鼻横のシワが気になりますか?
気になりだすと、ついつい鏡で見てしまいますよね。
「マッサージを自分でやってみたけど、治らなかった」
という方も多いのではないでしょうか?
たしかに、マッサージをやると、「アイロンがけ」の要領でシワが取れそうな気がしますよね。
実は、マッサージの際に皮膚をこすることで、皮膚に炎症がわずかにおこります。
それで、色素沈着がおこり、黒ずむことで、かえって鼻横のシワが深く見えたりする原因になりますので、気を付けて下さい。
鼻横のシワは、ほうれい線を治療することで改善することがほとんどです。
ただし、ヒアルロン酸は後で述べる理由から、あまりお勧めはしていません。
今は、もっといい治療法があります。
1回で長期改善できる方法です。
腫れもほとんどなく、仕上がりも自然です。
なお、鼻横のシワは、頬の厚みに関係しています。
その辺に関係する注意点も解説いたします。
実は、鼻横のシワに効く自力による対処法で、意外と簡単にできる、「○○を控える」というのがあります。
何だと思いますか?
よろしければ、以下をご覧になり、ぜひ参考にしてみて下さい。
鼻横のシワ・たるみについて
場所について
鼻横のシワは、ほうれい線の一部として治療します。
ただし、こちらは頬の厚みの影を見ていることが多いです。
逆に言うと、頬の厚みがある場合は、鼻横のシワ・溝も深く見えると言えます。
また、頬の脂肪が多いと、重みも増すので、余計にほうれい線が深くなります。
鼻横のシワに影響を与える要因
鼻横のシワに影響を与える要因①-シミ・くすみ
シミ・くすみがあると、頬の厚みの影がより深く見えてしまう原因となります。
その場合、シミ・くすみ治療を行うことで改善ができます。
次の方は、メラフェード(ご自宅で行うシミ・くすみ・小ジワの塗り薬)によるくすみ治療を行われた方です。
くすみが改善することで、「鼻横のシワ」が浅くなったように見えます。
施術名:メラフェード
鼻横のシワに影響を与える要因②-小ジワ
小ジワがほうれい線上部にあると、前述のくすみが余計に濃く見えることがあります。
色素の密度が高くなるためです。
実は、小ジワも先ほどのメラフェードが有効です。
鼻横のシワ・たるみの治療法について
鼻横のくぼみ・溝・シワは、ヒアルロン酸が一般的です。
その他、グロースファクターによる治療法もあります。
ここでは、両者の治療法について説明いたします。
ヒアルロン酸による治療法
ヒアルロン酸は、ジェル状の物質を注入して、持ち上げる治療法です。
即効性がありますが、皮膚壊死・失明といったまれなリスクもあるので、注意が必要です。
特に、鼻横のシワ・たるみは、前述の通り頬の脂肪の厚みの影響を受けます。
鼻横のシワ・たるみを改善させようとするあまり、ヒアルロン酸を多く入れたり、頻回に入れたりすると、皮膚壊死・失明のリスクが高まりますので、注意が必要です。
特に注入直後の皮膚の色などの症状に注意する必要があります。
また、失明は、注入から比較的すぐ起こるので、何かあれば、医師への連絡を躊躇しないようにしてください。
グロースファクターによる治療の原理
グロースファクターを注入すると、コラーゲンが増え、ほうれい線部分のハリが出ることで、頬の重みに耐えられるようになります。
それにより良くなることが多いのですが、脂肪の厚みの多い方は、脂肪自体が増えたり減ったりすることはないので、厚みの影が治療後も残り、ほうれい線上部のシワが残ったように見えることがあります。(頬の脂肪の厚みによる仕上がりの違いの詳細>>)
そのため、頬の脂肪が多い方は、グロースファクターによる治療には限界があります。
もしよろしければ、当HPの「お問い合わせ」よりお写真を3方向送っていただければ、治療の適否などについて無料でお答えいたします。
鼻横のシワ・たるみの改善方法
グロースファクターによる方法
鼻横のくぼみ・シワは、グロースファクターで改善可能なことが多いです。
