょうか?
実は、お顔のシワを改善するポイントは、皮膚のコラーゲンにあります。
では、コラーゲンを増やす方法はあるのでしょうか?
グロースファクターを注射する方法で皮膚のコラーゲンをしっかりと増やすことができます。
それ以外の方法では意外としっかりと増やすことはできません。
ちなみに、コラーゲンのサプリでは皮膚のコラーゲンの改善は難しいです。
本ページでは、シワの種類やシワの治療法と失敗しないための方法、さらにご自宅で行うセルフケアについて解説いたします。
ぜひ参考にしてみて下さい。
目次
顔のシワはどのようにして起きる?
シワ・たるみができる場所は、ある程度法則があります。
その場所は、おもに図の①~⑤で、その他に額、目尻、眉間などにできやすいです。
皮膚が型崩れするように支えを失い、重力により皮下脂肪とともに下がって、落ちた先にシワができます。
例えば、頬の皮膚が落ちてほうれい線のシワが現れます。
ほうれい線部分の皮膚は、上からの重みによりパキッと折れている状態になっています。
顔のシワの種類
たるみジワ
たるみによってできるシワです。
皮膚のコラーゲンが減ることで支えが失われ、さらに重力の影響で、ほうれい線やゴルゴライン、マリオネットラインなどにシワができます。
シワができるところにはじん帯による皮膚と深部との結合による壁があり、そこでたるんだ皮膚がせき止められます。
また、重みがかかる部位のコラーゲン量が少ないことでシワが発生しやすくなります。
体重増加などにより脂肪の重みが増えることで、重力の負荷が増え、シワが深くなることがあります。
逆にダイエットや脂肪溶解注射で急激に脂肪が減ると、皮膚が余ってたるみが生じることで、シワが増えたりします。
表情ジワ
例えば、眉間などの重力の影響をあまり受けない場所では、動かすことでシワができます。
動かす場所のコラーゲンが少ないと、くしゃくしゃになりやすく、動かす度に深くなっていきます。
ほうれい線であれば、笑う度に深くなっていきます。
小ジワ
乾燥により表皮が浮いてくることで発生します。
繰り返し動かすことで小ジワは固定されることがあります。
また、放置すると徐々に深いシワに移行していきます。
【よくあるご質問】グロースファクターで小ジワを改善できますか?
シワを放置しすぎると「折れ癖」になる
折れ癖ができると、治療しても消せなくなる
シワを放置しすぎると、「折れ癖」になってしまうことがあります。
そうなると、いざ治療しようとしてもなかなか消えなくなってしまいます。
そのため、早めの治療をお勧めいたします。
まだ折れ癖になっていない方の例
折れ癖になっている方の例(額)
↑全体としてはきれいになっていますが、よく見ると線が残っています。
折れ癖になっている方の例(目の下①)
施術前・・・目の下・頬・法令線・口角のグロースファクターおよびシミ治療(SR+メラフェード)を受けられています。
2年9ヵ月後・・・目の下の折れ癖が残っています。
詳細な経過を見る>>
折れ癖になっている方の例(目の下②)
40代の方です。
目の下・頬のグロースファクターを受けられています。
笑った時の目の下のシワも改善していますが、折れ癖になっている箇所は、笑いジワが残っています。
折れ癖になっている方の例(法令線)
まず、折れ癖がない方の例です。
以下のように、きれいに仕上がります。
次に、折れ癖が少しある方の例です。
よく見ると、うっすらと線が残っています。
癖が強くなると、少しシワが残った印象になります。
あまり放置しすぎた場合、いざ治療しても、折れ癖がはっきりと残るため、改善が乏しいように見えることもあります。
以下、関連記事です。
【よくあるご質問】法令線は放置するとどのように変化していくのでしょうか?
折れ癖ができるメカニズム
折れ癖になっているところは、コラーゲン線維がなくなってしまっています。
例えば、コピー用紙を軽く折り曲げた場合、シワができますが、アイロンを当てるとそのシワは消せます。
しかし、爪を立てて折り目を付けると、そのシワは消えなくなってしまいます。
それと同じように、シワを放置しすぎると、いくらグロースファクターを追加しても跡が残ることがあります。
各種シワ治療法の比較
●ポイント:グロースファクターは他の治療と比較して以下の特長があります。
- 何年も維持されるため、長期的コストパフォーマンスが良い
- 仕上がりが自然(ヒアルロン酸のような凹凸が生じにくく、またボトックスのようなぎこちない表情になりません)
治療法 | 評価(5段階) | 詳細 |
---|---|---|
グロースファクター注入 | ★★★★★ |
|
ヒアルロン酸注入 | ★ |
|
脂肪注入 | ★★ |
|
ボトックス | ★★ |
|
PRP | ★ |
|
マッサージ | – |
|
顔のシワ治療で実際に報告されている失敗例
これらは、実際に当院に来られた方が他院で体験された例や、医学雑誌の症例報告で見られる例です。
- 「ほうれい線のヒアルロン酸によるシワ治療で鼻の皮膚が壊死した。」⇒ほうれい線の下にある血管をジェル状のヒアルロン酸が詰まらせることで起こります。
- 「ボトックスを額のシワに打ったところ、目が開けづらくなり、切れるまでの約半年間が大変だった。」⇒眼瞼下垂の方は、額の筋肉を使って目を開ける習慣があるためです。
- 「額のシワにヒアルロン酸を打ったところ、額の皮膚が壊死した。」⇒額の皮膚に通じる血管内にヒアルロン酸が詰まることで起こります。
- 「ほうれい線のシワに脂肪注入を行ったところ、しこり・凹凸が残った。」⇒脂肪注入はしこりになるリスクがあります。
- 「サーマクールやウルセラを行ったが、最初は良かったものの時間とともに元に戻った。」⇒照射治療は、皮膚のコラーゲンをそれほど増やす効果はありません。ごくわずかです。また熱により一時的に腫れが出ることで、たるみが良くなったように見えますが、熱はやがて冷めていきます。
- 「糸によるリフト治療を行ったが、ほうれい線にシワが残っている。」⇒糸で持ち上げても皮膚そのものは変わりません。頬にのしかかる重力をゼロにすることはできないので、ほうれい線を完全に治すのには限界があります。
- 「PRPを行ったが、シワの改善があまり見られない。」⇒PRPは血液を加工して注射する治療ですが、血液の状態により効果にばらつきがあります。
顔のシワ治療の失敗についての詳細は以下をご覧下さい。
自宅で行うセルフケアでシワ改善はどこまで可能?
顔のシワ・たるみのセルフケア・予防法の中にはある程度美肌に効果があるものもありますが、例えば一度できてしまったほうれい線を消したりすることは難しいとお考え下さい。
その理由としては、ほうれい線部分のコラーゲンの減少を恒常的に回復させるような方法は、セルフケアでは不可能だからです。
ご自宅で行うケアの詳細については以下をご覧下さい。
顔のたるみケアについて【有効な方法と逆効果になる方法の違い】
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