ただし、頬の脂肪自体は増えたり減ったりすることはないので、脂肪が厚い方は、その影が残ることで変化に乏しいことも多いです。
施術名:グロースファクター注入療法
よく見ると鼻横のくぼみが改善していると思います。
施術名:グロースファクター注入療法
こちらの方は、50代の方です。
ほうれい線のグロースファクター以外にメラフェードによるシミ・くすみ治療も受けられています。
施術名:メラフェード
頬の脂肪溶解注射はお勧めしない
頬の脂肪溶解注射により頬のふくらみを取る方法もないわけではありません。
例えば、BNLSという脂肪溶解注射では1週間程度で結果が出ます。
ただし、劇的に減るわけではないので、2~5回の治療が必要になることがあります。
注意すべき点として、頬の脂肪を減らしすぎると、皮膚が余り、かえってたるみが悪化することがあります。
将来的に必ず脂肪は減ってくるので、今脂肪を減らすと、将来こけてきてしまい、かえって老けた印象になってしまうリスクがあります。
当院では皮膚のたるみをグロースファクターによりリフトアップさせることで解消することが第一選択だと考えております。
実際には、脂肪溶解注射はほとんど必要ないと考えております。
「頬の脂肪を減らしたい」というご依頼はよくいただきますが、上記の理由からあまりおすすめしません。
将来的に脂肪が減ってきた時や皮膚の弾力が低下した時に、かえってシワが増えるリスクがあるためです。
鼻横のシワに効く自力による対処法
もしご自身で何か対処をされるとしたら、以下を試してみるのが、最もデメリットがなく、改善が期待できることがあります。
塩分を控える
鼻横のシワは、頬の脂肪の厚みの影による影響を受けると言いました。
頬の脂肪は、むくみがあるとボリュームが増します。
体の水分は、食事の塩分の影響を受けます。
そのため、薄味の食事を心がけることで、頬のボリュームが減り、鼻横のシワが改善することが期待できます。
食事のカロリーを減らす・運動をする
こちらも上記と同様の理由で、頬の脂肪を減らすことによる効果によるものです。
ただし、激やせするのはお勧めしません。
かえって皮膚が余るためです。
また、運動をすることで、皮膚の代謝を改善し、頬のたるみを予防できます。
ただし、今よりも改善するほどの効果はないです。
鼻横のシワ・たるみに対してやってはいけない対処法
マッサージは黒ずみの原因になるので、かえって鼻横のシワが悪化したように見える
ネット検索で「鼻横のシワ」を調べてみると、「マッサージをしたらよい」「ほぐしたらよい」といったことが出てきます。
本当でしょうか?
マッサージや揉みほぐし自体で、皮膚のコラーゲンが回復することはありません。
あまり強く揉みすぎれば、多少くぼみのところに腫れが出て、改善したように見えるかもしれません。
ただし、それは数日以内には確実に元に戻ります。
最も憂慮すべきことは、こすることで皮膚の黒ずみが起こることです。
美顔器もお勧めしない
スチーム、超音波、RF(高周波)など、様々な美顔器が市販されていますが、どれもほうれい線を改善させるほどの効果はないとお考え下さい。
まれに「医学論文で検証済み」といったものもありますが、実際のデータを見てみると、肉眼レベルの改善ではなかったりします。
美容クリームでも改善は難しい
こちらも市販のものでは改善はまず不可能とお考え下さい。
例えば、抗シワ効果がある作用あるとされるレチノールというものがありますが、こちらは医薬品であるトレチノインの1/100程度の効果しかありません。
ちなみに、トレチノインでほうれい線は治ることはありません。
レチノールのデータを見ると、「コラーゲンが増えた」という結果が出ていたりしますが、ごく微量なので、実際は小ジワのわずかな改善程度です。
そのため、市販の美容クリームは、実質的には、保湿程度の効果くらいしか期待できないです。
よろしければ診断ツールをご利用ください
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